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2010年8月31日 (火)

個人旅行に優しい町

 旅を続けていて時折思うが、

  個人旅行に優しい町と、そうでない町があります。

  それが何に起因しているのかを考えていますが、

  こうした感覚は個人のものであって、必ずしも全体の

  ものと言えるかという問題はあるのですが、

  何せ、個人旅行そのものの性質がもう個的なものです

  ので、“個”をもって、お話しするより、先へ進めません。

   個的なものではありますが、それでも時折、そうした

  個人旅行者が先に下記残したものや、何かの折にそうした

  話題で同じように、その町を訪れた感想を知りえたとき、

  存外その感想が同じようなことが多いので、あながち、この

  “個”の感覚でも共通の何かがあるのかも知れません。

    観光名所と言われる町でも、あまり観光を謳っていない町

  にも、それでも観光客はやってきますし、人の移動はあります。

    名高い観光地はそれだけで、その受け入れの件数が圧倒的

  に多いですから、その分整備されているものは誰もが感じるところ

  です。すでにあるレールが敷かれておりますので、ほぼそのレール

  に乗かって、見るべきところを見、食べるべきものを食べ、買うに

  値するものを買い、どれだけの効率でそこを回ったかを競うそんな

  感じにさせられます。

    これらのレールは大体が団体旅行の人たちが轢いてくれたレール

   なものですから、実は個人旅行者にとっては、ほんの少し合って

   おりません。

     軌道の幅が少し違うというか、そんな感じをいつも持っております。

   軌道の幅は違いますが、どうにかその幅に合わせて、乗かって、動く

   ことは可能なので、多少無理して、それに合わせてはおりますが、

   いつもどこか合っていない感じは持っています。

     その合わない感じをそのまま、この町はどうも合わない、自分たち

  (個人旅行者)に優しくないと感じさせるか、

     その感じを、抱かせずに町を歩かせてくれるかは、

   どうやら、私の経験では、

    その町に住む普通の人たちなのではないかと思っております。

    普通の人というのは、観光に携わる人たちが、観光地であればあるほど

   当たり前ですが多くなります。

    ですが、個人で歩いておりますと、勢い、その町の普通の生活の

   部分に触れることが多くなります。

    食事にしても、観光地の大勢でいかれる大きな有名なお店も行きますが、

   街角の普通の、その町の人が利用するそんな観光とは関係ないような

   そんなところへお邪魔したり、歩いていると、ポツポツとした歩きなもの

   ですから、町の普通の交通機関を(バスやその町の公共交通)その町

   の住民と一緒に利用することが多いので、

     早い話が、旅行者とは思われず、その町の住民として見られ、

   自分たちもほんの一時ではありますが、その町の住民と同じに歩き、

   その歩く先がたまたま観光名所であるという、形態が多くなります。

     ですから、観光客であって、観光客に見えない個人旅行者が

   接する部分は、観光産業に従事される方の周辺よりは案外その町の

   普通の方と接し、普通のところを見て歩くことが多いので、

   多分、個人旅行観光者に優しい町は、

    その町の人たちそのものが、優しい、そんな町なんだろうと思います。

    となれば、世界中共通でしょうが、

   大都会の人は忙しいです、他人を構っている余裕などありませんし、

   余り他者と深く関わらないことで、大都会は成り立っております。

    ですので、結局私が目指す観光地は、地方の少し小さな観光地が

   多くなります。

     ここでの問題は結局そこへ行くまでの利便性の問題に尽きます。

   ですが、面白いもので個人旅行者は、この利便性を無視しても

   効率の悪い旅であったとしても、こうした町を目指します。

     それもまた、その町の優しさが支えてくれます。

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2010年8月30日 (月)

来週月曜日、中国からのお客様

 来週月曜日、中国からのお客様をお迎えします。

 札幌の内藤敬先生が、訪日中の中国の学生を連れて、

 函館にも立ち寄ってくれることになりました。

   内藤先生は、この間ずっと長いこと中国で日本の

 弓道の指導に当たってこれました。

   その生徒さんたちの訪日となります。

   7日に函館に入り、8日には函館を離れます。

  ですので、交流はこの2日間だけですが、7日夜に

  函館日中では、中国語教室の皆さんとの交流会を

  予定しております。

    すでにご案内を申し上げ、参加いただける方の

  お申し込みもいただいております。

    一般の方のご参加は基本的の受け付けて

  おりませんが、もし、この際是非中国の方と中国語で

  交流してみたい、

    あるいは、函館の地で弓道をされている方で

  中国の方と交流をご希望の方がございましたら、

    どうぞ、ご連絡ください。

    と、いっても私も現在旅行の途中で、

  こうした、こんな夜中の時間にブログ更新することになって

  おります。

    それでも、便利な世の中で、時に旅先からでも見れますし

  更新もできます。

     中々、条件が揃わないといけないので大変なのですが。

   条件のうちには、今日のように遊びすぎて、帰りが遅くなり

  こちらが時間が取れなかったりもします。

    ということで、一応、準備もありますので、あと少しで帰る

  予定ではおりますが、毎日チェックはしておりますので、

  どうぞ、急ぎご連絡ください。

          函館日中友好協会

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2010年8月28日 (土)

向各位到以盛暑的問候、后天的課停課一天、請注意!

函館日中友好協会学習中文的同学イ門:  大家好!

 今年的夏天格外熱、而很熱。這種暑気還将持続一段時日。
  請多多加保重。

  4月開始、我イ門学習班已進入6個月了、覚得時間過得飛快。

  也可能大家已知道
  下星期一、三十号的課停課一天、請大家留心!

  我イ門九月六号見!
 祝大家学習進歩!!
   

         函館日中友好協会
   

   上の文のメールを旅先から皆さんにお送りしておりますが、

  何せ旅先なもので、アドレスが一部分からない方もいたり、正確で

  なかったりで、戻ってきているようです。

    そこで、申し訳ございません、

    こちらで、ご挨拶を。

   一緒に学んでおられる方でこのブログをご覧になって

   おられない方がおられましたら、お知らせ下さい。

    上のように珍しく月曜の教室が休めて、

    大学もまだ夏休みなのもですから、この時とばかり

    遊びに出ています。

    緊急の連絡は、携帯にお願いいたします。

    メールアドレスをご存知の方は、どうぞメールを

    一応今のところ旅先でも電脳が使える環境にあります。

    ただ、このあとは分かりませんが・・・

     ここもできれば毎日更新したいのですが、遊ぶのも

   忙しいです。

     では、

    再会!!
 

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映画に見る北海道、中国でなにが人気か

  中国映画「非誠勿擾」フェイ・チェン・ウ・ラォ

 邦題「狙った恋の落とし方」が人気で、ロケ地を訪れる中国人観光客が

 まだ続いているようだ。

   この映画08年の中国お正月映画として上映されてのヒットですので、

 すでに2年、その人気が続いています。

    中国映画のロケ地として、北海道が選らばれることは少なく、それも

  近年のことですので、北海道というより日本として見てもすくない。

    では、日本映画が中国で上映されて、それが人気になったことは

  あるかというと、こちらは相当あります。

    北海道のみに限ってこのあと話を進めます。

   この映画は、最近ですので、その話題が大きく取り上げられていますが、

  実はこの映画よりもっと、中国で流行った日本映画があります。

   それは、中国での題名が「追捕」ズィ・ブ

  邦題は「君よ憤怒の河を渡れ」という、西村寿行の小説を映画化したものです。

    こちらは、古いです。中国が外国映画を入れてそうした文化も開放し、

  日本映画として、多分のこの前にも映画事態は入ってたと思いますが、

  一番の衝撃をもって迎えられ大ヒットした映画がこの映画です。

    ですので、この年代の人は、相当の割合でこの映画をご覧になって

   います。年代的に見ているな、と思って大沼公園を案内した時など、  

   ちょっとその話題を振りますと、大変盛り上がります。

     高倉健主演、中野良子が競演してました。

     この時代は娯楽も映画全盛時ですし、外国の風景、外国の役者を

   見る最初の頃ですので多くの方の印象に深くのこっているようです。

     このあと、大ヒットがなくて、それなりに

    邦題が「ラブレター」でしたか、小樽を舞台にした映画

    「幸せの黄色いハンカチ」なども、見ている人はおおいでしょうが、

    風景との関係で言うとそう印象が強く残る画像がなかったせいでしょうか

    北海道という感じでは見てもらえてないようです。

     現代では、古い映画も含めて、殆どの映画がDVDで発売されていて

   見ることはできます。

     ですので、私も行くたびに買ってきて、手元にあります。

    多くは、音声はそのままに、字幕スーパーを入れるかたちが多いですが、

    中には吹き替え版もあります。

     函館へ来たお客様に、「青函海峡」青函トンネルの映画を中国語版

    ですが、差し上げたらとても喜ばれたりしています。

     函館ですと「居酒屋兆次」等があります。

     函館が多く出る小林明主演のあの映画シリーズはDVDで見れないのは

    版権かなにかの問題があるのでしょう。

      それで、結論ですが、

    日本映画で北海道を撮った映画はこのように中国に入ってますが

    中国側が撮る、北海道ロケの映画に今後も期待します。

    映画産業事態は中国でも下降の傾向にありますが、それでも

    まだまだあの人口ですから、ひとたびヒットすればその数は凄いですし

    現代ではDVDなどで映像を楽しむ人も増えてますし、映像訴える

    観光案内の意味ではとても大きな力を今も持っています。

     最初に書いた「非誠勿擾」の続編がある、というのが早くから言われて

   いて、それこそ、世界中からこの監督に誘致合戦が繰り広げられていて、

   北海道も頑張って、もう一回北海道で是非今度は季節を変え、私などは

   道南で撮って貰えないものかと願っていたのですが、

     こちらは残念ながら、逃しました。

     中国国内・海南島がその部隊となるようです。

   

    今後もこうしたチャンスを狙って是非機会あるごとに北海道を

   売り込んでください。

     

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2010年8月27日 (金)

中国で出版されている、北海道を紹介した本

  ずっと、中国の人の観光先としての、日本、北海道、を対象にどんな紹介の

 され方、扱われ方をしているかを見ています。

  昨日、中国のガイドブックに見る、日本観光ガイド本の話をしました。

  今日は、中国で出版されている、観光ガイド本以外本で、北海道を扱って

  いるものに付いて書きます。

    日本全体ですとそれなりに量はあると思います。

  ですが、こと、北海道となると、あくまで感じですが少ないように思います。

  日本は出版点数が多いので、それなりに中国のかなり細かい地域を扱った

  本が出版されております。

    中国全体の出版物に対する割合からいっても、きっと北海道に関する

   書籍は少ないと思います。

    学術書では、数点あるのを何かで見たことがあります。

    例えば、阿伊努人(アイヌ族)に関するものなどですが、

   現在、私の手元にある中国で出版されたこの関係の本は、

    作家、莫言(モー・ユァン)が北海道を訪れ、道東・道央・道南を旅した

   「北海道・走筆」(だったかな、署名が間違っていたらすみません、いま出先

   で確認の使用がありませんし、画像も乗せることができません)が

    あるのみでして、

    他にこんなのもあるのに、とご存知の方またはお持ちの方はどうぞ

   お知らせ下さい。

    周麗淇(ゾゥ・リ・チ)といっても日本の人は知らないか、Nikiが北海道で

   写真を撮って、その写真集みたいなものなのか、出てるそうです、

   こちらは、まだ実物を見てません、

    梅婷(メィ・ティン)が北海道・道東を訪れて、帰ってから写真集を出版

   予定というのは新聞記事で見ましたが、その後その写真集が実際に出版

   されたのかどうかが分かりません。中国人の友人に探してくれるように

   頼んだのですが、彼の返事はそういうものは出ていない、というものでした。

    この二つ、知ってるよ、と言う方がいらしたら是非、お知らせ下さい。

     ということで、数を終えるくらいしかないようです。l

    もっと、北海道の風景と合う、出版に限らず

     例えば、中国テレビCMに北海道の風景が写るとか、

     中国の有名女優さん男優さんが北海道へ来て何か撮るとか、

     北海道をそうした点で売り込んでくれる人が現れませんかね、

     突然、中国のメディアが北海道に注目してくれるのを期待していては

     何時になるか分かりませんので、こちらから行動を起こして是非、

     こうした待つばかりの観光宣伝ではなく、

     攻めの観光戦略をもって、行動を起こしてもらいたいものです。

     このことは、何も北海道に限ったことではありませんので、

    みなさんがお住みの地域がそれぞれにそうした活動をされれば、

    日本へやってくる中国観光の客の数は必ずは爆発的に増えます。

    

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2010年8月26日 (木)

