「在住外国人、日本の印象」-北方圏センター『であい」誌より
社団法人
北方圏センター
(札幌市)
で発行されている
機関誌「であい」を
いつもお送り
いただいております。
ありがとうございます。
今号、57号の
特集、一面の
「在住外国人との意見交換」の記事に、とても
興味有る外国の方々の、日本に対する印象が素直に
述べられておりますので、紹介いたします。
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日本で生活していて一番困ったことは?の質問に、
・銀行のATMの終了時間が早い(アメリカは24時間稼動)
・発売機、自動販売機などの表示がわからない
・バスの運行時間が平日と週末で違う
・ゴミの捨て方が分からない、等。
言葉や文化の違いからトラブルを経験したことは?の質問に、
・先輩や後輩の関係や接し方がわからない
・食事(飲み会)の時に、2次会、3次会がある
・東京で道を聞いたとき、知らんふりをされた。日系人だからなのか
・異性への接し方(自国では友人間でハグ等をするのは当たり前)
・上司に仕事の相談をしたら「難しい」といわれてので頑張ろうと
思った。しかし、それは「ダメ」という意味だった、等。
突然大きな地震が起きましたどこへ避難すれば良いか知ってますか?
・情報をもらってない
・ハザードマップをもらったが何のために使うのかわからなかった
・済み始めて半年もたってからハザードマップを渡された、等。
日本について、素晴らしいと思うことは何?の質問に、
・人々が礼儀正しいところ
・サービスが素晴らしい
・買い物や支払いの利便性(100円ショップ、公共料金をコンビニでできる)
・医療と保険システムが完備している
・それぞれの町に名産品や郷土料理がある
・夜も安全に歩ける
・バスが時間通りに来る
・ウォシュレット! 等等
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きっと設問はもっといろいろあったのだろうと思います。
質問の仕方によっては面白い答えがまだまだありそうです。
私の感想は、
留学生を含めて、お仕事の方もいらっしゃるようですが、国もきっと
まちまちなのでしょう。
さまざま悩んだり、困ったりしているようです。
もっともっと困ったり、悩んだりしてください、
この国(日本)はなんでこうなの?と沢山の疑問を抱えてください。
それこそが異文化理解の糧となるはずです。
それこそが貴方たち貴女たちが日本へ来て学ぶのです、
学校で習うことよりその中にこそ、本当に学ばなくてはならないものが
あるはずです。
その事に先ず気づいてください、
なぜこの国は(日本は)・・・・の後ろにこそ、日本の文化があります、
それなりに理不尽なこともあるのでしょうが、それは日本に限らず
あらゆる国がもっている文化のある一面です。
それを抜きにしてその国を民族を理解することはありえません。
言葉がどんなに出来たとしても、
どんなに長いことその国に住んでいても、
どんなにその国が好きに或いは嫌いになっても、
そこから眼を離してはダメです。
それこそがわざわざ日本へ来て、実際に日本に住んでやっと
学べるモノなのです。
学校では、本では学べないものを是非学んで自国へ持ち帰ってください。
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