種喰う人びとーひまわりの種と西瓜の種
その点でいえば、中国の人たちは
「種喰う人びと」といえます。
そんな名画があったら怖いですが。
りっぱな食品で「瓜子ル」といいます。最後についてる”ル”
は、別になくてもよくて「瓜子」だけでいいのですが、
種です。ひまわり、だったり、西瓜の種を炒って食します。
さっと塩味を付けたりしますが、最近これに様々な
味を後付でつけるのも出始めまして、それはどうなんでしょ
そろそろ、上にその後付で味を付けて、
バナナ味の、とか、烏龍茶味、とか
ですね、そんなフレーバー「瓜子ル」が
あまり人気があるとは聞いてませんが、多分これはちょっと
流行りそうにもないですね。
大福が食べ飽きて、中にイチゴを入れたイチゴ大福の
ようなわけにはいかないようです。
伝統の食品がどんどん時代と共に様変わりするというのは
どの国にもありますし、それでまた新しい商品が生まれるなんて
こともあるんですが、
それには成功の数十倍の失敗の商品が、あって始めて
その内の一つがヒットすると、いったところでしょうか。
もう一つ、書き忘れたことは、
この商品が日本で流行らないというか、日本へもって来ても
ダメだったという経験もお話しておきましょう。
中国にいる間かなり訓練したのですが、昨日お話したように
どうも私にはその才能がないようで、これを食べるには向いて
もないようで、あまり進歩しなかったのですが、それでも努力家?
の私は日本へ帰ってからもその訓練を怠らないように、「瓜子ル」
を買って帰りました。
そして、日本でも密かに食べる連取をしようと、ある日気がついた
ことは、日本にもってきて少しすると、日本は多分湿度が高いせい
だと思いますが、中国のようにあの歯に当てて二つにクッと
噛んだその時に、パキ~ンと奇麗に割れてくれないわけですよ、
湿度を含んだそのその殻は、ともすればグニャと、割れて
はなはだ気分が宜しくない。「瓜子ル」を食べる一つの快楽でも
ある、パキーン、パッ。と割れて気分もスカッと、とならない。
私が思うに多分これがこの食品が日本では定着しなかった
要員ではないかと、密かに考えておるのでありまして、
異説があれば、どうぞ御聞かせ下さい。
ということで、こちらから
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『隗』ホームページ、私の見た中国 11月号の方をご覧下さい。
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