中国のガイドブックに見る「日本観光」

Daoyoushu1summ1  いくらネット時代とは言え、旅に出るとなれば頼るはガイドブック。

 若者はこの辺も変わりつつあって、ネット情報だけで大丈夫といいます。

 だからこそ、日本の宿泊施設でのネット環境が問題になるのですが、

   この点でも、私の住む函館の宿泊施設での観光整備はまだまだ。

   今後は中国の人が持ち込んだコンピューターを自由に使える、ホテル等での

   建物全体で使える無線ランの整備が必要です。

    また、情報を得ようとしたときの日本のホームページの中文版も必要です。

   こちらは、徐々に増えつつあります。今後もっと増えるでしょう。

     というわけで、ここ数日、中国での「日本観光」が、どう紹介されているかを

   見てきています。

    今日は、中国で出版されている、「日本観光」のガイドブックについて。

   中国語では 「導游書 ダォ・ヨゥ・スゥ」 といいます。

   まず、台湾と大陸ではこの点で相当差がありますので、その点を抑えて

   おいてください。昨日も書きました、台湾には 哈日族ハー・リ・ズゥ という

   熱狂的日本大好きの人たちもいて、また、早くから日本文化への関心が

   早く、日本の情報は溢れています。全く困りません。逆に日本人が知らない

   情報を知ろうと思えば、何でも手に入ります。

     出版点数も多く、中身も自分達で選びぬいたものから、日本の旅雑誌、

   をそっくりそのまま写真もそのままに、文章だけ中国語文に変えて発行され

   てます。また、雑誌も日本で出版されるとほどなく台湾でも中文で入手でき

   ます。ですので、かなりマニアックな情報も手に入るという点、

     また、台湾人が直接日本へ来て、自分達の感ずる自分達の視点で

   かかれた、ガイドブックや旅ものエッセイもあり、充実しています。

     一方、大陸での出版事情は、始まったばかりという事情もありしょうが

   情報が少ない。選択の余地がまだそれほどありませんし、一番の問題は、今

   日本で出版されているガイドブックの中文訳版がやっとすこし出始めたという

   ところでして、これからです。

Toukyou_ou こちらは、香港で購入した東京ガイドブック。写真が多用

されていて、以前より紙質もよくなりましたし、自分で歩ける

ように地図などもふんだんに入ってます。

 ただ、お店と場所の紹介に追われ、自分達の視点が入る

までは、まだ行ってません。この点がまだです。

 これからです。「地球の歩き方」中国語版も出版されて

   ますので、「地球の歩き方・日本」が今後個人旅行者の増加と共に、充実

   してゆくでしょう。

    更に余り注目されてませんが、今後は映像でのガイド、DVD等を使った

   ものをもっと注視されるべきと思います。

    どうでしょう、提案ですが、

     それぞれの地域のガイドDVDがあると思いますが、

     まず、それに中文・ハングルなどを取り入れて、お作りになって、

     数ヶ国語に対応する、お住まいの地域のガイドDVDを、

     中国メディアに売り込んだ方がいいです。

     もし、今もうすでにそうしたDVDをお持ちなら、

     多分来て頂いたお客様ようにご用意されているのだと思いますが、

     それをただ持っていても惜しいので、

     どんどん、それを中国各放送局へ売りこんでは、

     テレビで取り上げてもらえると一番手っ取り早いのですが、

     映像を見てもらう、機会をどうやって持つかが一つの鍵になると

     思います。

      ということで、実は私もこのあと、旅にでます。

     旅先でのネット環境がどうなっているか分かりません。

     できるだけ、旅先でも更新しようとは思っていますが、

     さて、どうなりますか。

        

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2010年8月25日 (水)

中国のブログで見る「日本観光」

  新聞・ネットと、中国で紹介されている「日本観光」を見てきました。

  今日は、中国の人のブログでは、「日本観光」がどういった扱いになって

  いるか?という点についてお話します。

   ブログは、中国では「博客 ボー・クゥ」と言います。

    ブログはその性質上、玉石混淆です。これはしょうがない。

  ですので、どんな情報もありますが、ありすぎて探すのが大変。

  “個”の情報ですので、かなり片寄っています。でもそれが魅力でもあります。

   という点などは、中国に限らず、日本のブログも同じなのはご存知の通り。

    これが数はホントに多いのです。そして、多分やはり最近になってかなり

  数・量的に多くなってきているのではないでしょうか。それは、この夏から

  個人旅行でいらしている方がお帰りになって、ご自身のブログで日本旅行を

  取り上げていて、その類のページを沢山目にするようになりました。

   案外と言うか私の感じなのですが、これだけ日本へ来ている留学生が多い

  のに、留学生がお戻りになって、書かれたものの数が少ないのは何故で

  しょう。留学生といえども、在日期間中に旅にもでているでしょうし、出なくとも

  観光地に留学されている方も少なくないと思うのですが・・。

    全体を少し乱暴に言うと、日本へ来ての印象は全体にその、日本人の

  礼儀正しさとか、自然の美しさとか、街の清潔さ、などに触れたものが多く、

  総じて良い印象をお持ちのようです。もっとも日本へ来たくてわざわざ旅行

  に来ての印象ですから、こんなものでしょう。

    たまに反日に固まったような、旅の印象がないわけではないですが、

   日本へ来てわざわざ靖国神社へ行ったりの、こういう方は日本へ来ようが

   来まいが、そうした視点と論点でお書きになっているので標準になりません。

   同じく、「哈日族ハー・リー・ズゥ」という、異常に日本びいきの人たちが、

   台湾に多いのですが、最近、香港版哈日族も現れはじめ、この人たちの

   書く日本はこれまたかなりマニアックで片寄ったもので、標準にはなりません。

    一つは、今言ったように全体の日本の印象はとてもよい印象をお持ちの

   ようです。

     団体旅行と違う、個人の旅の視点として、

   これも前にも書きましたが、日本人が見慣れて注意さえしないものにこそ、

   関心が行くものでして、例えば、選挙期間中に来日した方の、選挙ポスター

   が気に入ったのか、大量に各地のポスターを写してブログで紹介していたり、

Img1002140_s1 これは、たまたま見た野球か何かの応援のチアリーダー

が珍しかったのでしょうね、中国にもない訳じゃないの

ですが、こんな器械体操のようなことはしないから、

珍しかったのでしょう。

     花や樹に関心をよせて、非常に沢山の映像を紹介しているブログなども

   数的には相当あります。桜と紅葉に代表される、画が多い。

    風景は、思ったより少ないですね。もっと皆さん日本の風景に引かれるのかと

  思ったら、そういえば、中国の人の写真の撮り方はまだ人物中心ですからね、

  その点があるのかも知れません。

    富士山に凄い数の中国の方が行ってますが、行っちゃうと登山ですから、

   富士山を写すことにはならず、ディズニーランドにも相当行ってますが、

   行っちゃうと遊ぶのに忙しいですから、それどころでないか。

    その点、北海道に関して書かれたブログは、風景がとりあげられている

184771 ことが多いです。こちらは、プロの手になる、富良野の画

です。さすがプロ。空気感までが伝わってきそうな画で、

こうした画がまた人をひきつけるでしょうから、どんどん

   掲載していただきたいものです。

289309_1276309642pvbo1_2  こちらは、個人の方が函館夜景を写し

 ブログで紹介してますが、夜景も実は

 このように綺麗に撮るのは案外難しい

 ので、この方は上手です。

 函館は来るとことになった経緯などに

   ふれた文がありませんので(当たり前か)、いきなり函館の夜景を

   絶賛する文でした。

      ブログのことを書くのに、昨日も中国のブログをあちこち

   つまみ食いして、見てましたがかなり時間がかかりました。

   まぁ、こういう風にブログを見る人は少ないでしょう。

    分かったのは、相当の勢いで日本旅行に限らずでしょうが、

   海外旅行・国内旅行に出かけてその感想や画を増え続けていくでしょう。

     私なんかは個人的にですが、

    もっと、日本へ来て何で?何なの??と、

    中国の人が感じることは沢山あるはずで、そうした、褒め言葉や感動

    よりは、何故だ日本人?という文をもっと書いてもらえないかな、と

    思ってるのですが。

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2010年8月24日 (火)

中国ネットでの「日本観光」関連報道

  昨日は、中国の新聞報道を例に、中国国内では「日本観光」関連の

 記事が、どう報道されいるかを見てみました。

  今日は、では、中国ネット上では「日本観光」関連のホームページや

 その関係情報がどうなっているかを、紹介しましょう。

  (こちらは中国語で紹介の東京交通図)

1_0gz10155i381 まず、この間ずっと紹介しております

 日本政府の中国人個人観光ビザ

 規制緩和に関する話題は、旅行社の

 ホームページまたその関係の機関、

 個人のウェブサイトでも、何処でも

 この情報はネット上に溢れています。

  ですので、すでにこの情報は誰もが知っています。

   旅行社のページですと、今後はこの点ではすでに、如何にビザ取得

  までの日数を迅速に取り扱うか、また、既に少しだけその兆しがあり

  ますが、今後は恐らく、手数料負担額の軽減といったところへ、旅行社

  の“売り”が移っていくことでしょう。

    この点が進めば、更に日本への旅行者は増加します。

   前に何度も書きましたので省きますが、ですので、この点で、今後の

  “数”の問題をご心配になる必要はありません。確実に、中国語では

  「赴日フ・リィ」と言いますが、日本を目指す人たちは増えるでしょう。

   この「赴日旅行」で中国のネット上で検索すると、恐ろしいほどの数の

  情報がヒットします。情報が溢れています。

   では、いよいよ、中国の人が日本へ旅行に行ってみようと考えた時、

  この場合、ある“当て”があるタイプの人、例えば誰か知り合いがいるとか

  事前になんとしても此処が見たい、といった“当て”のある人と、

   “当て”のない人。日本へ行こうと決めたものの、さて何処か良いでしょう、

  とそれから考えるタイプに分かれるのですが、

    この辺から、情報が極端に不足します。

    現在、中国の旅行社で提供している日本観光地の情報は、

  一つは、余りに荒くて、とてもネットの良さが生かされいるとは言えません。

    どこも、同じような情報を教科書のように並べているだけで、あれでは、

    ガイドブックよりも荒いくらいの情報で、ネットの良さ、例えば最新情報が

    適宜のるとか、他にない情報が付加される、と言った利点がありません。

    この点は今後日本側が、中国旅行社にもっと情報提供をすべきです。

  二つ目は、恐らく、どの情報も旅行社の提供側がご自身で日本を訪れた

    こともないので、何処からか取ってきた情報をそのまま掲載してますので、

    どの情報も同じような情報がネット上では溢れています。

     ですので、非常に片寄った場所の紹介ばかりで、そこを外れて情報を

     知りたいと思うも、急に少なくなります。

     では、その情報をネットですから、日本の側のホームページなりで

    調べようとすると、流石に日本にはあるのですが、残念ながらこれが、

    みな日本語で書かれいますので、恐らく中国の方にはその画像は見れ

    ますが、日本語の説明がまるでお分かりになっていないと思います。

     日本側でも、中国へ向けての中国語で見れるページを行政含めて

    増やして行く必要があります。

   三つ目は、上と同じですが、恐らく日本を全くご存じない方がお書きになって

     おりますので、ほとんどの場合その距離感が分かってません。

    幾ら中国に比べれば狭い国土の日本と言えども、移動の時間や、移動の

    方法が、時に紹介されていてもむちゃくちゃです。

    こちらも、中国旅行社へご自分のところまでのアクセスを紹介するか

    日本側でも、ご自分の所へのアクセスを表示する必要があります、

    この場合、日本のホームページはその殆どが当たり前ですが日本人用

    に紹介されますので、外国の人にはかなり分かり辛いのです、

    この点の工夫が必要です。

    

     北海道の情報を重点に、かなり時間をかけて、中国ネット上の情報を

    拾って少し丹念に見てみた、感想が以上のような感想です。

20100624233056571  それと、北海道に関する中国ネット上の

 情報は、圧倒的に道央・道東に関するもので

 占められております。

  個人的には、もっと頑張れ道南、

   といった感じを強くしています。

     何度も同じことを書いておりますが、実は最初の段階である程度の

   イメージが出来上がるというのが、この事に限らず人間のやってることは

   みなそんな傾向にあるので、

    北海道人気は完全にすでにイメージとして出来上がっているのですが、

   道南の情報が極端に少ないので、

     函館いる私としては、もっと頑張れ道南、という思いを強くしてます。

   

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2010年8月23日 (月)

中国で報道されている、「日本観光旅行」

Bozhi   何度か、「中国人観光客誘致」の問題を新聞記事など紹介しながら

  この話題について書いております。

    先週・土曜日にもその事を書きました。

    今日の朝刊には、「日中韓旅行者2600満人に」観光相会合

  のニュース。中国杭州市で観光担当相が集まっての会合が今日まで

  開かれているようです。

    土曜の中国CCTV放送では、カナダでの中国人観光客誘致のイベント

  が大々的に報じられておりました。

    中国人観光客は、今世界中で引く手あまた、どこも歓迎歓迎の連呼

  です。カナダも国を挙げての歓迎ぶりです。

     さて、どうしても日本の報道で、この話題を見る機会が多いですが、

   たまには、中国側でこうした話題がどう取り上げれれているのか、どの

   程度話題になっているのかを、立場を変えて見てみましょう。

    上の新聞記事は、8月8日『法制晩報』という中国の新聞の

   「国際経済・産経」ページ、に乗った記事です、簡単に訳しますと

  

