○ 月餅 ゲッペイ の 話し、2
昨日に引き続き、
中国・月餅ユェ・ビィン
の話です。
中秋節は月餅だ!
という話を昨日した。
なんで、月餅ナンダ?というような基本のところは何処かで
調べるか、単にそんな習慣だ、と思っていただければいい。
ここから話し始めるとまた、長くなりそうなんで・・。
日本人が思い描く月餅は某××屋さんのあの小さめの
月餅ですが、中国のはあれとちょっと非なるなモノであります。
形は○が基本ですが、これも私はまだ出会ってませんが
奇をてらった形のがあるらしいですが、まぁ、やっぱ丸でしょ、
ここは。
月餅が甘いお菓子と、思いきや、中国ではこの点は限りません、
甘いのが主流と言っていいでしょうが、塩味のもあれば、そういう
形で味を付けず、餡の素材そのものの味を活かそうというものも
かなりあります。
さらに、何でか月餅の説明ばかりしてるようですが、まぁあまり
日本の方はご存じないのでしょうがないか。
それと、少し乱暴な分け方ですが、あの皮のところが、
本当はラードを使うんですが、とにかくシットリ系のホンコンより
広州あたりのものと、
皮がパサパサ上海近くのパイ生地状態のものとに分かれます。
餡は昨日言ったように実に多彩でして、なつめ、木の実、ハム入り
なんてのもありますし、塩漬け卵入り、何てのもありました。
月餅ゲッペイ、ユェ・ビン の説明終わり。簡単すぎるかなぁ~
まぁ、説明ですから、もっと知りたい方は調べて下さい。
私の言いたいのはこの先です。
今年の中国の月餅の傾向です。
まず、私はこの月餅が中国の人たちの間ではこれを贈ったり
贈られたりがお好きなようで、また、人にあげるとなると、外見も大切
なので、近年になってこの月餅のパッケージと、包装がどんどん
エスカレートしてきていて、これって過剰包装じゃないの?と思って
ました。中身より外の包装の方が豪華、というのがどんどんのさばって
きて、こりゃイカン!と思ってましたら、
やはり多少気づいたのか、もうあのこけおどしの包装は止めようよ、
という雰囲気も、新聞記事もでてきて、
これは好かったワイ!と安堵?し喜んでます。
更に今年の傾向は、ネット販売が相当伸びてるそうです。
時代だなぁ~。10月3日の中秋節に向けて、ネット販売予約をとった
ところ、あるショッピングサイトでは、相当の売上となったなのだ、
という話をこれまたネットの記事でしりました。ということはコレは
眉唾ものか?
中国で超有名な月餅メーカーで「知味観」という店があるんですが、
ここでも、凄かったよ~、と言ってるから本当かな。
更にどんなんが今年受けてるかと言うと、
雲南ハムが月餅の中に入っている、塩味系の月餅が大うけとか、
玄米抹茶餡の月餅、なんかも人気があったようで、
でもこれらって、結局毎年食べてるから偶には変わったものでも
買ってみようかな、のちょと贅沢なところがあります。
基本があってのお遊びでして、その基本がないところに
行き成り最新を味わっても、それは、感動はしないものです。
今回遊びにいったくだんの私の知人は、まさにそれで、
彼は、まったくこれまで中国の月餅のことを知りませんし、興味も
なかった彼が、行き成り今年はたまたま10月初めに中国旅行に
行ったもので、その世界に巻き込まれ、
かなりの数の月餅をいきなり食べることになり
意外や意外、ハマってしまったようで、
私に薀蓄を垂れてますが、
何せ付け焼刃なので、すぐに底がしれて、露呈してしまう
知識もご愛想です。
明日はその変り種、月餅のことをさらに少し詳しく。
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