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2009年11月13日 (金)

種喰う人びとーひまわりの種と西瓜の種

Gua_zier01  名画に「種蒔く人びと」というのがありますが、

 その点でいえば、中国の人たちは

 「種喰う人びと」といえます。

  そんな名画があったら怖いですが。

  りっぱな食品で「瓜子ル」といいます。最後についてる”ル”

  は、別になくてもよくて「瓜子」だけでいいのですが、

  種です。ひまわり、だったり、西瓜の種を炒って食します。

   さっと塩味を付けたりしますが、最近これに様々な

  味を後付でつけるのも出始めまして、それはどうなんでしょ

Gua_zi21 もうスタンダードなやつは食べ飽きちゃったし

そろそろ、上にその後付で味を付けて、

バナナ味の、とか、烏龍茶味、とか

 ですね、そんなフレーバー「瓜子ル」が

  あまり人気があるとは聞いてませんが、多分これはちょっと

  流行りそうにもないですね。

   大福が食べ飽きて、中にイチゴを入れたイチゴ大福の

  ようなわけにはいかないようです。

   伝統の食品がどんどん時代と共に様変わりするというのは

 どの国にもありますし、それでまた新しい商品が生まれるなんて

 こともあるんですが、

   それには成功の数十倍の失敗の商品が、あって始めて

  その内の一つがヒットすると、いったところでしょうか。

   もう一つ、書き忘れたことは、

  この商品が日本で流行らないというか、日本へもって来ても

  ダメだったという経験もお話しておきましょう。

   中国にいる間かなり訓練したのですが、昨日お話したように

  どうも私にはその才能がないようで、これを食べるには向いて

  もないようで、あまり進歩しなかったのですが、それでも努力家?

  の私は日本へ帰ってからもその訓練を怠らないように、「瓜子ル」

  を買って帰りました。

   そして、日本でも密かに食べる連取をしようと、ある日気がついた

  ことは、日本にもってきて少しすると、日本は多分湿度が高いせい

  だと思いますが、中国のようにあの歯に当てて二つにクッと

  噛んだその時に、パキ~ンと奇麗に割れてくれないわけですよ、

  湿度を含んだそのその殻は、ともすればグニャと、割れて

  はなはだ気分が宜しくない。「瓜子ル」を食べる一つの快楽でも

  ある、パキーン、パッ。と割れて気分もスカッと、とならない。

   私が思うに多分これがこの食品が日本では定着しなかった

  要員ではないかと、密かに考えておるのでありまして、

  異説があれば、どうぞ御聞かせ下さい。

    ということで、こちらから

    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

   「齧瓜子ル ク・グァ・ズール」ヤメラレナイ・トマラナイ の

  『隗』ホームページ、私の見た中国 11月号の方をご覧下さい。

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