     日本旅行では何を最も期待します?グルメがショッピングを抜いて

    第一位になり、温泉が三位に。のキャプションがちて、

     下の大文字表題は

        日本への旅行、 大陸のからの客は“刺身”が大人気

    こちらは、日本国家旅行局が調査した結果を紹介。

    成田・関空などで韓国・台湾・大陸からきたそれぞれのお客様に

    日本旅行では何が好まれるかを調べって結果分かったのは、

    これまでのショッピングからどうやら、その関心の度合いが、グルメ

    食べ物に移っている傾向にある、と紹介し、

    グルメはそれぞれ、寿司が人気の有る国と、台湾の人たちは日本での

    ラーメンを楽しみにし、大陸のひとは“刺身”が魅力。

      訪れる場所は、新宿、銀座、有楽町、浅草、そして最も訪れる場所は

    秋葉原。それでも、その数(パーセント)は減少傾向にある、という紹介。

                      **************************************

         この記事から読み取れるのは、

   そろそろ、買い物にも飽きてきて、というか、

    買い物にそうガツガツしなくともですね、

    ヤマダ電機も中国・瀋陽に進出しますし、

    世界のブランドショップはもう既に殆ど中国に進出しております。

   そんなに、買い物に躍起にならなくともいい、というのに気付き始め、

    折角日本へ来たのだから、本場のもの、日本でしか味わえないものを

    まずは優先させ、ついでに買い物や、遊びを楽しもう、というところへ

    向かい始めている、ということではないでしょうか。

      そうであるなら、ホッカイドウは有望です。

     なにせ、グルメの宝庫です。海産物は勿論ですが、これからは、

    農産物ももっともっと売り込んで、ホッカイドウブームを起こすことは

    可能です。訪れる都市のベスト3が東京にあるのは、単に東京から

    日本に入るからだけのことでして、そうした人たちをもホッカイドウまで

    引き寄せる魅力を十分に持っていると思います。

       そして、更に私の住む、ハコダテなどは、最適です。

      あとは売り込み方の工夫だと思います。

      大陸に人にハコダテを知っていただく、その努力が必要です。  

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2010年8月21日 (土)

「函館観光 アジアからの客回復」-次は中国

Baozhi  左は、

 昨日、8月20日の

 北海道新聞

 の記事です。

 地方紙ですので、

 ご覧になれない方も

 おられるでしょうし、

  地元にいても、見逃したり、新聞をお取りになってない方も

  おられますので、紙面をそのまま画像で取り入れました。

   表題が「函館観光 アジアからの客回復」

   副題がー今後は中国に期待

   というのもので、内容も表題通りで、簡単に紹介しますと、世界的な

   不況と、新型インフルエンザの流行が重なって、今年4~7月の外国人

   団体客数は、前年度同期比87%伸び、2年前と比べても同4%

   少ない水準に戻った。・・・が、台湾と韓国から旅行者は頭打ち。・・

   今、観光業界が注目するのは羽田の国際線で、・・羽田経由で函館に

   来る経路を売り込み、訪日観光ビザの発給基準が緩和された中国

   からの誘致が課題になる。・・・(途中勝手に意味を抜粋しております)

   といった内容の記事です。

    新聞記事の中の写真は、函館夜景観光で賑わう外国からのお客様

   の様子です。先日、私も中国からのお客様をお連れして、夜景観光の

   為、ロープウェイで函館山に昇りました。確かに、行きも帰りもロープウェイ

   の中は、日本のお客様は余りああした場で、大声で話さないという事は

   ありますが、中は、夜景のその美しさに感動する、外国語が圧倒的でした。

    完全な回復にはなっていないようですし、回復が到達点なのか、それより

   もっと来ていただきたいのかの問題もありますが、今後を考えたなら、

   中国本土からのお客様をどう呼び込むかが、最大の問題かと思います。

    記事でも触れてましたし、昨日のブログにも書きましたが、昨日私は

    五稜郭公園でシンガポールからのお客様と遊んでました。

    正に、アジアからの集客こそが課題です。

    是非、アジアに向けての誘致活動の力を入れて欲しいと思います。

    私は、実はこの点ではもう遅いくらいという感じを持ってるのです。

   何でもそうですが、イメージというか、最初の印象が出来上がってしまうと

   割と楽でして、例えば北海道で何処を観光するか、或いは、観光に値する

   かを最初の段階で強く売り込んで、ある価値を提供でき、評価が良ければ、

   その後はそんなに苦労しなくとも、そのイメージに引きずられて、続いて

   来ていただけるものです。その点で、今こそ、中国の人が出始めた今こそ

   大切な時期だといえます。今売り込まないで何時売り込むの?という

   感じなんですが、ちょっと、ハコダテは今のところ出遅れ気味です。

    是非挽回してもらいたいです。

    昨日も五稜郭公園でのボランティア通訳でのご協力のことを書きました、

   私が出来る範囲で、ハコダテを売り込むご協力はさせていただきますし、

   日中友好協会の果たすべき役割の一つであろうかとも考えています。

    Roupuwei    函館といえば、夜景。夜景観光には函館山ロープウェイをご利用になる

   お客様が多いのですが、ロープウェイさんでは早くから、中国方に向けた

   簡体字・繁体字のパンフレットをご用意されております。

    上の図をご覧下さい。(こちらの図は、三つの部分を張り合わせています。

     左はじが日本語、中は大陸の方用の簡体字表記、左は表紙です)

    これをお作りになる時も、左の日本語パンフは料金表の下に地図が

    入っております。それを中国語版でお作りになるとき、この地図は中国の

    方には必要ないでしょう、ということを提案させていただきました。

     恐らく、団体で来られる方はバスで連れてこられますし、中国の方には

   函館でのロープウェイの位置が分かることに意味がありません、更に個人で

   いらっしゃる中国のお客様でも、このパンフレットを手にしている段階でもう

   ロープウェイ山麓駅の来ている訳ですから、地図はいりません。

   それよりは、色々メモをしたり、また、山麓駅に用意されている記念スタンプ

   なんかを押す為の紙を探したりする位なら、折角の記念ですから、このパンフ

   に押して丸ごと記念に出来るように、この地図の位置を空白にして、メモや

   スタンプを押すのに使っていただいたら如何でしょう、

     と提案させていただき、こころよく私の提案を受け入れていただき、中国語

   版には地図を載せず、上のように空白にしていただきました。

     この位置に何かメモをしたり、スタンプを押したり、できます。

     たったそれだけのことですが、実は大きく違うんですね、

   もう一つ提案がありました。左の表紙絵が、ロープウェイの会社パンフですので

   ロープウェイが画像として刷り込まれているは分かるのですが、

     もし可能なら、此処も思い切って、函館最高の夜景の絵を組み込んで

   いただけると、良かった思っております。

     最近、中国語版パンフをお作りになる企業の方の要望が多くなってきて

   おります。その殆どは今ある日本語パンフの言語部分を、中国語に訳して

   そのまま発行しておりますが、実は、もし余裕があれば、全く最初から中国

   の方に訴えかけるパンフをお作りなった方が効果としては得られます。

    何故なら、同じ画を取り入れるにしても、日本人が好いと思う部分と、中国

   の人が好いと思う部分が必ずしも同じではありませんし、日本人に訴える

   売りの部分と、中国の人に受け入れられる売り部分が違うんだ、と言うことを

   認識された方がよいと思います。

    先のロープウェイのパンフは中に大きく函館夜景の画がありまして、

   見開きの部分にありますから、多分そうされたのでしょうが、ここにも

   例えば季節をたがえて、雪景色の函館とか、暮れかかる夕暮れ時の函館

   とかの画を入れれば、その画のインパクトで手に取って貰う機械が

   多くなると思います。手に取っていただければ、この美しいパンフは、

   記念のスタンプなどを押して、旅の帰りに持って帰っていただけると思うん

   ですね、そうすると、それが持ち帰った先での話題にもなり宣伝にも

   なります。

     そうしたちょっと工夫の積み重ねでも、ハコダテを売り込めば、

   ハコダテへいらしてくださるお客様は必ず増えると思いますし、

   ハコダテは魅力ある街です。来ていただければ必ず満足いただけます。

   もっと、もっと、観光産業に直接間接携わる皆さんは勿論んのこと、

   全く観光産業には関係ないという一般市民の皆さんも、一緒に協力

   して、ハコダテを売り込みましょう。

   函館は中国語では、ハン・グァン という音になりますが、

   そうではなく、中国の方からも、 HAKODATE と、呼んでもらえるように

   売り込みましょう。

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2010年8月20日 (金)

函館・五稜郭・箱館奉行所 傍辺、「玄光社」へ

   今年は夏らしい日が続いております。函館も例外ではありません。

  夏がいつもにも増して一層、夏らしく、少し長く続きそうね気配です。

  それでも、もう、朝や陽が落ちてからは、北国らしい爽やかなものに

  なりつつあります。暑さも、皆さんの地域よりはずっと凌ぎいいでしょう。

    どうぞ、北国の短い夏をお楽しみに函館へ、いらしてください。

    先月、7月の末に、函館・五稜郭公園内に長い年月をかけて、

   「箱館奉行所」が復元、オープン致しました。

    今日、ご紹介するのは、その「奉行所」の傍らで、

   観光記念写真撮影 と  和装の貸衣装  をされている、

   「玄光社 げん・こう・しゃ」 さんです。

Gennkou_omote   「玄光社」さんは、

   この場所で、撮影・貸衣装をされてますが、始める前からの調査で

   相当アジアからのお客さまの入り込みが多いこと、特に、台湾や

   韓国からの観光客が多いことを、現場で実感され、

    こうした、アジアからの観光客の為に、日本語の他に、アジア言語表記

   で看板を作りました。大陸(簡体字)と台湾の方向け(繁体字)の二種類の

   漢字表記、更にハングルでの表記、を用意しております。

    更に、こちらはご相談いただいたときに、提案したアイディアを取り入れ

   て いただき、そうした、アジアからのお客様へのサービスと、函館の

   観光宣伝の為の、観光写真パンフを創っていただき、撮影・貸衣装を

   ご利用いただいたお客様にプレゼントし、喜ばれております。

Gennkou_ura    この観光写真パンフは「玄光社」特製のものです。

  前々から、函館にいらしていただいたお客様が、とりわけ国外からのお客様

  は、その一日に函館の印象を形作るわけですが、たまたま夜景が見れない、

  悪天候にいらっしゃる方もいるでしょう、五稜郭も桜の花の頃に来ていただけ

  れば、満開の桜の中、北国の春を満喫していただけますが、また、冬は冬の

  趣があります。残念ながら、旅はその日のその天候しか、ありません。、

    そうした、お客様に函館の素晴らしさを知っていただく為にも、ただ、

  写した写真を差し上げるのではなく、写真のカバーを利用して、函館の素晴

  らしさをもっと訴えることはできないものか、とずっと考えておりましたので、

  「こうしたものがあると、喜ばれると思いますよ、」と提案させていただき、

  早速、それを実現、上のように美しい函館の夜景と五稜郭の写真が印刷された

  一枚のカバーができあがりました。こちらを差し上げております。

    勿論国内のお客様も大歓迎です、どうぞ、五稜郭へいらっしゃって、

  ご利用下さい。

     更に、「函館日中友好協会」では、現在中国を習っている生徒さんに

   お願いをし、時間が取れたら、五稜郭公園へ散歩がてら出かけて、こちらの

   「玄光社」に立ち寄っていただき、その時もしたまたま、中国語圏のお客様

   が来ましたら、中国語でお話をしてください、とお話しております。

     言葉は習うだけでは駄目です。使ってこその言葉です。また使うことが

   一番の勉強でもあります。一方、カタコトでも言語を理解してくれる人が

   いることは、観光にいらしてくれた方のその街の印象を変えます。とても

   そのことで身近に感じるものです。全くのボランティアですが、どちらにも

   いい点がありますので、もし、このブログをご覧の、函館市内の他の中国語

   教室に通っておられる生徒さんで、お時間がありましたら、どうぞ、ご協力

   下さい。行って使ってみてください。いつでも結構です。

     更に、こちらをご覧の函館近郊の韓国語学習者の皆さん。同じように

   もし、時間がありましたら、五稜郭公園に行かれることがありましたら、

   「玄光社」に寄って、「韓国語ボランティア通訳を」とおっしゃって、声を

   掛けていただき、どうぞ「玄光社」で少し休んで、運良く、韓国からの

   お客様がいらしたら、韓国語で話しかけてくださいませんか。

      昨日は、ちょっと時間ができましたので、3時前くらいに

   私も五稜郭公園へ行って参りました。

      中国のお客様とは会えませんでしたが、シンガポールからという、

   10人程度のお仲間たちの小グループ旅行の方たちとお話できました。

      シンガポールの方は、若い方は英語がかなりお出来になります、

   中国語もお出来になる方もいます。年配の方は、中国語で大丈夫でした。

   若いお嬢さんたちは、浴衣の貸衣装を着て、撮影を楽しんでました。

   シンガポールよりは涼しいという函館の夏の印象は、空気が違う、という

   印象。シンガポールとは植物そのものが違うので緑の感じが違う、

   食べ物は、何でも食べれるので和食を十分に楽しんでいる、

   和服は着てみたいと思っていたが、どうやったら着れるかもわからなかった

   ので、こんな青空の下、思いもがけず着ることができ、貴重な写真が沢山

   とれて大満足、といったようなお話を聞かせていただきました。

     とても喜んで帰っていただきました。

     これで、お帰りになって、函館の宣伝をシンガポールでも広めて

   いただけると、ありがたいのですが。

     中国語・韓国語・英語・・・習ったけど使う機会がない方、

   チャンスです、お時間がありましたら、どうぞ、五稜郭公園、奉行所横

   「玄光社」へ行って、気軽に遊びながら先ずは使ってみてください。

     ほぼ、朝は9時くらいから5時くらいまで天気さえ良ければ毎日

    おりますので、直接お行きください。事前のお申し込み、ご連絡は

    必要ございません、

    但し、いらした時に、お出来になる言語の国の方が来るかどうかは

    保障の限りではありません。運任せです。それでも宜しければ、

    是非お願いいたします。

      もし、上手くお会いできて、お使いになれて、感想やご意見が

   ございましたら、どうぞお知らせ下さい。

     謝謝、各位的合作!!

