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2009年8月19日 (水)

日本政局面臨改朝換代ーー中国報道にみる

 「自民党をブッつぶす!!」

  と、言った小泉元首相が自分の言ったことが実現しそうになった、

  自分が「ブッつぶす」のとはまた違った形で「ブッつぶれそう」

  なのをどう見ているのだろうか。

   小泉さんがブッぶした、というよりは小泉さんが勝ちすぎて、

  勝って逆にこうなっちゃった。何でも勝てば良いってもんじゃない。

  中国の古い兵法にもありますが、勝ちすぎてもいけない、

  というのを自民党は学んだ?んだろうと思う。

   始まったばかりの、衆議院選はマスコミなどを見てると、始まった

  と思ったら、もう終盤戦、だという。

   確かに、今か今かと、何度も今度こそは、の掛け声があった

  のを考えれば確かにもう長い長い前半戦は終わったと言えるかも。

    さて、この選挙、政権選択を懸けるその勢いが、もちろん日本

  だけでは、なく各国注目しております。周辺国が注目するのは当然

  のことです。韓国ニュースは見てませんので、中国のニュースを見てますと

  それなりに、この間の動きは逐一報道されております。

   報道はかなり冷静で、それなりに気を使っているのも見えます。

   選挙戦開始のニュースもマスコミの動きなんかも伝えております。

   そんな中、報道特集番組では、学識者・大学の教授・主持人(司会者)

  が対談をしながら、日本の政局分析や将来を占う、といった番組もありました。

  「民主党上台対中日関係有何影響」がテーマ。

  (民主党が政権与党となったなら中日関係にはどんな影響が)

   の番組では、

   たっぷり時間をとって情勢分析やら、各党の動きなんかも紹介した上で、

  結論だけ言えば、そう急激な変化はないだろう、と予測。

   その理由も簡単に言えば、

   ①民主党の政策にとりたてて急激な変化があるような世策が見られない。

   ②民主党の多くが元自民党やその他の党だったものが多い。

   ③民主党という党がずっとあったわけではなく、集まってできている。

   ④数が増え、寄り合い所帯の党はその内部調整が大変。

   ⑤近代社会で政権が変ったからといっていきなり急激な舵取りは難しい。

    などの、情勢分析をした上での、結論でした。

    まぁ穏やかな分析と、冷静な判断といえるでしょう。

   この間の自民党の崩落というか、なぜこんなに自民党が追われているか、

   のところは気を使ったのかここの問題(例えば中川昭一氏の失態や・・)

   などには触れずの報道ですので、一般の中国の人にはちょっとこの辺は

   分かりづらいかも知れませんね。

     外の国政局というのは分かりづらいものです。

    アフガンの大統領選が私には分からないように。

    今日も各地の選挙戦を報じている映像を見ていて、

   コレって外国の人には不思議だろうな、というのがちょくちょくあります、

   例えばですね、

    候補者が地元へ帰って支持者に取り囲まれ、

    一人一人と握手。ここまではいいのですが、私の見たある候補者は

    そのあと一人一人にご自分の名刺を配るんですが、

    これがやっと歩けるような子どもや小学校にも上がってないだろうと

    思われる小さな子どもにも名刺を配り頭をなでている、

     あれは変でしょ。全く言葉が分からないで見ていたとしても

   ああいう映像はとても奇異に映るでしょうね。

    どうでしょ、たまにはそうした外国人眼でじっと日本人の行動を見てみる

   ということもしてみては。

   

  

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