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2010年4月10日 (土)

遠のく、中国残留孤児問題ー『あの戦争から遠く離れて』今週読んだ本

Ano_sennsoukara  この手の本も、これまでに相当読んでます。

  こちらの本は『遥かなる絆』という題で

  テレビドラマ化されております。

  テレビドラマになるから、或はなったから

 本を買う、というタイプではありませんので

 かなり以前に買って、手元にはあったのですが

 テレビドラマも全何回で放映されたのかも

   わかりませんが、一回か二回は見てると思います。

   ドラマの出来の良し悪しより、主人公役の女優さん鈴木杏さんの

   中国語が気になってそちらの印象のほうが強かったですが、

   女優さんも色んな役がきて大変でしょうが、もう少し中国語も

   頑張って欲しかったです。

    それはさておき、

   ここ数年めっきりこの問題「中国残留孤児」の話題は遠ざかりつつ

   あります。

    それはそうですね、1945年に例えば10歳で中国大陸に残された

   としても、その人はもう今年70代後半になりますから、それより大きい

   子供が残されたなら80代です。時間はあらゆるものを洗い流してくれる

   ありがたみと、あらゆるものを記憶の彼方に葬ってしまう残酷さの両方が

   あって、この間の時間がなによりこの問題の影を薄くしてます、

    そんな中で、こうした残留孤児二世、三世の方がこうした問題に正面

   から向き合ってこの問題を取り上げたこうした本を何冊か見ています。

    また、実際に渡しが留学していた(大連)当時に、二世の若者が、この

   著者と同じように、中国語を習うために来ていました。彼女は家庭が中国語

   のせいか、日本語の方が少し怪しいくらいで、それでもきちんと習った

   中国語ではないのと、決定的に欠けている文化の面を補うべく、留学に来て

   いたようで、留学生の授業よりは、本科生の授業に出てるのをよく見かけ

   ました。中国人の子に訊くと、私には気づきませんが、彼女の中国語は矢張り

   問題がある、と言ってました。

     また、何度かこの人がいま日本人肉親の手がかりを探している、

   という方にもお会いしました。

     歴史と言うのは皮肉なもので、戦後からまた20数年この二つの国は

   閉ざされたままでしたので、その時間が使えたならもっともっと早くに事実が

   分かったのでしょうが、その間にも中国国内でのさまざまな問題や、

   この「残留孤児・婦人」の問題を考えると本当に歴史は皮肉なものです。

    この作者で、34歳。

    今後この問題を語る人はますます少なくなる。

    今こそ、きちんと記録しておく必要があると思います。

   この本の題名「あの戦争から遠く離れて」がそのことを

   表しています。

     

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