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2009年7月 4日 (土)

新 楊家将  血 涙 -今週読んだ本

Xue_lei  北方謙三が、前作楊家将ではもの足りず、その後の楊家を

  どうしても書きたかったらしい。

  さらにこれは、彼の水滸伝にもつながり、こちらは、水滸伝

  外伝を思わせるもので、彼の楊家ヤン・ジャーに馳せる思いは

  ここでもまだ熱い。

  実はこの本もう一度読んでまして、今回は2度目。

  それでも楽しめました。

   楊業亡き後の兄弟の活躍ですが、最初読んだ時、楊兄弟の一人が記憶喪失

  になり、よりによって敵方の重要な役職にある、という韓国ドラマばりの記憶喪失

  設定にちょっと、なんだろなぁ~、と思ってましたら、今回は2回目でそうした、

  大筋はもう分かっていて読みますので、楽でしたし前回ほどは気にならないもの

  ですね。

    それで、

    先日誰とだったか、こうした、「三国志」や「水滸伝」「聊斎志異」他中国の

  歴史物を好きですし、だいたいのものは読んでるんですが、

   他の方とそんなお話をすると、皆さん異口同音におっしゃるのが物語の長さと

  登場人物の多さからくる煩わしさに、ちょっと・・・とお考えのようです。

    それで、では私の場合はというと、もともと、まず長い物語をあまり苦痛とは

  思わないですね、それはきっと普通の方よう時間に少し余裕がある、というせいも

  あるでしょうが、本というか活字世界に長く漬かっていることがもともと好きなので

  翻訳ものなどでどうにも訳が上手くないのか、原作がそうなのかまるで盛り上がり

  のない長い長い話はこちらも途中退屈しますが、中国のは長いは長いですが、

  それなりに読ませてくれますので、長さはあまり問題にしません。

   登場人物の多さで気づいたのは、私は登場人物の名前は大概、中国読みして

  いますね、そして、自分の中でその人物のイメージが割りと皆さんより中国の

  人に慣れてるので作りやすいようです。日本の小説では当り前ですが、中国人

  の名前を音読みしてですね、まあ大体漢字三文字か四文字の人物がづらづら

  と出てくるとですね、普段聞いたこともないような、牛思進 ぎゅう・し・しん

  とかなりますが、中国の姓で牛ニュゥさんは珍しくないですし、外にも名前で

  この人は漢族じゃないな、とかですね、いろいろ中国事情が分かってると名前で

  イメージできるものが多くて、作家北方謙三がその辺をどれ位考慮しているか

  までは分かりませんが、楊家の兄弟の名なんかも、なかなかよくできてまして、

  私にはその皆さんのような抵抗感がないので、読むのが多少楽なんだな、

   ということに先日ある話をしていて気づかされましてね。

   この小説の題名もシャレてます。

  前作は「楊家将」という飾り気のないものでしたが、前作、楊業にも戻って何か

  シャレた題をつけてやって下さいよ。

    ということで、楽しく読めましたね。

  夏休み時間があったら、これはまたまた「楊令伝」をもう一回読んでもいいかな

  と今密かに楽しみしています。

   北方・中国ものはテンポがよくてお薦めです。

血涙〈上〉―新楊家将

買ったきっかけ:
楊家将のその後、続きが読みたくて。

感想:
歴史の本来はこうした外の部分にあるのでしょう。

おすすめポイント:
先に、楊家将をお読みなることをお薦めします。出来れば「水滸伝」も。

血涙〈上〉―新楊家将

著者:北方 謙三

血涙〈上〉―新楊家将

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