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2010年7月23日 (金)

増える「アリ族」、大卒者の就職難時代

F20100625170355012561_2  話題はまだ、昨日の

 続きです。

  昨日書きました、

 中国大卒者の就職難

 が続いている、という

  お話を書きました。

   そこでここのところ増えているのが「アリ族」と言われる人たち。

  この名前は確か、どこぞの中国の大学に先生の命名によるものだと

  記憶しております。

   日本人の「アリ」に対するイメージは多くは「勤勉」だと思いますが、

  中国のそれは、ちょっと違います。

   アリのことを中国では、「螞蟻 マー・イー」といいます。日本ですと左側の

  漢字だけですみますが中国ではこのように二文字になります。

   それで、中国の人のアリのイメージは、形から小さいというのと、あんな小さく

   とも頭がいい、というのが一番のイメージで、あとは沢山で暮らしているとか、

   そのあとぐらいに漸く、日本人と同じに、いつもコチョコチョ動いている、

   というイメージが浮かぶらしいですが、動いているイコール勤勉とは

   必ずしもならない、といったところが中国らしい。

    説明が長くなりました。大学を出て(頭がいいのに)職がないので、

  そのまま都会に居座り、職がない物同士が(集団でくらし)、なにやら

  チョコチョコ動き回っている様子が、アリに似ている、という理由で、

  大学は卒業したものの、その後も都会に残り、就職活動といえるのかどうか

  なきに等しいチャンスに賭けて、肩を寄せ合うようにくらしているそんな

  若者が全国に相当いる、という。それで、そうした現象を含めてこの人たち

  を「アリ族」と呼び、一時日本のマスコミでも話題にはなったのですが、その後

  日本のマスコミは直ぐに厭きてしまいますので、全く取り上げることもありま

  せんが、彼ら彼女らが居なくなったわけですはありません。

    そのとき、私が目にした日本のマスコミは「アリ族ー中国のニート族」と

  言ってましたが、ニートではないのです。ほそぼそではありますが、こうした

  人たちは、自分達でどうやら自分達の食べる分は、何とかして、或いは、

  何とかしようとしている人たちです。

    本来は一人で借りるアパートも、仲間数人で借りて、頭数で割って、

  毎月の住宅費を節約しようと言う努力は涙ぐましいものがあります。

    大学の寮にいる間は、街のアパートよりはずっと安いですが、

  それでも、おおよそ大学生活では、一部屋に大体4人くらいで生活

  し続けている彼ら彼女らには、このスタイルはそう苦にはなってない。

    今は低収入でもやはり、都市におればそれだけチャンスも多い。

  また、新卒者ばかりを探している企業ばかりとも限らないし、企業の

  欠員や急成長する企業にあっては、一年を待って人を入れるというほど

  のんきではないので、巧くそうした時にさえぶつかれば、数年の足踏み

  など、どうという事はない。

     中国の人たちの暮らしはとても関係を大切にするので、こうした

  仲間から一人が巧くチャンスに乗じて、成功すればその人のつてでまたまた

  拾い上げてもらえるかも知れない。

     何より、故郷の父母の期待を担って、大都会の大学に進んだ自分

  に対する過度の期待にも応えなくてはならない、さまざまな事情を背負って

  この人たちは、日本人が考えるほど悲壮ではないが、この道を選択

  せざるを得なかったのだろうと思う。

F20100625170345012551 「アリ族」という命名があっている

 のかどうか、分からない。

 まあ、このように身の回り品も極端に

 少なく、いつでもこれくらいの荷物で

 移動できる。

  若いうちの苦労は・・・

 という日本の喩えもありますから、

   是非、この経験を生かして、より一層強い人になって貰いたいが、

   実は、中国の人はこんなことが無くとも、もう十分に強いので、

   こんな風に鍛える必要は全くないと思いますけどね。

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