   

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2010年8月19日 (木)

類似のない、犯罪

  昨日書いたのは二点。類似する事故なり、事件が、

  一つは時期を同じくしてどうして続けて起こるのだろうか?という点と、

  もう一つは、両国間(日中)で類似する犯罪の発生が急激に増えている、

  というこの二つの点で、「類似する、事件・事故」を紹介しました。

   最初の点で言いますと、

   書いてる傍から又、昨日ヘリの墜落事故が起きてしまった。

   中国では、またまた、土石流が今度は雲南省で発生しました。

Jiao18191    連続する類似する事故がなかなか止まらない。

      この点で、昨日、ある人から質問をいただいた。

    それでは、両国間で、反対に類似のない犯罪というのはあるのでしょうか?

    という、ご質問ですが、あります。

    日本にあって中国にはない、中国にはあって日本にはない、そんな犯罪例

    ですね。あります。

     全くゼロということではないのですが、日本では非常にまれなことが、中国

    では、頻発していて、逆もまた同じようにあります。

      ご質問の趣旨はきっと、類似する犯罪というが、犯罪はどの国もそう

    変わらずどの国にもそうした同じような事件は起きているだろう、という

    意味の、何処も同じ、というご趣旨だと思います。

    ですが、文化が違い、思考法の問題などもあり、そこに違いが出ます。

     幾つかあるのですが、余り詳しく書くと、それを参考にまた増えてたりしては

   困りますので、

      お答えとして、代表する例を挙げておきます。

    日本にはわりと頻繁に見られるのに、中国にないのは、

    例えば、少年犯罪ですね。それも、重大事件に値するような、少年の殺人

    事件などは、日本でも以前はなかったのですが、最近急激に増えています。

    この点、中国はまだありません。是非このまま中国に伝染することがない

    ように願っています。

     逆に、中国にわりと頻繁に見られて、日本では少ないのは、

    例えば、偽札問題。日本だって無いわけではありませんが、中国での偽札

    は、中国公安部経済犯罪捜査局発表でも年間その偽札押収額が毎年

    10億元前後(日本では考えられない数字です、日本円で≒130億円)

    は驚異の数字です。

      上は押収額です。ですから、私のような外国の者が旅先でも偽札に

    出会う確立はかなりの高確率でして、こんな量の偽札を製造するのは、

    もうハッキリ言って、工場のレベルだと思うのですが、なかなかこれが

    根絶できないところに、中国の悩みがあります。

102596_jb11 テレビでも時折こうした偽札撲滅キャンペーン

をやってますし、他のメディアも使って、様々

手は打っているのですが、

 この写真の写っている紙幣が全て偽札です。

 日本ではとても考えられません。

     中国の現・最高額紙幣は、100元札。一枚、日本円で≒1300円。

   最近ではその高額紙幣にかぎらず、小額紙幣やコインにもニセモノが

   出ている。日本では考えられませんよね。

     というような、例で納得いただけるのでしょうか。

   このような比較からも両国の文化・制度・経済・考え方の違いなどが見えて

   きます。

     案外身近にもっと沢山の、両国で類似しないものがありますので、

   お時間があったら、ちょっと、想像して考えてみてください。

     例えば、制度が違えば、最初からそのものが発生しない

    日本の選挙活動に関するような、選挙違反は中国にはありません。

    日本では近年どんどん増え続けている、国内のおける外国人の犯罪

    は、中国ではその件数が顕著に多いということはありません。

      などなど、

    実はどれもその一つ一つをきちんと見ていくとそこにはそれぞれ

    深い文化の違いがあって、多くの問題を含んでおりまして、それ自体が

    研究に値するほどの問題が多いと言うことにもお気づきになるでしょう。

     ということで、双方の国で、類似しない犯罪、も存在するという

    回答になりましたでしょうか。また何かご質問の点がございましたら、

    いつでもどうぞ。

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2010年8月18日 (水)

類似する、事件・事故、中国でも・・

201007210151  何故だろう、

  ある事故や事件が起きると、それに類似した事故・事件が続けざまに幾つも

  一時に起こるような感じを受ける。

    先日来書いてきた、中国の災害の点では、今年の気象は、取り分け雨の

  降り方が例年とは違い、異常と言っていい、予測を超えた量が一時に振って

  きたりしてますので、災害が続くのは偶発性ということで、理解できるのですが、

    例えば、日本で言うと、先日ヘリコプターがらみに事故が続けてあったのや、

  このところの山での遭難事故なども、この時期毎年のようにあるのでしょうが、

  私にはどうしても、連続して同じような事故が続いている、という印象を

  持っています。

    一方、事件の方ですが、こちらも類似したものが続けて起きています。

   国を超えての類似化が始まっている、という印象を持っています。

  普通の犯罪というのもおかしな言い方ですが、人間が暮らす中で、国を

  違えても同じように起きる犯罪はどの国も同じようにその頻度や程度の

  違いがあっても有るのは当然ですし、有る程度、理解できます。

    ですが、理解しがたいのは、

   中国ではこの手の事件は起きないであろうと、以前考えていた

   特異な事件が中国でも起きてきた。こちらはちょっとショックです。

    昨日書いたようなカード被害のようなものは、カードそのものが

   存在しなかった昔に比べれば、カードを導入すれば当然その手の

   犯罪が起きてくるでしょう。これをして、「近代化」というのなら、中国の

   犯罪も「近代化」してきたと言えます。

    前に此処にちょっと書きました。春先から、中国では幼稚園や学校

   に暴漢が入り、小さな子供達や施設の職員が犠牲になるという事件が

   相次いでいます。その時も書きましたが、この手の事件が中国で起きる

   のがちょっとショックでした。

     全く無関係の人たちをそれも小さな抵抗できない子供達を狙って、

   惨劇を働くという、理解できない犯罪が中国でこうも続くと、何が

   あるのだろうと、考えさせられます。

     今度は、母親が自分の子供を殺害する、という事件が起きて、

   こちらも中国では、恐らく起きない事件と思ってましたので、かなり

   ショックです。

     犯罪にも伝播力があるのだとしたら、これは日本の何らかの

   影響があるのか、それとも、時期をたがえて起きるのは、何か

   他の要因があるかどうかを考えている。

     相当難しい問題ですので、専門家に分析はお任せしますが、

    私がこの問題を提起して、今、自分なりに考えているのは、

    先の老人問題も、この施設への暴漢問題も、親子殺害問題も、

    全て同じところに根っこはあるのではないか、と考えています。

      それは、これまでの暮らしを変え、「近代化」といえば良いのか、

    社会の急激な変化にあって、ある種の、これらの事件を止める

    抑制の働きをしていた、暮らしの周辺にあった昔の人たちの知恵

    ともいえるものを無くしたせいだろうと、思っています。

     それは、地域社会とか、隣近所とのお付き合い、とか言われて

    ますが、我々の暮らしはその暮らす地域と共にありました。

      それを壊したところに、新しい何かそれに変わる枠組みを何も

    創らなかったので、何を頼りに暮らしていけばいいのかが、誰も

    分からずとても不安。その不安が更に、誰も受け止めてくれないので

    行き場のない不安だけが増幅し、耐え切れない人は、対象をすぐ

    近くのものに求め、不安を近くで爆発させる。

     欧米の人たちは、ここを宗教で片付けます。“神”(キリスト教に限らず)

   を持っている人たちは、早くから全てが“神”と共にあり、“神”が善悪の

   彼岸を教えてくれるので、“神”と向き合っている限りは、過ちを犯さない。

     “神”が身近に居れば別段寂しくもない。

     アジアの人たちは、“神”を持たずに暮らしてきました。日々の善悪の

   彼岸は、常に他者との対照の中にあり、例えば日本の“恥”という文化は

   そうですし、中国の“面子”やら、独特の文化をもって、規範を維持して

   きたのですが、西洋のものをどんどん取り入れたのですが、

   “神”は入れなかったので、これまでの規範に当たる、他者との関係で

   創り上げてきた規範が、他者との関係がどんどん薄まりつつある、近代

   は、替わるものを持たずにやってきた。

     これまでどうやらこうやら、遣ってこれたが、

     此処に来て難しいのは、壊れた人間関係がそう簡単に修復できない

   ことに気付いたのですが、だからといって、それに替わるものがこれまた

   すぐに用意ができない。

     どうも、漠然とした話で申し訳ないですが、私が今考えているのは

   そういうことです。アジア的なもの。アジアの規範が必要なのですが、

   西欧社会の文明を入れすぎて、アジア的なるものを排除してしまったら、

   案外、どうやら住み辛いことが分かった。

     多分相当長い期間の模索の後に、今後のアジア的そうした規範が

   形作れてはいくでしょうが、かなりの難題です。

    事故や犯罪などは、真似てなど欲しくないのですが、

   どうやら、この後ますます、この傾向は強まり、類似した事故・事件が

   多くなることだと思います。

    韓国はどうなんでしょう、詳しくないので、できれば教えてください。

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2010年8月17日 (火)

中国もカード社会へ突入。

501  様々な、中国の銀行カード。

  中国も今やカード社会。誰もが何らかのカードを持っているといわれている。

  カードの種類も多く、上のこうした銀行のカードから、交通機関の利便を売る

  カード、お店の優待客カード、などなど、カードと言っても様々。

   カードを表す、カーの字が、中国の漢字では「卡」となり、この読みは

  「カー」という。上下の字を上下に合わせた字。

    あまり、話を広げると収拾がつかなくなるので、今日は中国社会での

  カードの発達とその隘路の問題を、銀行が管理するカードに限ってお話を

  進めていきましょう。

   最近になって中国で、銀行管理の情報が漏れた、という事故がありました。

  また、さまざまな手を使って他人の暗証番号を手に入れ、なりすまして引き出し

  をするという事件が多くなってきています。

    ネット社会を迎え、コンピューターを使っての犯罪も増えています。

   カードは確かに便利ですが、安全かどうかは結局はお使いになっている

   個々の皆さんの管理意識にかかっています。

    

    カードに限らないですが、新しいこうした便利なものが社会は入ってくる時、

   ほとんどは、人間“性善説”にのっとって、制度が設計されております。

    確かに、殆どの人はそうした犯罪とは無縁のところにおりますので、

    全体的には、“性善説”をとっても間違いでもないのですが、

    犯罪を防ぐというのはその極一部の危険悪をどうするか、というのが

    本来の問題でして、一部だから無視してよいことにはなりません。

    では、なぜ“性善説”を採用?と言われれば、それはコストの問題です。

    人間を“性悪説”又は、悪いほうの予測で制度を作ろうとすると

    物凄いコストが掛かります。ありとあらゆる予測される犯罪の可能性まで

    をも考えて、カードを創るには、技術的にそう無理ではないでしょうが、

    こうした安全性を重視するればするほど、利便性が失われ、

    それにかかるコストが上がり、いったいこの費用を誰が負担するのか、の

    問題が大きく立ちふさがり、「それ位なら要らない」となりますので、

    カードは普及しません。普及しなければあらゆるサービスが提供できず、

    ますますカードの魅力は薄れます。ですので、カード=便利のイメージを

    与える為にも、多少のそうした危険性はこっちへおいて置いて、各国

    カード社会へと突き進んでいるのが現代社会です。

      結果、そのカードの不備による犠牲者が現れます。

      中国でも同じです。

    幾つかその例を見てみると、

    ある日、銀行員と名乗る者からの電話で、「貴女の銀行カードのニセモノが

   出回っています、犯人を捕まえました、犯人が言っていることの確認の為

   電話しております」確かに数日前に、カードを盗まれた。被害届けも出した。

   数日してのこの電話。犯人が盗んだと言っている場所も・時間もおおよそ

   合ってる。(何せ犯人本人が電話してきているのだから)。

     ついては、貴女のカード番号・暗証番号は?と訊かれ、教えてしまった。

     ある日郵便局からというメールが届いた。あなたに小包が届いています、

   しかし、当方の調査では中に怪しいと思われる薬品とクレジットカードが

   あります、あなたご自身のカードはいまお持ちですか?これから職員が

   お宅にこの小包を持って伺いますので、貴方がいまお持ちのカードを用意し

   待っていて下さい、というメール。ほどなく郵便局職員を名乗る二人組みが。

     そして、慌てている当人に次々に要求を・・・

     電話で、自動車管理所の者と名乗る男の電話。突然、自分の車の

   ナンバー、車種、何時買ったか、などこちらが言う先から相手がどんどん

   言ってきてすべてそれが合っていた。(自動車の記録がネットからごっそり

   盗んまれていたことを後に知った)すっかり信用してしまった。何せ相手は

   私が言わないうちに記録をどんどん言ってくるもので、その後の質問も

   確認だけの作業なのだろうと思い、質問に次々答えてしまった。結果・・

    ATM自動支払い機械に、巧妙に小さな機械が仕掛けられ、薄型の

   その機械の液晶部分に、「どうぞ暗証番号を押してください」との表示が。

   それを押しても、機械が作動しないので、よく見ると、もう一箇所、暗証

    番号を押す個所があった、何故2箇所もあるのかよく考えもせず、

    押していた。(この小さな機械こそが犯人が仕掛けたもので、この押した

    番号を無線で飛ばし、近くにいる犯人が受けていた)。

    最悪なのは、銀行そのものから、記録が漏れる、という日本ではちょっと

   考えられない事件もあった。

    こちらは、幾ら何でも銀行のセキュリティーの問題のなので、我々には

   防ぎようがないが、

    銀行はこうした事例も含めて、もっと積極的に情報を公開して、

   どんな事故があって、どう対処すれば防げるかを、せめて啓蒙していかないと

   カードの信頼そのもの、銀行の信用度にも影響してくるでしょう。

    それにしても、経済発展に伴い、

   人々や街のつくりや、暮らし方も似てくるのですが、

   犯罪もまた同じようなのがどんどん出てくるわけです。

    

