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2010年8月10日 (火)

独り暮らしの老人問題ー空巣老人

 Kongsulaoren1

 多分、そんな人は多くないと思うが、私の場合はいつも、ニュースを見ていて、

 「若しこれが中国だったらどうだろうか?」「若しこれを中国ならどうするか?」

 なんてなことを考えて愉しんで見ています。

  

   全く同じ問題であっても、国が違えば当然その処理の仕方が違い、

  その事件に対する印象が違って当たり前なのですが、ところがヒトは、

  というか日本人は、案外そのことに気付いていない、ということと、

  存外、他者に対する寛容さが少なく、自分勝手なものだ、ということです。

  例えば、

   先日スイスの鉄道事故は、痛ましい事故でしたが、その鉄道会社が

  確か事故後2日目にはもう、まだ事故原因が解明されないのに運行を

  再開して、驚かされました。ところが、日本のマスコミも多少問題としていた

  ところもありますが、概ねその事が大問題ともならず、一般の方の捉え方

  も案外それほど問題ともしていなかったようです。

   ところが、若しですよ。若し。この同じような事故が中国で起こったとします。

  そして、同じように中国当局が、その2日後には運転を再開したとします。

  そうなれば、恐らく日本のマスコミはそれを非難し、如何にその事が乱暴か

  事故真相究明をそっちのけにしての、営業再開は余りに採算重視とか、

  数日はこの話題だけで、おそらく喧々諤々。一般の方も、中国許すまじ、と

  なり、相当の問題となること請け合いです。

    それは、人間同士もそうですが、国にあっても信頼度といいますか、

  好感度といいますか、そうしたものがあるから、どの国にも一様の評価とは

  ならない、のはある程度理解できるものの、これはちょっと余りに差が大き

  すぎないかと、思って、あのニュースを見ていました。

    中国でなくてよかった、というか、中国だったら大変だった、と。

   一昨日来の、100歳以上のご高齢の方の行方が全国的に調べてみたら

  相当数が分からない現状にあるというニュースに今度は驚かされました。

   このニュース、中国でも報道されております。量的はそう多くはありません、

  ですが、その内容は、日本の都市部での生活する独居老人の問題、身内の

  ものを含めての人間関係が希薄になっている、といったような割と抑制の

  きいた問題提起と、ではわが国の独居老人(空巣老人)は今・・・といった

  この教訓をいかそうとの、大人しい内容です。

   これで、思い出すのは、何年か前、中国南部の田舎で、高齢者村というか

  高齢の方が多く暮らす地域があって、その中でも、お一人は100歳を超え、

  お元気との、報道があって、それから暫くしてですね、このご老人は実は

  調べてみたら、100歳は超えていなかった。

    ここからが、日本マスコミは、批難に入ります。ニセモノ天国中国では

  自分の歳までごまかしてる。長寿村どころか、ごく普通の村だった、等等。

    実はこのお年よりもご自分のお年を多分きちんと分かっていなかったん

  だと、私は思うんですね。日本では考え難いですが、戸籍などははっきりして

  いない、外国ではそう珍しくもありませんし、更に私の推測ですが、この

  ご老人、別に自分の歳を自慢する気など毛頭なくて、恐らく外部の者が、

  その村に入って、通訳の関係か、地元地方お役人の話か、その辺から

  その村に老人老人してる人が多くて、そんな話になりアレヨアレヨという間に

  長寿の村に祭り上げられ、気が付いたら外国メディアまでが押し寄せ、

  自分でも分かってないうちにインタビューに答えたりしていたら、最高齢者

  になっていた、というのが実状だと思うのであります。

    はなから、ごまかす気なんかなかったと思います。

    一方、日本のマスコミは恐らくは、その高齢の話題で現地入りしていた

  のではなく、他の取材で近くに入ったら偶々そうした話題が耳に入り、そっち

  の方が面白くなって、取材し、最初の段階では、思わぬ収穫を得たように

  喜んでいたのでしょう。その喜びが大きかった分、あとで、真相が分かって

  みたら、裏切られた感がより強く感じられたのか、その批難の仕方が、

  全く関係ない、中国ニセモノ品の話題と組み合わせて、コレでもか!報道

  をしていました。

     その点いえば、今回の日本の問題などは、こんなに社会制度が整備

  され、高度に文明が発展している日本にあっても、蓋を開けてみたら、

  100歳以上の高齢者は実際はそんなに居ないというのですから、

   上の中国の高齢者話題よりはずっと、衝撃的です。

   というように、二つだけ例に挙げましたが、こうした問題は意外に沢山あって、

  もし、皆さんも今後興味があったら、私の場合は他の国は余り知らないので、

  必ずこれが、若し中国で起こったら、或いはこれを中国が知ったら、これが

  中国の人だったら・・・という遊びをしています、どうぞ、皆さんもたまには、

  別に中国で無くとも構いませんが、立場を変えて、或いは、見方を変えて、

  同じニュースをご覧になることをお勧めします。

  

    実はここまでは、まだ前ふりの段階でして、

  この日本の高齢者話題が大きな問題として取り上げられてから、

  中国でも中国国内のこの問題に関する報道が幾つかありました。

   実は、中国も大変な高齢化社会にこれから入るものですから、

  この問題は忽せない、大問題であります。

    以前にこのブログ欄に、

   「空巣老人 コン・スゥ・ラォ・レン 独り住まいの老人」

   (この言葉恐らくまだ辞書には載ってないと思います、最近つくられた

    新語です、空巣は、鳥の巣を喩え、ヒナがそれぞれもう育って、

    一人前になり飛び立って行ってしまい、巣が空っぽになって、

    そこに独りのこされた状態を、独り住まいの老人世帯に

    喩えています。)

   が増える傾向にあります。

    社会問題化しています。では、その具体的な問題などは・・・、

   前置きが長くてすみません、

     明日この続きを・・・。

     不好意思!!

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