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2010年3月13日 (土)

中国爆食経済ー今週読んだ本、 中国は何をそんなに食べるのか?

Bakusyoku  今週読んだ本は

 こちら、沈才彬 著

 『中国爆食経済』

  時事通信社刊

  それで、

 中国関係本に限らないので

  しょうが、どうも私の偏見ですかね、

  中国関係の本は、その題名・書名の付け方がどうも

  この衝撃的なものが好まれる?のか、そういう題で

  とりあえず気を引いておこう、という出版社の目論見なのか

  過激?な題が好んで付けられているように思えるのですが、

  どうなんでしょう。

   書店で私が買うのは中国関係本ですが、ついでに書店の

  書棚を見てる限りでは、他の国のこの手のものの題名がそう

  変わっているようには思えないのです。

   韓国ものなどに偶にそうしたドキッとさせる題名のものが

  無きにしも非ずですが、他の国についていえば、アメリカだろうが

  ヨーロッパの各国だろうがないですね、

    これって何故そうなるかは一考に価します、

   このことをとっても、もうすでに中国に対する日本の、日本の出版物

  の偏りをみることができます。

    さて、この本の題も、「爆食」というのが効いてます、

  表紙デザインでもこの二文字だけ赤字大文字になってます。

   中国の人が日本へ来ていまいろいろ買物をしている状況を

  先日書きましたが「爆買い」といってます。

   その凄さを表現するのがこの「爆」の字に込められているようです。

   普通じゃないぞ、と、

   それは教えてくれているのですが、

   では、この本の「爆食」は中国は何をそんなに食べると思います?

   中国の人が食べはじめて注目されているのはちょうど先週書きました

  「マグロ」を筆頭にした「魚」ブームがいまおとずれようとしています。

    こちらの「爆食」は中国の「人」の話でして、

    「中国」そのものは何をこれから「爆食」するかと言うとですね

  そうれは、もう多分何でも「食べる」でしょうが、

    もうお分かりと思いますが、これから「中国」のその経済を支える

  為には「中国」は「エネルギー」を「資源」を「爆食」するようになるだろう

  との著者の警鐘の本です。

    これまた、中国に関して警鐘を鳴らす、といいますか、そうして

  告発の書が矢鱈多いのも中国関係書籍の特徴でして、私の書棚の

  ある一角はこうした本で占められています。そしてそこに納まっている  

  その書籍の題名が先ほどのようにかなり衝撃的な内容が占められて

  まして、こうした本を売るのは大変なんだな、というのを教えてくれます。

   毎回この手の本は、あれこれ数字も具体例も挙げて、あの手この手で

  警鐘を鳴らしてくれますが、

   でも経済活動はある点で避けられない、側面を持ってますから

  資料も分かりますしその分析も正しいでしょうが、

   で、それで・・・

   の部分でいつも消化不良の感じがして読み終えたあとの感想も

  どこか満たされません。

    警鐘もそうそう何度も鳴らされるとこちらもいつか慣れてきて、

  そう驚かなくなるので、

    そのせいでしょうか、更に過激な題名で今度は

   強く鐘を敲く、

   これって、私が普段あまり中国を良くご存じない方と中国の

  お話をしていて、こちらの情報量その他が少しばかり相手方より多く

  知っているので、お話の中で温度差のようなものを感じて、

  私はそうじゃないのになぁ、

  ある時などは、それじゃぁ、遅いのになぁ、

   などとちょっと感じたりするのと、同じなのかと考えると、

  どうも、

   この著者が認識している状況との差、

   単にこうした本を書く著者たち性癖、

  の違いであって、私の感じているような温度差とはまた別物と

  感じるのですが、はたしてどうなんでしょうか。

   エネルギー問題は確かに重要で、この後この問題でも中国は

  世界の前面に出てくるのは間違いないのですが。

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