  

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2010年8月16日 (月)

哀悼の 8月15日 甘粛省・舟曲県

 昨日、8月15日は、

  日本では、65回目を迎えた終戦記念日で、

  中国では、一週間前に起こった、舟曲県大規模土石流災害で

  亡くなられた方、被災された方への追悼の一日となった。  

    08年の四川大地震、10年春の清海省地震、そして今回と

  天安門広場に半旗がひるがえる結果となった。

  またも中国の各紙新聞は一斉に白黒紙面となった。

Zhouqushouye21   現地、舟曲はまだまだ救援活動が続いている。

   こうした、舟曲と似たような地形で、同じような災害が予測される個所が

  中国にはまだまだ沢山あるという。

   国土が日本の26倍もある中国あっては、単純計算でも、日本のような

  河川の災害が、同じ条件でも26倍もあることになる。

  気象が今年のように極端な大雨が一時にドットふるようでは、その危険性

  が更に増すことになるのは素人でも分かる。

     今回の個所が危険だと数年前に予測していた、

     という事実も。予測の範囲でいうなら、中国にはそうした個所は五万と

  あると言っていいだろう。

44441 前にも書いたが、世界中どこも同じ

だろうが、日本だって、人が暮らすその

場所がどうしても水辺から離れられない

ので、河があり、後ろに山が迫るそうした

地形のところに一体人類の何パーセント

の人たちが暮らしているのだろうか。

 そうかといって、都市に人々が移り

始めている中国。それが良いのかどうかは

   分からない。都市部でもすでに人口問題がさまざまな歪みを奏でている。

     災害が無くならない。出来れば災害のない世の中を作りたい。

     気象がコントロールできないなら、気象に合わせた生活が望ましい

     のだが、近年、その気象の変化が我々の予測を超えた更にその

     上をゆくような激しさで、襲ってくる。

       人間はただただ、悲しみ、哀悼をするよりないのだろうか。

     昨日の哀悼の日の、もう一つ、

     戦争も無くならない。こちらは、人類がなくそうと思えば無くせるはず

     なのに、無くならない。今も地球上の何処かで戦争が。

     日本は深く反省し、二度と再びその過ちは繰り返さないと誓う。

      もっともっと、声高にそのことを世界に知らせるくらいの大きな声で

     日本は自らの侵した過ちを発信する必要があるかと思う。

       如何に戦争が愚かで、戦争が悲惨であることを。

       いまいま、戦争をしている国にその声が届くとよいのだが。

     昨日は哀悼の一日となった。

     哀悼がただただ悲しむだけの日ではなく、

     この過ちを繰り返さない、そんな誓いの日でもあって貰いたい。

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2010年8月14日 (土)

明日、8月15日、追悼の日ー中国・甘粛省・舟曲

Jiao381411  中国政府は、

  明日、8月15日を政府主催の今回の甘粛省・甘南チベット族自治州舟曲県

 での災害の犠牲者を哀悼する集会の日と決定した。

   現地は、昨日まだ上のような状態。

  8日未明に始まったこの地のでの災害は、ちょうど一週間が過ぎようとしている。

  でも、現地ではまだまだ崩落の危険がある個所が多数あり、また、河が堰き止

  られた、危険個所も幾つかあり、引き続き警戒が必要な状態。

    上海から纏まった数の起重機を一気に現地に入れ、堰止湖となった個所

  と、河の底に堆積した土石を取り除いて、河の流れを正常に戻そうと、必死の

  作業が続いている。その様子がテレビニュースで大々的に報じられていた。

   そんな時の、突然の政府の明日(8月15日)の追悼集会の通知。

    早過ぎないのか?という疑問です。

    現地はまだ混乱の状態にあるし、今後の推移ももう少し見たほうが

   幾らなんでもいいでしょう。これは、早すぎる。

   何らかの理由があるのでしょうが、明日やりたいらしい。

   追悼の集会には何の反対もないし、必ずしなくてはならないでしょう。

   ですが、それが今なのかどうかがどうも理解できない。

    急いでやってなんにが良いの。現地救援隊だってまだ忙しいのに。

   実は、というか誰でもちょっと注意していれば気付いておられると思いますが、

  今年、中国は災害続きです。日本でもそうですが、中国は何せ規模が大きい。

    国がでかいので、日本の数倍あってもだからどうした、と言えないことも

  ないのですが、このように世界的な異常気象ともなると、その率も中国では

  ぐんと上がりますので大変です。

    また、開発で様々無理をしている部分もありますので、痛ましいことに

   そうしたところへもその歪みといいますか、弱いところにまたその力が

   加わることになり、気の毒です。

     今回の被災地、舟曲県も産業が余りないこうした地域での開発は

   鉱物資源と、ダムの問題、森林伐採などが絡み合って大きな災害と

   なっているように思えて、本当に気の毒です。

    どう今年の中国が、変わってるかといいますと、

   春先に、雲南・貴州辺りから始まった、異常な旱魃が続き、

   その後の南の地域、広州・湖南の水害が連日報道され、

   それが地域を移し連続して被害状況が届いてました、

   同じくこの頃から、世界的な異常気象が取りざたされ、どうも

   平年と明らかに違う、気温・降水量などが話題となっていました。

    どこも、ありえない短時間での爆発的な降水量が話題になっていた。

   日本でもありましたが、あの規模の更に増幅されて中国では起こっていた。

    その後私が見たニュースの中では

  Jiling   下の写真は、吉林省で起こった断水に人々が生活の為の水を求めて

並んでいる様子です。

ご存知のように吉林省は中国北部、

余りこの手の大雨による災害などは

   日本でも北海道では少ないのと同じように北での大雨は珍しいです。

   断水は水道給水菅が流されてしまったからで、すぐに数万という人が

   被害者となる。この人たちの生活の為に水を容易するのがまた、

   量的に大変だ。

     1988年今、から22年前、吉林省で同じような災害があった。

   今回はダムの決壊を恐れての、人災ではないかと言われている。

   これにちょっとショックを受けていたら、今回の甘粛省の被害が

   ニュースとして入ってきた。

    ということで、私の印象としては、春からずっと絶え間なく中国の

   何処かで災害が起きているのを目にしているように感じている。

     数的にも多いだろうが、被害の程度が大きくなっている。

     それは、中国のこうした方面の報道が以前より速く・正確に

   伝えるようになったという面があるにせよ、

     人類の歴史から見ても、いつの時代も異常気象が言われ、遠い昔より

   災害の特別続く多い年はあった。

     昔なら厄払いでもするのだろう。

     それでも駄目なら、都をそれだけの理由で移した記録もある。

     近代化が進み、文明が発達してもそれらは解消できない、

   自然には、大昔から勝てない、ということと、

     もう一方で、我々が進めている近代化や機会化や文化的生活が

   自分でも気付かず、被害の程度を大きくしているのでは

   ないだろうか、と疑っている。

 

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2010年8月12日 (木)

中国・舟曲県・心配される二次災害

Zhouqu_2      昨日夜に雷が鳴る現地の様子。

  連日報じられております、

  中国・甘粛省・チベット族自治州・舟曲県 で、発生した土石流は、

  現在も必死の、救護隊による救援、捜索活動が続いております。

    昨日の発表で、死者数が702名、行方不明者数1042名、

   一昨日の数字より死者数が倍になり、その割には行方不明者数が減って

   ませんので、まだまだ、捜索が必要なのでしょう。

     かなり日本でも詳しく報道されております。ほぼ同じニュースソースでしょうから

   重なる部分は避けて、日本でまだ報道されていない部分を紹介しましょう。

Funekyoku     現地の地形を見ますと、何処にもそうしたところは多くありますが、人間は

  どうしても水から離れて暮らすことはできませんので、地形的には川があり、

  住宅地があって、その少し後ろ側は切り立った山、という山と川の間に暮らす

  典型的な山間部の集落の地形です。

     中国国土資源部という部があるらしいのですが、そこの部長さんの

   今回の土石流の起きた原因分析が、

     地質的に雨に弱い地質で、この地域、実はこの時期例年ですと余り雨が

   多くない地域なのに、そこにちょっと予想外の量の雨が降った。

     地形が谷あいのような形になっていて、後ろの山の土砂が集中して

   住宅地になだれ込むような形となってしまった、

     春にこの近くで大きな地震があったりして、その地震による地盤への

   影響もあった。

     その地盤の変化、ゆるんでいるところへ、前日の7日夜11時からの

   激しい雨が1時間近く続いた。その豪雨で、予想を超える物凄い量の

   土砂が一気に滑落した。

      と、現時点での分析をしている。

     確かに各地に起きている異常気象はさまざなな形で災害をもたらし、

   予想外のことが起きています。

    何時の時もそうですが、被災地は支援を待つ人たちが一刻も早い

   救援を待ち望み、救護隊も必死でやっていはいますが、何せ今回も地形や

   その他、また、ここ数日、現地は雨が降り出し、危ない。大変危険な状況が

   続いています。

     度重なる災害で、中国も大変だが、

   今回、何故世界への救護協力要請がないのかは、分からない。

   また、私の見ているニュースだけだと、世界から現地へ向かおうという

   レスキュゥ部隊の話が余り聞かれないのは何故なのでしょう。

     現地は今日も雨模様。

    十分気をつけてはいるでしょうが、二次災害が起きないように

    十分に気をつけて、それでも、救助作業は急がなくてはならない。

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2010年8月11日 (水)

中国の独居老人問題ー空巣老人②

  中国の老人問題はかなり深刻です。何せ、この国は何を取り上げても

 その数が、他の国とは比較にならない規模でそれも一気に押し寄せるので

 かなり大変です。

   いまこの中国の、空巣老人世代は、それでもまだ、いい方でしてこの

 後に莫大な予備軍を抱えております。

   毛沢東が天安門楼上で中華人民共和国の建国を宣言する二週間前、

  「観念論的歴史観の破産」と題する短い論文を書いた。国民党に対する

  最終勝利を目前にして毛沢東の考えは向こう見ずなほどに膨らんでいた。

    曰く、「中国の人口が多いのはきわめて結構なことである。このうえ

  人口が何倍にふても対策は完全にある。その対策とは生産にほかならない」

   と、この時点では自信をもってたようだが、これを聞かされた当時の若き

   世代がちょうど今、高齢者となっている。

     ですので、この後ろで爆発的に中国の人口は増える。

Kongsulaoren1さて、この中国虎雅ヤフーの特集は、

「父や母の気持ちを我々は分かってのか?

 忙しい日々から逃れた時、ふと、

    家でじっとしている年老いた父母の親ことをふと思い出す。」

  は、空巣老人のうち取り分け、連れ合いを亡くされてからのお独りで暮らす

  老人の問題にスポットをあてています。

    記者が実際に取材に出かけ、数人のそうしたご高齢の方のそれぞれの

  暮らしを書いています。なかなかいい文章です。

    お一人目は、   出門一把鎖、進門一盞灯

    それまで、綺麗好きで何かと世話を焼く郭おばあさんは、たまたま出かけた

  散歩先で転んで大怪我を、入院。退院はしたもののその後も何かと生活には

  不便。早くに連れ合いを亡くし、女手一人で息子を育て上げた。貧しかった

  ので、息子は学校へろくに行かず、小さな商売をして生計を立てている。自分

  の怪我で息子にも迷惑かけた、敬老院へ入ろうかどうか迷っている。

   誰の世話にもなりたくないが、体が言うことをきかない。経済的問題もあるが、

   世話をしてくれる人がいないというのが一番の問題。気持ちが暗くなり、何も

   する気になれず、孤独感、食欲減退、誰とも話さない日が続いている。

     もちろん、ご高齢でも健康な方はいらっしゃる、そうした方も紹介され、

   更には、経済的問題、月1500元の方もおられれば500元の方もいる、

   でも、老人一人だけの食べるだけの暮らし向きはそれでも出来る、という。

Laoren 個々に問題はそれぞれが抱え、幾らでもある。

 では、何が

   還是自己過舒心 やはり独りで暮らすが楽、

 というお年寄りの嘆きは、

 子供たちとも一緒に住んでみたこともある、だが、

 それも上手く行かなかった。

   独り暮らしに甘んじるが、それにしても

    この孤独感をどうやって紛らわすかが、一番の問題、と締めくくっている。

   こうした、老人の問題はどこの国にもあって、それなりに問題になって

   いるのでしょう。

     私が見ているのは、日本と中国の二つの国のこの問題ですが、

    感じるのは、

     急速な高齢化、さまざまな要因でその国の世代構成にアンバラが生じ、

   高齢者と若い世代の比率が酷く偏ると、個々の家庭の問題に加えて、

   こうした国としての問題が更にそれに大きく覆いかぶさることとなり、

   問題を大きくもし、複雑にもしています。

     もう一つは、欧米の人たちはその精神的規範と、拠り所を宗教に求め

   実際、宗教がそれを担って暮らしています。常に神とともにある人たちと、

   日本人を含め周辺のアジアの国々にはこれがありません。

     ですので、この点でもアジア的老人問題の対処法は、ヨーロッパや

   アメリカの人たちと違った自分達にあった解決策を模索する必要があるの

   ですが、ともすれば日本は何でも独自の考えやスタイルを放り投げて、

   他所からの借り物で何とか急場を凌ごうとしますが、今回のこの問題も

   それでは、巧く行かないと思います。

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2010年8月10日 (火)

