初雪の日、中国でも・・
今日の函館はとても穏やかな暖かい、風もないそんな心地良い日です。
つい先日のあの寒さと雪の日がウソのようです。
11月2日、初雪が降りました。
あの日はその前日から、天気予報などで強い寒波が近づいていること、
所によっては雪になるであろう、との予測も事前に聞いてましたが、
流石に本当に白いものを見ると、来るべきものが来たか!というのが
北国の人びとの感じです。
まあ、毎年この時期ともなれば、北国の人たちはだいたいその覚悟をし
それに備えるのですが、そうは言っても人間、実際にそうなるのと、まだ
大丈夫だろうとの淡い期待との間でいつもそろそろかな、と思ってはいる
のですが、いちように「とうとう来ましたね」というのがその日の挨拶と
なります。
南の方にはお分かりにならないでしょうが、これから迎える長い冬に
備えて北国では、いろいろ準備が必要なので、ただ寒くなるというその
気温だけの問題ではないのでして、
この日は、車のタイヤを冬タイヤに履きかえる、そんな車が列をなし、
冬物のコートを出し、初雪では必要ないですが、人間の履く靴だって
冬用のに変えなくては・・・などなど、南の方には必要ない様々な準備が
必要です。
それでも以前よりは住宅の設備その他が良くなりましたので、帰っても
スイッチ一つで暖はとれますし、車での移動が多いので、着るものも以前と
は大きく変りました。
そんな数日前の大騒ぎの日、
中国でも雪が降りました。東北地帯を一体に初雪となったようです。
どのようなイメージを皆さんがお持ちか分からないのです、
中国での雪は実は少なくて、年に数回という場所が多いのです、ずっと
北の黒龍江省などを例にとってもその寒さはマイナス二桁の日が続き
ますが、存外大雪になることは少なく、寒いけど雪は少ない、
が中国の冬景色です。うんと寒いと、雪もサラサラで量はそう多くはない
というのは、北海道でもうんと寒い道内の内陸地では、寒いけど雪は降らない
日が続くのを思えば、あれと同じですね。年間の降水量が日本と違います
ので、降水量が極端に少ないので冷え込むことは冷え込むが、
降る雪は水分が少なく、サラサラ。ですので、竹箒かなんかでサッサッと
掃いて除けるくらいの雪が、それも年間で何回か降るといった
そんな雪景色です。
多分ドカット日本のような雪がもし降ったなら、それはもう都市生活が
マヒするのではないでしょうか。
また、私たちが使ってるような雪はねの道具や、除雪の設備はないし、
車も最近はどうか知れませんが、タイヤの種類もそんなにあることは
知ってないのでは?
さて、もう一つ、その日気づいたのは
中国にも同じようにヤフー(雅虎ヤフー)がありますが、
その日の中国の雅虎で紹介されていたのは、
日本の女高生がその初雪の日にミニスカートで登校するその様子を
伝えていました。確かにそんな寒い日に、なんでミニスカートなの?
と不思議でしょうね、私自身も不思議?ではありますが、もう余りに
見慣れた風景に左程なんとも感じなくなっています。
国外からみるその不思議?な風景とはそういうものなのでしょう、
ひるがえって我々が時に、中国のそんなニュースを見て不思議?に
思うそんな写真や切り取られたニュースは、同じように中国の人たちも
多少はそうは思っていても、見慣れてしまった景色には、いつの間にか
違和感を覚えなくなる、
そういうものなのかも知れません。
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