中国鉄道ー中国の高速鉄道ー旅を急ぐ人びと
ホームページで知ったり、
「隗報」の文章に触発されたり、で
色々な方から中国旅行のアドバイスを求められたり、
お問合せをいただいて、こちらでも出来る限りのご協力をさせて
いただいております。この夏休みに中国へ旅行へ行かれるに
当たりご相談をいただいていた、先発隊の方々が旅行から戻って
きて、旅先のお話やら、お写真を拝見させていただいてます。
ちょっと、手軽な話題としてここのところの中国新幹線のお話を
いましたところ、多くの方から折角行ったなら乗ってみようかな、との
相談を受けました。乗るのは簡単です。情報として提供できるのも
割と簡単でした。実際にお乗りになっての感想を相次いでお寄せ
いただいております。ありがとうございます。
で、その北京→天津 間の「和諧号」と、上海→蘇州、上海→杭州、
にお乗りになった体験談ですが、行かれた方の何と比べるかにもよりますが、
とりあえず日本の新幹線と比べてどうこう、という方と、
中国の以前の鉄道旅行と比べてどうこう、という方の意見とでは
その開きが大きいですから、どちらも本当のことですが、比べるものが
違えば、当然評価は変ります。
日本の新幹線に限らず、日本のマナーを持ってして比べると、それは
新幹線がどうのこうのという以前の問題としてありますし、
まだまだ、中国ではその新幹線そのものが珍しいというか、新幹線に乗った
そのことが話題づくりになる、という点ではこれからです。どんどんこうした路線
が増えて、マナーも落ち着いてはくるでしょう。
ですので、中国のこうした一度は新幹線にのってみるぞ~の人たちと、
外国からの旅行者で、どれどれ中国の新幹線とやらは・・・の人たちが、
乗り修めるまでで相当の人が乗るんでしょうね。
中国の以前の鉄道移動と比べている方たちにとっては、それはもう快適
でしょう。ただ、切符の販売方法とかが全体の中にまで組み込まれてますので、
せめてこの部分だけでも往復が発車駅で買えるようなシステムをとるように
しないといけないでしょう。
なぜなら、この高速鉄道を使う人たちは結局ビジネスや、他の事で急いで
いる人たちなんですね、日本人にとってはそう負担に感じないこの料金設定
も在来の中国鉄道の値段がとても安いので中国の人にとっては、もし急がない
ならこの負担はかなり重いといえます。
それだけのものを払ったんだから自分は何をしてもしても良い、という
思いがこの高速鉄道を利用する人たちにもあって上記の問題があるのだと
思います。
旅を急ぐ人たちが中国でも増えてきた、ということですね。
以前は急がなくて良かった、
日本もそうですね、以前は何処そこへ出張なれば出張旅費と一泊の宿泊費
がついていたのが、出張が高速移動の交通手段で日帰りできるとなった、
なったら、宿泊費は要らない、朝早くに出て、日中して仕事をこなし、夕方の
便で戻り、家には夜つける。
これが便利といえば便利だが、
出張のついでに一泊して地元の温泉や料理を楽しむなどということは
できなくなってきた。
なんにか全体に余裕がない生活に追い込まれているのか、好んでそうした
状況を作ろうとしてるのか、生活のそうした変化が早い移動を必要とし
可能としている。
中国も上海からの主張族にはそろそろそうして傾向が現れているのでしょう。
実は中国高速鉄道の眼目は、此処にあるのではなく
北京→上海の高速鉄道にあることはご存じの通りです。
これがまず動かないことには、成功したとは言えないのですが、
長くなりなりましたので、明日そのお話を。
明天再説!!
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