独り暮らしの老人問題ー空巣老人

 Kongsulaoren1

 多分、そんな人は多くないと思うが、私の場合はいつも、ニュースを見ていて、

 「若しこれが中国だったらどうだろうか?」「若しこれを中国ならどうするか?」

 なんてなことを考えて愉しんで見ています。

  

   全く同じ問題であっても、国が違えば当然その処理の仕方が違い、

  その事件に対する印象が違って当たり前なのですが、ところがヒトは、

  というか日本人は、案外そのことに気付いていない、ということと、

  存外、他者に対する寛容さが少なく、自分勝手なものだ、ということです。

  例えば、

   先日スイスの鉄道事故は、痛ましい事故でしたが、その鉄道会社が

  確か事故後2日目にはもう、まだ事故原因が解明されないのに運行を

  再開して、驚かされました。ところが、日本のマスコミも多少問題としていた

  ところもありますが、概ねその事が大問題ともならず、一般の方の捉え方

  も案外それほど問題ともしていなかったようです。

   ところが、若しですよ。若し。この同じような事故が中国で起こったとします。

  そして、同じように中国当局が、その2日後には運転を再開したとします。

  そうなれば、恐らく日本のマスコミはそれを非難し、如何にその事が乱暴か

  事故真相究明をそっちのけにしての、営業再開は余りに採算重視とか、

  数日はこの話題だけで、おそらく喧々諤々。一般の方も、中国許すまじ、と

  なり、相当の問題となること請け合いです。

    それは、人間同士もそうですが、国にあっても信頼度といいますか、

  好感度といいますか、そうしたものがあるから、どの国にも一様の評価とは

  ならない、のはある程度理解できるものの、これはちょっと余りに差が大き

  すぎないかと、思って、あのニュースを見ていました。

    中国でなくてよかった、というか、中国だったら大変だった、と。

   一昨日来の、100歳以上のご高齢の方の行方が全国的に調べてみたら

  相当数が分からない現状にあるというニュースに今度は驚かされました。

   このニュース、中国でも報道されております。量的はそう多くはありません、

  ですが、その内容は、日本の都市部での生活する独居老人の問題、身内の

  ものを含めての人間関係が希薄になっている、といったような割と抑制の

  きいた問題提起と、ではわが国の独居老人(空巣老人)は今・・・といった

  この教訓をいかそうとの、大人しい内容です。

   これで、思い出すのは、何年か前、中国南部の田舎で、高齢者村というか

  高齢の方が多く暮らす地域があって、その中でも、お一人は100歳を超え、

  お元気との、報道があって、それから暫くしてですね、このご老人は実は

  調べてみたら、100歳は超えていなかった。

    ここからが、日本マスコミは、批難に入ります。ニセモノ天国中国では

  自分の歳までごまかしてる。長寿村どころか、ごく普通の村だった、等等。

    実はこのお年よりもご自分のお年を多分きちんと分かっていなかったん

  だと、私は思うんですね。日本では考え難いですが、戸籍などははっきりして

  いない、外国ではそう珍しくもありませんし、更に私の推測ですが、この

  ご老人、別に自分の歳を自慢する気など毛頭なくて、恐らく外部の者が、

  その村に入って、通訳の関係か、地元地方お役人の話か、その辺から

  その村に老人老人してる人が多くて、そんな話になりアレヨアレヨという間に

  長寿の村に祭り上げられ、気が付いたら外国メディアまでが押し寄せ、

  自分でも分かってないうちにインタビューに答えたりしていたら、最高齢者

  になっていた、というのが実状だと思うのであります。

    はなから、ごまかす気なんかなかったと思います。

    一方、日本のマスコミは恐らくは、その高齢の話題で現地入りしていた

  のではなく、他の取材で近くに入ったら偶々そうした話題が耳に入り、そっち

  の方が面白くなって、取材し、最初の段階では、思わぬ収穫を得たように

  喜んでいたのでしょう。その喜びが大きかった分、あとで、真相が分かって

  みたら、裏切られた感がより強く感じられたのか、その批難の仕方が、

  全く関係ない、中国ニセモノ品の話題と組み合わせて、コレでもか!報道

  をしていました。

     その点いえば、今回の日本の問題などは、こんなに社会制度が整備

  され、高度に文明が発展している日本にあっても、蓋を開けてみたら、

  100歳以上の高齢者は実際はそんなに居ないというのですから、

   上の中国の高齢者話題よりはずっと、衝撃的です。

   というように、二つだけ例に挙げましたが、こうした問題は意外に沢山あって、

  もし、皆さんも今後興味があったら、私の場合は他の国は余り知らないので、

  必ずこれが、若し中国で起こったら、或いはこれを中国が知ったら、これが

  中国の人だったら・・・という遊びをしています、どうぞ、皆さんもたまには、

  別に中国で無くとも構いませんが、立場を変えて、或いは、見方を変えて、

  同じニュースをご覧になることをお勧めします。

  

    実はここまでは、まだ前ふりの段階でして、

  この日本の高齢者話題が大きな問題として取り上げられてから、

  中国でも中国国内のこの問題に関する報道が幾つかありました。

   実は、中国も大変な高齢化社会にこれから入るものですから、

  この問題は忽せない、大問題であります。

    以前にこのブログ欄に、

   「空巣老人 コン・スゥ・ラォ・レン 独り住まいの老人」

   (この言葉恐らくまだ辞書には載ってないと思います、最近つくられた

    新語です、空巣は、鳥の巣を喩え、ヒナがそれぞれもう育って、

    一人前になり飛び立って行ってしまい、巣が空っぽになって、

    そこに独りのこされた状態を、独り住まいの老人世帯に

    喩えています。)

   が増える傾向にあります。

    社会問題化しています。では、その具体的な問題などは・・・、

   前置きが長くてすみません、

     明日この続きを・・・。

     不好意思!!

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2010年8月 9日 (月)

中国人 と 数字、8 が 好き

   ウェブ版、「私のみた中国」8月号、アップいたしました。

  今月号の話題は、「8888、なんでそんなに8が好きなの?」

   という、話題でして、上をクリックしていただけますと、

  『隗かい』ホームページ、トップページに飛びますので、そこに

  今月号の話題のページへのご案内がありますので、そちらから

  更に、お入り下さい。

  さて、最近ではかなり有名になってきたのですが、中国の人がお好きな

Che_pai のはです。08年8月8日8時開幕の北京オリンピックでも

 取りざたされてましたし、左の写真は、車のナンバー

 プレートですが、中国でこのナンバープレートは高いですよ、

 オークションのようになってまして、この番号は恐らく日本円

   にして、どれくらいでしょう、数十万では買えないかな、百万の単位か。

88888 こちらは、車の上に赤い色が見えてますが、恐らくこちらの

車、ホテルかブライダル産業の会社の持ち物で、結婚式の

度に貸し出されてるのではないでしょうか。結婚式にこの

8並びプレートの車が来るのであれば、喜ばれますね。

    きっと、多少結婚費用が高くても、これはうけるサービスになります。

8882 何で?そんなにが好きなの、という話を書きましたので、

どうぞ、ホームページご覧下さい。

  数字にまつわるその他の話を少し。

   が日本人は勿論駄目ですが、中国でもきっと四は読みがスーで、

   スーの音が「死スー」とかぶり、嫌がられている話を聞いたことがありますし、

   実際、私は大連という町に長くいましたが、あるビルの、4階は表示が

   なくて、3階の上が5階だったのを覚えてますが、でも確かこのビル、

   大連で日本との合弁で建てられていた話題を耳にしてましたので、以外に

   中国の方ではなく、日本人が避けた、ということはないでしょうか。

     病院なんかは余りにそれが直結しますので、4階が、3Aという表示に

   なっていた病院は知っています。ですが、それ以外は、割と4は中国の人

   には“落ち着きの良い表示”という言い方で分かっていただけるかどうか、

   四を使う機会は多くて割と気にしてないのではと私は思ってました。

    更に、日本との比較で申し上げますと、九は日本人は“苦”に通じて

   避けたがりますが、中国では意外や?意外。九は歓迎の数字です。

   音は九は、ジュゥですが、この音は、久ジュゥに重なります。

   長生きを願ったり、久しい付き合いを願ったりなら、この数字を活用、

   陰陽、というのをご存知ですか?これですと、奇数は陽の数字でして、

   更に、陽の数字の最大(1~10までのうち)の数9は縁起がいいのです、

   9-9と暦で重なる日は、重陽節というのは、この陽が重なっている、の

   意味です。

     因みに今回、この数字の話題を取り上げたのも、

   この号をアップした日が8月8日、8-8の日であったからであります。

    こうしたものは、我々もそうですが、別に論理的である必要はないし、

   どちらかと言えば、非論理的なものでして、信じるかどうかの問題です。

    どちらかと言えば、偶数が中国の方はお好きのようです。

    2つでセット、が落ち着くんでしょうねきっと。

    これ以外で面白いのは、高級編で、ちょっと難易度が上がります、

    中国語を既にお勉強されている方などはご存知でしょうが、

    中国語で、二百五アール・バィ・ウーは、間抜けとか阿呆の意味だとは

    知ってますよね、相手を罵るときに使ったりします。

    この謂れも知ってるとあなたはかなりの中国通です。そこは省きますが、

    先ずはこの二百五が、そういう意味だと言うことを押さえて置いて頂いて、

      某日某所で買い物に出かけました、

      お買い上げ商品が750元でした。そこで1000元でお支払い、

      このとき、つり銭は250元、アールバイウー、ですよ。

      どうなると思います?

     正解、気の利いたお店では大概そのままお客様に250元を

    差し出し、「探Ni二百五 ザォ、ニィ、アール・バィ・ウー」とは客に言えない

    ですので、ここは店側が身銭をきって、おつりが

      255元となっていたり、260元となったりします。

      そのつり銭をみて、「コレ多いですよ」と小姐に言うようでは、

    あなたの中国理解度は今一歩です。

     ということで、各国数字に対する思い入れの違いを、

    『隗かい』 ホームページ 今月号、「私のみた中国」でお楽しみ下さい。

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2010年8月 7日 (土)

8月8日、8・8、ファーファー、發・發

Che_pai  8月8日

  8-8

  八並びです

  思い起こせば

  2年前、2008年の8月8日、8時

  オリンピックですよ、北京の町に花火が鳴ってました。

    八が大好きの中国の人たちにとっては、

   八並びの今日はいい日なんですね。

   8好きが高じて、車のナンバーも 88888 と

   8並び。

   そんな中国の人たちの数字にまつわる縁起担ぎのはなしを

   どうぞ、『隗』ホームページの、今月の「私がみた中国」で

   お楽しみ下さい。

    更に今日は、たまたま第二日曜

   ということで、またまた 地元FM放送局、 いるか さんに

   お邪魔して、ハッシーとの中国話が楽しめます。

   お時間がありましたら、こちらもお聴き下さい。

    中国の人は、意外や意外 7 が駄目なんですね、

  駄目ということもないか?いやいや日本のように7は歓迎されない

   ですね、

    77777のプレートの車よりは

    やっぱ88888でしょ。なんで?というお話はまた後で!

