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2010年5月31日 (月)

中国各地で相次ぐ労働争議

F20100528165113013721  今年に入って、中国各地で労働者がストライキ

 などに訴え、工場が一時停止・封鎖などに追いこまれる

 ケースが起きている。

  

  ごく乱暴に言ってしまえば、ここのところの急激な

  中国国内での物価上昇と、給与形態が見合わない、あるいはこれまで

  以上の福利厚生を求めても、当然の時代に入った、その事が原因と

  言っていいと思います。

    各地で起きている争議のそれぞれの争点はそれなりに皆それぞれの

  ケースで違います。当たり前ですが、みなそれぞれの問題を抱えています。

   日本で報道されているのこれらのニュースは限りがありますが、国内では

  この数倍の大大小小の問題が持ち上がっています。

    とりわけ深刻なのは、中国広東省深圳市の富士康集団の自殺者が

  相次いでいる問題ですが、流石にこの問題は地元政府も乗り出しましたし、

  経営者も映像でも出てきて話もしてるようですので、解決に向かうでしょう。

   一番最初に、中国雅虎ヤフーでこの「富士康」という会社の名前を目にした

  とき、これは、日本の会社かな・・とちょっと心配しました。

   因みにこの会社あのアイポッドの部品を製造している会社で今めちゃくちゃ

   忙しいので、従業員を顧みる暇もないのでしょう。

    日本企業では、矢張り広東省仏山市にある本田技研の関連会社で

  「本田汽車零部件(部品の意味)製造有限公司」でもストライキが起き、

  一時操業停止になってるようです。

    例えば上の工場とこの工場をご覧になってください、両方とも広東省

  という、香港にごく近い経済圏にあって、この辺りの工場で今あらゆる部品

  が、製造されています。

     それで、他の地域よりは多少給料などはいいのですが、それを当てに

   中国各地から労働者が押し寄せています。  

   一番の要求はおそらく賃上げだと思います。次が労働条件の緩和でしょう。

   これらの問題は普遍的な問題で必ず起きますし、中国の今の状況で起きない

   方が不思議なくらいですから、このことに私はなんの感想もありません。

    ただ、

   これらのニュースを、ここ数日注意して見ていますが、

   これまでと違った点に注目しています。

   一つは、こうした争議の当事者、とりわけ労働者側の代表の者が、

   これは多分ですが、明らかに他の地域のこうした争議と呼吸を合わせ

   又は他と連絡を取り合いながらやっているのではないかと思います。

   携帯電話があれば可能ですし、最低情報として他の地域との比較の為にも

   電脳(コンピューター)や手機(携帯電話)が使われ、これまでと違って

   経営側の条件提示などにも今後はこうした情報機器が影響を与えるでしょう。

   もう一つは、

    中国のこの地域などでは、これまで工場のこうした労働者の定着率が

   非常に悪かった。つまり、不満があれば、或いは、ちょっとでも条件が良い

   ところがあればすぐに勝手に辞めて居なくなっちゃうというのが、経営側

   の悩みでもありました。つまり熟練工が育たない。辞めないように色々

   工夫もし施策も取り入れてたようです。結果、今度は辞めないが全体で

   条件提示をし迫られている、というのが現状だと思います。

    この二つの点がこれまではちょっと違ってきているな、というのが

  私の感想です。

    何でも、

    大雑把に言って、今この上のホンダの関連会社を例に取ると

    某標準的従業員の給与は、 1500元+αだそうです。

    こらから引かれるものがあって、手取り?が1300元程度としましょう、

    手取りから、住宅・食費・電話・日用品・などなどもろもろを引いて

    一ヶ月に自由に使えるお金が500元、と言っています。

    もちろん、これを知らされたからと言って皆さんは中国の物価その他が

   お分かりにならないので、多分ピントこないでしょうが、

     これを2500元くらいに引き上げろ、というのが要求だそうで

     いきなりの1000元アップというのが、可能のかどうかはこの工場の

   実績などもありましょうから私には判断できませんが、

     どうもここでも、その不満の根幹はこの額にはあるのでしょうが、

   工場内の違った面、労働者間の給与格差とか、待遇の違いなどにも

   相当その要因があるようでして、

    当たり前ですが、私には分かりません。分かるわけがないのです、

   日本のこの手の争議にしたところで分からないのですから。

     私が言いたいのは、中国での労働争議が多発しているのは、

   そういう時代だ、ということ、

     現代のこうした争議は、昔のそれとはちょっと違う、

   ということの二つです。

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