函館開港150周年記念式典 ②
地元に新聞などではもとより、この催しが大きく取り扱われておりまして、
詳しく報道されております。
函館の港が開かれて150年目を祝う式典ですので大体の想像はおつきに
なると思いますが、関係各部署の方と、各国の関係者と、市民の招待者を対象に
記念式典が開催され、劇があり、記念の唄があり、地元市長の挨拶があり、
関係部署、道・国土交通省・などからの祝辞を受ける、といった内容です。
新聞紙上などの写真をご覧戴いた方が早いですが、
一応遠くの方の為に、ステージ上はこんなで、この日の
記念の歌を披露したコーラス隊がそのままステージ上に残り
この隊の前で市長が挨拶し、来賓の方が挨拶し、その間このコーラス隊の一番の
年少は恐らく小学校低学年の子たちでしょうが、ず~と立ってるわけです。
それを客席の数百人はず~と見てるわけです。どちらもどうしても気が時折
そちらへ行きますの。その間も挨拶は続いてますので、ちょっと落ち着かない感じ
がして、これだったら、私なら一旦ステージ上は、全員引いていただいて、
折角遠くからいらしていただいている、外国からのお客様をステージに上がって
いただき、できれば各国のことばで構いませんから本当に短くていいので、
「開港150周年おめでとう!」とお一人お一人から直接市民に語り掛けるような
シーンを作り上げる方が好かったのでは。警備上の問題とか色々難しい点が
あるのでしょうか?
こうした催し式典は、大体が2時間が目途ですので、この2時間に函館の150年
を思い出し考えていただくステージにするためには、もっと映像を多用した方が
ことばより直接に簡単に分かることができたと思います。
このあと、会場をホテルに移し、立食パーティーがありました。
また、容易に想像もつくでしょうが、黒い背広の年配の男性
の集団、といった感じです。
どうなんでしょう、こちらでも市長の挨拶、商工会議所会頭
の挨拶、代表しての乾杯の挨拶を続いたあとは、どうぞご歓談をなりましたが、
どちらも知り合いと出会っては頭を下げあう光景ばかりで、「開港150年」は
影もなく、パーティでしたし、
ステージと主賓席の端とでは恐らく音楽も聞こえず姿も
見えず、こうしたありようは、折角いらして演奏している
奏者にもちょっと気の毒ですし、それを愉しみたい人にも
不満なものであったろうと思います。
私でしたらやはり、大型スクリーンを使って、開港当時の様子から、現代までを
映像で見せるか、函館の様々な四季折々の風景をあらためて映像で感じさせるか、
函館の市民活動の様子を撮ったものをどんどん流すか、
それを全員が見ることの出来る少し高めの位置に映像として流しておいて、
音は入れずに歓談をしていただくような、あくまでもメインが函館が開港して
このかたの年月と、函館がこれから向かおうとしている夢のようなものを
もっと全体に何か目に見える或いは感じ取れる、そんな演出の中にいたかった
のですが、その点ではそうした感触があまり得られない、
式典であり、パーティーでした。
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コメント
草
投稿: | 2020年6月29日 (月) 06時20分