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10・15北京人民大会堂大集会ツアー、締め切り迫る。

  日中友好協会創立60周年記念、中国大訪問団

   10・15北京人民大会堂大集会

   大原、鄭州、平遥、洛陽、龍門石窟、少林寺と北京9日間

      ・・・・  北海道日中友好協会主催  ・・・・

   北京・人民大会堂での「10・15大集会」に向けて、(社)日中友好協会

  が派遣する訪中団が日本各地からそれぞれのコースで向かいますが、

  北海道日中では、次のような日程の旅行を用意しております。

    締切日がいよいよ近づきましたので、最後のご案内となります。

   日程は以下の通り、

  10月9日(土) 新千歳13:50出発、17:15北京着、ホテルへ、

            北京長安大飯店宿泊

  10月10日(日) 空路、鄭州へ、

            母なる黄河を見学、中国仏教発祥の地、第一古刹白馬寺見学

  10月11日(月) 洛陽へ、洛陽見学、龍門石窟

             専用車で少林寺へ移動、関林・関羽の廟、

  10月12日(火) 列車で、太原へいどう。午後着

              双塔寺、山西博物館を見学

  10月13日(水) 太原から 平遥へ専用車で移動。

              世界遺産、平遥の見学、喬家大院見学

  10月14日(木) 太原から北京へ 空路移動。

              北京到着後、散策買い物、夕食後カンフーミュージカル見学

  10月15日(金)  北京、10・15大集会(日本全国から2000人規模の参加)

              夕方、人民大会堂での記念式典、祝賀大宴会参加

  10月16日(土)  北京。各班に分かれて、北京見学、

              初心者向けには、万里の長城・明の十三稜など定番コース

              映画「非常勿擾」ロケ地巡り、

  10月17日(日)  8:00北京発、12:50千歳着、 

       の日程と成っております。

    (株)北海道チャイナワークの社長、張相律さんが札幌から同行。

    費用は、会員お一人、205,000円、非会員215,000となっております。

    どうぞ、この機会に、

      先ずは北京人民大会堂での正式な行事に参加でますし、

     この旅で、平遥へ行けるのは、是非お勧めです。

     3年ほど前に、山西省・平遥を訪ねましたが、此処は城壁が当時のまま

    保存されており、城壁の中の街もタイムスリップしたかのような、明代の

    雰囲気がそのまま味わえる素晴らしい所でした。

     近くに、映画のロケ地としても有名になった「喬家大院」も、見れるという

    事ですので、こちらも素晴らしいです。

      私は個人旅行で訪れておりますので、山西省へ入り、省都・太原市に

    入り、更に、平遥への移動や、平遥から少し離れて点在する観光地を

    訪れるのに全て、路線バスを利用しながらの移動でしたので、たったこれ

    だけの箇所を見るのに、かなりの時間がかかりました。

      もっとも、平遥は行って見てから気に入って、1泊の予定を3泊もして

    しまいましたが、これは個人旅行の自由が許されるいいところでもありますが

    平遥もう一度行きたいですね。

      また、最近メジャーになってますます話題が多い、少林寺の街も何年も

    行ってないので見てませんし、鄭州は交通の要所大都市なのですが、

    最近は通り過ぎるだけで降り立ってませんが、そうとう変わったでしょうね。

      黄河流域の文化を辿る旅のこちらのコースはとても魅力的です。

   お申し込みの方は、お急ぎ下さい。

      申し込み用紙がございます。ご連絡下さい。

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2010年8月 6日 (金)

日本への査証(ビザ)に関する誤解?

  観光誘致に関する話題が続いております。毎日この手の話題も、新聞紙上

  やテレビ、などでも目にすることが多くなりました。

   日本のビザ(査証)がなんでそんな緩和する必要があるのですか?

  の素朴な質問には、前に私の例えは、「水道の蛇口を少しゆるめて、

  水を試しに出しているようなもの」との説明をしております。

    乱暴に言えば、 日本は基本余り色んな人に来て欲しくないのです。

     歓迎と言ってますが、今でもそんなところがあります。

     それが時代と、さまざまな経済的な条件が変わり、少し変えました。

   日本政府は、中国人観光客への個人ビザの制限を緩めることによって、

  沢山の中国人・個人旅行者が来てくれるであろう、との希望的観測です。

   こうした、人をも含めて受け入れを、国外からの輸入との考えに立つなら、

   これまで日本は圧倒的に、日本国外への旅行者、輸出が過多でした。

   反対に、中国はこれまでは、極端な輸入過多でした。輸出しないで輸入

   ばかりしていました。日本は、これまでは、敢えて輸入を抑えてまして、

   輸出は成るに任せていたので、このような偏って状態となった。

     両国ともちょっとその意味では偏りがあって、不均衡でした。

     それに手を入れる時期が来たということでしょう。

     それで、ビザそのものは日本政府が領事館を通して受け取る額は

   大した額ではないと思います。ところが、中国側からビザ代行料が

   高すぎるとの声が上がってますが、これは「代行料」が高いのであって、

   「ビザ代」そのものは安いのです。

     つい数年前まで中国へ行くときに、中国領事館にビザ申請が必要

   でしたが、その頃も、古くは一万数千円、お終いの頃でも7千円とか

   8千円位ビザ「代行手数料」を我々も旅行社に払っていたもので、同じです。

   旅行社の取り分が今は、ビザ代金そのものより、そちらが高く設定

   されております。これまた原因があって、旅行社の背負う今のところの

   リスクとか、それくらい高くしておいた方がいいとの、中国・旅行社の

   考えで、1500元取られた、という人もいるようですが、

     それを日本政府が、緩和をしておきながら、費用を沢山取る、との

   不満のようですが、それは、誤解です。

     日本側の誤解は、

   この規制緩和さえしておけば、日本へドット!とお考えのようですが、

   まだまだ。先ず、こうした措置は日本だけやってるわけではありません。

   中国人観光へのラブコールは日本だけでなく、世界中で起こってますが、

   例えば、お隣、韓国も、日本と同じように、中国人へのビザ発給を容易に

   できるようにし、歓迎受け入れ態勢を整えています。

     更に、意外に強敵なのは、国内でありながら申請が必要な、香港・

   マカオへの出入りがこれまで以上に便利になりました。

     台湾訪問もかなり規制がなくなりつつあります。台湾もまた、本土から

   の観光客が落とす経済効果に期待しています。

     上海では万博もやってます。

     広州では、アジア大会が始まります。

   ということで、中国の人たちはいま、行きたいところが本当の一杯あって、

     何処へも行ける様になって、迷ってるんじゃないですか。

     中国の人は、さぁ~行ける様になった!と思ったら意外に高い手数料に

    日本の人は来れるようになったのだから、ソレッドーと来ると思ってたら、

    それぞれ、このあたりに、誤解があるようです。

     ここでまた、話が戻りますが、そんな中でどうやって日本を選んでもらい、

   来た人に満足を与えるかの問題を、何度も言いますが数の心配より、

   そちらを先に心配された方がよろしいかと。

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2010年8月 5日 (木)

渡島・檜山、観光客数 過去最少

  一昨日の、北海道新聞掲載の記事より、

  表題は、「昨年度の渡島、檜山管内

      観光客数 過去最少

        インフル、景気低迷響く 」

  以下、記事の抜粋ですが、記事は以下次のように続きます。

 ・・・2009年度の観光客数は、08年度の比べて渡島管内が5%減の924万

  7500人檜山管内が0.8%減の110万6300人となり、ともに現行調査を

  始めた1997年度以降、最少となった。新型インフルエンザの流行や、景気

  低迷による消費者意識の冷え込みなどが響いた。

     として、始まるこの記事ですが、

   (こうした調査が1997年度以前はしてなかったというが私には意外なのと、

   渡島に入る観光客と、檜山に入る観光客はどうやって分けるのでしょう、

   おそらく分けないのだと思います。両方に入る観光客が当然いるはずです。

   減少の原因を当然探るわけですが、この二つの原因に帰すのはちょっと、

   考え物と思います。)

      以下、記事は、それぞれの分析をしているのですが、

  ・・・団体旅行で訪れたと答えた環境客は全体の4%で、08年度の15.8%

    から激減した。

  ・・・交通・宿泊の手配方法についても「ツアー・団体旅行」が15.4%で、

    08年度の24.5%から減った。

  ・・・函館の観光情報の入手先については「インターネットなど」が33.3%

    となり、前年度の20.5%から大きく増えた。

  ・・・函館で1泊以上する観光客は全体の94.8%を占め、宿泊地としての

    魅力は健在。日帰り客を加えた1人当たりの旅行費用は2万9894円

    で、08年どの3万2331円を下回り、05年度の調査開始以来、初めて

    3万円を割り込んだ。

   ーーーー此処から感想です。  

    この記事を読んで、先ず感じるのは非常の数字が具体的で細かい。

   人数も、費用でも、下一桁までキチンと出るところが非常に日本的。

   で、こうした細かな数字は実態を具体的に示し、よく分かるようですが、

   そこが数字のマジックでして、細かな数字が具体的情報となるか?は

   かなり怪しい。かつ%というやつはもっと気をつけて見る必要があります。

    数字が具体的なら具体的なほど、問題の核心が具体的になるかというと

   それは、違うと思います。数字と問題点の具体的指摘は一致してません。

    もっとも、報道にはこの手の数字は必ず必要とされるでしょうが。

     数字に間違いはないのでしょうから、その点に何の疑問もありません。

   ですが、ここでは全体の数字が出てませんので、別に渡島・檜山管内の

   観光客が減ってるわけではなく、日本の全体落ち込んだ中で、この地域

   でもそうなっているだけの情報と理解した方がよろしいかと。

     旅行の形態が、個人旅行に移行している。それは日本の人口構成が示し

   ているように若者が少ないのですから、前年比でずっと伸びていくことは

   はありえないわけで、加えて若者の旅行の形態であった、修学旅行なども、

   最近函館を訪れる修学旅行の生徒さんたちは、バスで移動するのはグンと

   減って、それだけ人数もいないのです。個々に市電や公共交通機関を使い

   移動して小グループで移動しているのを良く見かけます。

    また、函館で何か大きな催しがあっても、お集まりになる方は以前の様に

   主催団体が一度に団体で函館へ運び込む方法は少なく、それぞれの方が

   ご自身の手配で、三々五々入ってくる方法が多く取られるようなりました。

   ですので、団体という締めくくりでお出でになるお客様は今後ますます少なく

   なること請け合いです。

   全体で伸びが期待できるのは、せいぜい、これから年金受給者のご夫妻が

   二人で時間をかけて歩く団塊の世代の旅行か、家族旅行の形態でしょう。

      函館で1泊以上する人の数が割合的に減らないのは「宿泊地」としての

   魅力が健在と分析ですが、これは単に函館へ来たからには「函館の夜景」を

   ご覧になりたいからで、夜景を見てから移動はちょっと大変ですので、1泊と。

     この点も大分以前に書きましたが、夜景というやつは必ずしも毎日見れる

   わけではありませんので、夜景が生憎見れない日のサービスを考えなくては

   いけないと思います。

     昨日も書きましたように、これまでは、団体でどっと一度にいらっしゃる

   お客様を対象に、観光が成り立っておりましたが、これからは個人のお客様

   を相手に、どんなサービスを提供できるかに、時代が移ってきたということだと

   思います。その個人の中に更に、日本人に限らず、という観点も必要となり

   ました。

     おそらく、先の新聞報道の分析では、インフルエンザが流行ったから、

   不景気だから、旅行者が減った、との分析は、要因の一つとし数には入る

   でしょうが、根本は此処にあるのではなく、

     総体の数を増やそうと思うなら、個人の旅行にあった歓迎の形態を、

   地元観光業界・関連産業、市民を含めて考え方を少し変えないと、多分

   増えないと思います。原因をそうした表面上のものに求めている限り、

   解決できない問題があるということを是非認識してください。

      観光産業に携わる皆さんは、私などよりずっとその感を強くお持ちで

   しょうから、今後そうした動きが見られることと思います。

     魅力ある北海道、そして、道南、函館がもっと皆さんに来ていただいて、

   楽しんでいただけることを期待しております。

     函館は、皆さんのお越しを心からお待ちしております。

     Img_15531

    

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2010年8月 4日 (水)

