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2009年10月10日 (土)

『 羊の門 』李佩甫 著、-今週読んだ本

羊の門

買ったきっかけ:
立ち読みしてたら、つい。

感想:
圧倒されました。この作者の力量も素晴らしい。

おすすめポイント:
中国現代を描く作品なかでも秀逸です。

 ある本に触発されて、再び読み始める

 本というのが、ある。

  少なくとも私の場合はそれが多い。

  ある本を読んでいて、突然以前読み終えた

 本を今一度読み返してみようか、

  とか、あの本をあたってみようか、

  と思い、以前に読んだ本をまた探し出して

  読み始める。

   そんな本の一冊がこの本です。今週読み返してみました。

  『羊の門』 永田小絵訳、辻 康吾監修、 勉誠出版刊

  上の写真でご覧のようにこのような本のデザインでも目立たない、

  作者もあまり聞いた事も無い、出版社もマイナー、

  題名も『羊の門』とは題名だけではなんのことやら。

   こういう本を何時手にとって、何が良くて買い求めたのかも記憶に無い。

  かすかに記憶にあるのは、私は旅先で本屋に立ち寄るのが楽しみで、

  この本は確かどこか東北の仙台だったかどこかの街の大きな書店で

  手にして、はじめは勿論買う気などなく、

   単に中国の現代小説だ、というくらいの関心で、本屋で立ち読みしたのだと

  思う。それはいつものことなので、よくしてますが、

   次に乗る列車の中で読む本を探していたのだと思いますが、

   立ち読みのレベルではこの本の良さは判りませんから本当に偶然だった

  のでしょう。何せこの本、五百ページにもなる上下2段組のそれもびっしりと

  書かれていて、本の最初のあたりには登場人物の整理の為か、登場人物

  一覧表があって、沢山の人が書かれています。

   中国物を読みなれると、登場人物の多いのはそう苦にはならず、それよりも

  沢山出てくるのはいいのですが、それらの一人一人を書き分けれるだけの

  力量が作者の方にあるのかどうかの方が気になります。

   上手く書き分けてくれれば、どんなに沢山出てきてもそれはそれで楽しめる

  というか、この人もやはり必要だよねと、思わせるその必然が求められます。

   この小説は、河南省の現代中国の文革からのこっちのそれぞれの人間模様

  が描かれています。

   素晴らしい筆力です。こういう本はもうちょっと目立って欲しいと思うのですが

  先に言いましたように本当に目立たない本です。

   また、あまり取り上げれることも少ないようです。残念です。

   ですので、ここで紹介しようと思いましたが、私の紹介ぐらいでは何とも

  ならないですが、もし手に入ったら或は図書館にあるかなぁ、この本、

  ご一読をお薦めいたします。Hituji_no

  で、これを触発したのが先に書いた

  『兄弟』上下巻 余華著  でして、

  あれを読んでいたら、

 急にこの本を思い出して、

 最初はちょっと思い出すために

  軽く途中まで読んでおこうと思っていたら、

  結局は最後までまた読んでしまう

  そんな本です。

   こういう本を目立つようにするにはどうしたらいいのでしょう。

    まあそう有名になる必要もないので、知る人が知ればいいのですが。

   そんな本も沢山ありますしね、機会があったらどうぞご一読ください。

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