2010年 の 中国
日本人はどうも、先々が気になる民族らしく、どこも予測記事や
予測発言で埋め尽くされ、あまりその検証はしないので言いっぱなし、
聞きぱなし。それでも好きです。
民主党が政権を取るか取らないかの大騒ぎの去年が終わったら、
こんどは、誰がどのポスト騒ぎで、それも終わったら、今は小沢一郎の
明日がどうなるかを、それぞれ予測して楽しんでいる。
いつも次ぎのカードが見たいらしく、いつもしたり顔で次はこうなる、
と断言する人の出現を待っているようだ。
という前振りで、
「中国は今後どうなりますか?」「これからの中国は?」「今年、中国は?」
と訊かれることが多い。年が明けたので、あらためて今年はどうなる中国?
のお尋ねが多い。
私個人は余りこうした予測に興味がない。漠然と考えることはあっても
具体的数字にそって何か予測したり、予言したりはしないし、したくもない。
昨日もテレビで世界のエコノミストと言われる人達が、こんごの中国について
の予測合戦をしていた。見るとはなしに見ていた。大きな傾向を誰も見誤まる
ことはない。それは流れのようなもので、専門家でなくとも分かる。
もちろん分かる、その程度に差はあるだろうが、そんなに分かる必要が
無い人はそれくらい分かればそれでいいので、問題はない。
「中国が××を抜いて、世界一に躍り出た!!」のニュースは
今後嫌になるほど聞かされ目にすることになるので、そのうちには慣れるでしょう。
そんなことは当り前のことで、なんの驚くことでもなくなった、と気づいた時の
中国を、今予測しようとしてるのですが、それはそうなるのですが、
どういう過程を辿って、そうなるかが予測不能なので、心配?というえば心配か。
あるいは、世界の通貨がドル建てでなく、人民元での商取引が今後増えて
行くし、その言語も世界を席巻することにはなる。
言い古された言い方で、何度も使いまわされているが
「中国はどこへ行くのか?」という 礼の有名な命題があるが、
この回答にはこれまた、礼の有名な 「中国は何処へも行かない」
という名回答がある。
余りに時々に訊かれるので、この際面倒だからここに少し書いておこう
と思った。
ただ、若い人達に言っているのは、
すぐお隣の国がそういう方向に向かっているので、無視どころか
きちんと見ておく必要はありますよ、と言っている。
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