中国人個人観光ビザ発給、急増

 昨日の、「中国人向け個人観光ビザ緩和」の話題の続きです。

 昨日お話しましたように、7月にこの緩和措置が取られてから、一ヶ月

 その効果や如何に?ということで、アレコレ取り上げられておりますが、

 政府発表でも、大体6倍になってるという数字ですが、そもそもこの数字、

 前年比ですからすぐに6倍でも10倍でもなりますよ、そりぁ。

  基準の数字があまりに低いので基準とはなってません。

  数で6000件くらいですが、これだと、私の感じでは香港の人のみの

  数でこれくらいは行くだろうと、思いますので、大陸全土でこれはちょっと

  あまりに少なすぎます。

    昨日書いたように、数が増えるのはもう確実ですからそんな心配はもう

  いらなくて、増えた先の方を心配、増え続けるにはどうするかをお考えに

  なった方がよろしいかと。ですので先を急ぐと、

    今日の提起することは二つです。

   一つは、まだ皆さんこの「個人ビザ」というところの意味がお分かりになって

  ないのか、単にビザはどんなんでも来る人は来るんだと思ってらっしゃるのか、

  これまでとは違うという認識がない。大体、これまでは団体で来ていたのです。

    ということはですね、大勢で同じコースを歩くわけで、宿泊も事前に決まり、

  ルートも、乗り物の手配も事前すんでいて、更にガイドさんが日本語が話せ、

  何度も日本に来たこともあり、それに乗っかって動いてました。

    それが、個人ビザでのお客さんは少人数です、言葉がカタコトの英語が

  できるか、筆談で何とか済ますか、日本国内に知り合いがいるか、といった

   ような人たちがバラバラとやってきます。

    日本の観光産業、観光業界はいまだこうした形態の外国人観光客を

   こうした形で受け入れた経験がありません。そのノウハウもなければ、

   今のところそれに向けた特別な準備もありません。

     大丈夫か?という心配が一つ。

    二つ目は、どの地方都市も観光都市を謳っている町はどこも、わが町へ

  どうぞ!!と言っている。言ってはいますが、大概はそれは国内に向けて。

   また、近年北海道の各市町村でもトップセールスということでその長が、

   中国へ出かけて、わが町の宣伝活動をしています。つい先日も、

  西胆振6市長と白老町が訪問団を検討中とのニュースが。

    ところが、これとても、あの広い中国の何処かの都市をめがけて行って、

  その町の関係者と会い、旅行社と会い、関係団体を会い、宣伝活動をする。

    いいですが、これって、それこそ「海の中の針」のようなものでして、

   中国個人旅行者にまでは届きません。

    例えば中国の個人旅行者が、日本旅行の為に、旅行社を訪れ、ビザの

   手配、チケット、宿、旅行情報を取りに来たとしても、いきなり中国の旅行社が

   貴方の町の宣伝をいきなりしてくれるとは考えづらいです。

    ですので、各地自治体がそれぞれ中国へ向けて自分のところの素晴らしさ

   を発信しなくてはいけません。これもこれまで、やったことがありません。

    多分、今、一番手っ取り早いのが、ネットでの発信でしょうが、

   ネット意外にも映像発信で、その一つとして偶々ですが当たった、あの道東

   を舞台にした映画のヒットなどがその成功の一つです。勿論柳の下の二匹目

   の泥鰌を狙う手がないわけではありませんが、そうそう柳の下に泥鰌は

   おらんでしょう。

    何にしても、発信する手段と、不断に発信することをしなくてはいけません。

    例えば中国の人がビザを取得して、日本へやってきました。

    最初降り立つ都市はもう決まってるのです、定期便を持つ国際空港のある

    東京・大阪・・・・・・札幌の各都市です。

    では、此処から例えば私の住む町、函館に来てもらおうと思えば、

   この間の日本国内の移動を、面倒がらず、それでも函館行きたいと思わせる

   何かを、持ち合わせているか、ということ。更には来て貰って裏切らないだけの

   歓待をその町はできるのか、という問題。

    降り立つその大きな町にしたところで、降り立ってそのまま一泊・二泊して

   貰えるのかが問題。大都市は何でもあります。情報も豊富です。ですが、

   この個人旅行者たちは私の感じでは意外に、中国都市部のお金持ちが多い

   せいか都市部より、大自然に関心を持っていたりする人が多い。

     何処へ行けば何があり、そこへ行くにはどうすればいいのか、

     引き付けるだけの魅力を持っている町が北海道にも多い事は分かり

     ますが、発信しなければ、知りようがありません中国の人には。

     個人旅行者の関心は、意外に町の我々には慣れ親しんだ何でもない

   景色や風景にあったりするのは、私が中国のそうした物に惹かれるのと

   同じだと思います。

     そろそろ、その個人ビザで日本を訪れ、帰ってから日本の旅行記を

   ご自分のブログに書いてる人のブログを目にするようになって来ました。

    矢張り、日本人では誰も目に止めない、例えば先日の参院選での選挙

   ポスターを沢山撮って帰って面白がっているブログなどを見るとこれこそが、

   個人旅行の醍醐味と思いますし。

     こういう人が増えて、中国でもそうしたブログを皆が見て、

   日本の極普通の暮らしや、日本人の本当の姿を撮って帰って貰いたい

   と思ってます。

W0200602172813177974351 何処にもある何ということもない、桜の並木が

これだけで、中国にはないので十分に観光資源

にはなりますが、それには、

  先ずは発信し、

  これをどうやったら見れ、体験できるかを

 案内しなくてはなりません。

   この写真も、中国のブログ上で、感動した道として掲載されたもので、

   是非この路にこの桜の時期に立ちたい、と書いてました。

   そう思って貰えるなら、大成功です。

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2010年8月 3日 (火)

中国人向け個人観光ビザ緩和、から一ヶ月

  一ヶ月前の、ビザ・緩和スタートの時点でこの話題を取り上げました。

  一ヶ月が過ぎました。実際は、7月1日からの緩和なので、1日に

  ビザの申請をしても最速、7月9日からになります。正確には日本へ

  個人旅行でいらっしゃる中国の人の動向はまだ、暦の上では一ヶ月が

  過ぎましたが、実質はまだ一ヶ月に到っておらず、今週一杯ぐらいは

  様子を見た方がいいのですが・・・みな待てないようです。

    ここ数日で日本のマスコミが、この話題を取り上げ、一ヶ月の効果を

  アレコレ伝えております。

    先に、この辺の問題を片付けておきます。

  私の見た限りの、日本のマスコミのこの話題に関する報道は、

  明らかに幾つかの間違いがあります。

   どこの局の、どんな番組かは、置いておいて、

  私が見た、その「中国人がやってくるぞ~!」特集ですが、

  その中の中国人が個人ビザ緩和でこれからはくるんだぞ、のテーマは

  いいのですが、使われている画は、例えば富士登山の中国人の混みよう、

  だったり、秋葉原の爆買い、だったり、銀座一流ブランドの大量お買い上げ、

  の画を多様してました。

    でも、これって、個人旅行者じゃないですよ。

    富士山も個人ではあんなにある日に大挙して現れることはありえません。

  お買い物シーンは傍に大型バスが停まっているくらいですから、団体さんです

  画と取材の対象があってませんですけど、大丈夫なのでしょうか?

  更に、

    個人ビザ緩和の例として、某市(忘れた!確か北京)に住む、某さんが、

  日本へ留学している娘を訪ねに、申請、許可されてやってきました。よかった!

   の例はですね、このビザ緩和前から、こうした身内が先に日本へ来ている

  ような方を訪ねるビザは割りと出ていたのですね、簡単に言えば、親族が日本に

  いるなら、その親族を訪ねる、或いは親族が呼び寄せる、のビザはこの

  緩和の前から割りと(割とですよ)申請がしやすいというか、実際相当その

  かたちで来ています。

     わざわざこの例を持っていして、なんで今回の緩和の例として、

  取り上げたのかが分かりません。こちらも例と、取り上げている問題が

  合ってませんけど!大丈夫か?

    私の言いたいのは別に、そんなに苦労しなくとも、今回のビザ緩和で

  その対象となり、これまでであれば日本に来ることが出来なかったであろう、

  人が緩和の恩恵でこれた人は簡単に探せるはずです。

  因みに、例えばですが、上海発の、中国航空機(日本航空機でもいいのですが)

  出入国検査で個人ビザか団体ビザかの記録は残ってますし、

    これまた何処でもいいのですが、上海の海外旅行を扱う、旅行者のこの手の

  個人ビザの取り扱い数は記録として、あると思います。

    まぁまぁ、7月にも書きましたが、

   どっちにしろ増えるんです。絶対増えるんです。

   減る事はありえないので、増えるんですが、その増える数が期待ほどなのか

   どうかを言えば、それまた心配ありません。(逆を心配すれば、と思ってます)

    来るのか来ないのか分からない客ではなく、確実に来ます。

    ですので、それを一ヶ月したから検証してみようかという企画は分かりますが、

   大して意味がありません。

    それよりは、来るぞ~来るぞ~の人たちが来てみたら、

   わざわざ来てみた方の立場からすれば、

   口では歓迎と言いながら、団体旅行者のようにど~と買い物をする目立つ

   爆買いの旅行者は話題にもなり、そこに商機あるからでしょう、対策もある

   ようですが、

    数名の個人で日本へ来てみたその人たちに、日本観光は本当に親切

   なのだろうか、

    更には、外見だけでは欧米の人のように区別が付きづらい、中国の人たちが

   ブラット来て日本は満足させられるのだろうか、

     の視点での、個人旅行と団体旅行の違いを認識した上での、

    歓迎のあり方の違いを考えた方がいいのでは・・・・。

5684965b949a24c0f51 例えば、こんな画を見て、行きたいなぁ~

北海道、行って見たいな、富良野、と

思ったごく普通の(普通でもないか、)

   中国の人は、富良野・美瑛にたどり着けるのでしょうか、

   たどり着けたとして、楽しめるのでしょうか、

   また、来たいと思わせるだけの何かを発信できますか、

B22f143cbbcca8b4c31  こちらは、同じように中国の旅行者が団体旅行を

 組む際の日本のぞれぞれの魅力を歌ったものですが、

 個人でこれらに間に合うように来て、日本のこうした

 時期はそれなりに日本人観光客で込む時期でもある

 わけでして、そんなときに、ポツンと中国人のからの

  予約が入って日本の観光業界はちゃんと対応できるのでしょうか、

   それは、オフシーズンに来て、ド~ンと買い物してくれて

   文句を言わない国外からの客はのどから手が出るほど欲しいでしょうが

   それは、ちょっとあまりに身勝手というものです。

   今、日本政府が、日本の観光産業界が、経済界が

   期待してるのは上のようなこちらの都合の好い中国人旅行者なのでしょうが、

   そうはいかないでしょう。

    個人ビザで個人で、ばらばらに来られたとき、もっと違う問題が

   あります。

    そして、個々に出るほうの中国側にとっても、違う問題があります。

   長くなったので又明日この話題を。

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2010年8月 2日 (月)

「中国語スピーチコンテスト北海道大会」ご案内

2006nen6_001  中国語教室の皆さんには、すでに

  ご案内を差し上げておりますが、

  今年も日中友好協会主催・

  スピーチコンテストの開催要項

  が届きました。

   参加申込書も添えられて

  おりますので、どうぞご利用下さい。

   第28回「全日本中国語スピーチコンテスト北海道大会」

  1983年中国語弁論大会を開催して以来、例年恒例の「全日本中国語

  スピーチコンテスト北海道大会」を今年も実施します。今回は以前にも増して

  充実した内容で盛大な退会にいたしたく準備をしてまいりました。

    日中両国は一衣帯水の隣国として2000余年の長い歴史の中で相互

  「互助互恵」の交流を重ねてまいりました。また近年は経済交流が広い

  分野で進み、更に親密な発展を続けております。

    このような環境の中で、中国に深く関心と興味を持ち中国語を学習される

  方々は年を追って増えております。中国語を学んでおられる皆さんには、どうか

  この機会を捉え実力を発揮されては如何でしょうか。ふるって参加下さるよう

  ご案内申し上げます。

     なお、聴衆の方々もお誘い合わせの上ご参集下さい。

                     記

  1・日時: 2010年11月7日(日)13:30~16:30(受付13:00から)

  2・会場: かでる2・7道立道民活動センター

         札幌市中央区北2条西7丁目 電話011-204-5100

  3・部門: 中国語「中学生以下の部」「高校生・一般の部」「大学生の部」

  4・種目: イ・暗誦の部:中国語文の朗読(自作、他作を問いません)

         ロ・朗読の部:中国文の朗読(自作・他作を問いません)

        ハ・弁論の部:中国文での自由題(原稿読み厳禁)

  5・発表時間: 5分以内(時間超過・過少は減点とします)

  6・出場資格: イ・日本国籍を有し北海道に居住している人。

           ロ・中国語を母語とした人、また中国語を母語として学んだ経験

             のない人。

           ハ・過去、現在、中国語を日常的に使用する職業に就いていない人。

           二・過去、当大会の全国大会に出場していない人。

           ホ・「高校生・一般の部」に限り、日本の大学もしくは大学院に

             在学していない人、また中国語を日常語とする地域に継続

             3ヶ月以上滞在した経験のない人。(短期留学を含む)

           へ・「大学生の部」に限り、日本の大学もしくは大学院に在学中の人、

             また中国語を日常語とする地域へ継続3ヶ月以上滞在した経験

             のない人。(但し留学は除く)

            ※出場資格に疑問がある場合は、主催者側が可否を決定する。

  7・参加人数: 暗誦10名、朗読10名、弁論10名の計30名(受付順)

  8・参加費: 無料

  9・審査: 発表終了後、種目ごと審査委員が審査委員会を開き入賞者を決定する。

 10・表彰: 入賞は、優勝、準優勝、3位(暗誦、朗読、弁論の部3種目それぞれ

        から1名)と最優秀賞(弁論の部優勝者)とします。弁論の部優勝者は

        来年1月9日(日)東京で開催予定の全国大会へ北海道代表として

        推薦資格が得られます。

          また、表彰状・盾のほか後援・協賛賞など賞品が贈られます。

 11・応募方法: 一般募集とします。日本語と中国語の両文章をA4版原稿用紙

         に氏名、テーマ、記入の上、申込書に書き添えて期限までに郵送

         してください。

 12・応募先: 〒060-0004 札幌市中央区北4条西4丁目加森ビル③6F

             北海道日中友好協会「中国語スピーチコンテスト」担当者宛、

          電話・ファックス 011-231-4453

 13・締め切り: 2010年10月4日(月)当日消印有効

 14・主催 : 北海道日中友好協会   共催 : 札幌日中友好協会

    後援: 北海道・札幌市・中国駐札幌総領事館・(社)北方圏センター

       (財)札幌国際プラザ・北海道華僑華人連合・北海道新聞社・

        NHK札幌放送局・HBC北海道放送

    協賛: 中国南方航空、中国国際航空、中国東方航空  札幌支店

      

   --- 切り取り線(以下をプリントアウトしてお申し込みいただけます)--

     「全日本中国語スピーチコンテスト北海道大会」参加申込書

                               2010年   月    日

   

          フリガナ

     氏名                         (    歳、  男 ・ 女 )

   

     住所    郵便番号

          連絡先

           電話

     種目     イ・暗誦   ロ・朗読   ハ・弁論  ○を付けてください。

     スピーチテーマ  (必ず両方に記入願います)

       ・日本語

       ・中国語

     学習暦      通年     年   ヶ月

     その他      ご職業 または  学校名

  ----------------------------------

    どうぞ、この機会に挑戦して見て下さい。

    函館日中友好協会にも説明書、申込書はございます。ご連絡下さい。

 2006nen6_004                                                                                          

    生活中処々有第二次機会

    -如果Ni能発現它イ門并勇敢地去実践的話。

    歓迎、大家的参加、支持!!

            函館日中友好協会           

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