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2009年6月27日 (土)

外国人留学生が 見た 裸のニッポン

Ryuugakusei  この本は古いので

 もう新しい版が出ていると

 思います。

  外国人留学生の眼に映った

 日本の姿が、彼ら・彼女らの

  文章を通して見えてくる、という本なんですが、

  昨日の話から、手元のこの本を思い出して、引っ張り出してきて

  また読んで見ました。

   この本にはこれ一冊の中に凄い数の留学正の文章が載って

  います。また、国別でもほぼ全世界のからの留学生の声を網羅

  しているといって好いでしょう。

   それでも圧倒的に多いのは、アジアの留学生。

   その中でも多いのは、中国の留学生の文章、

   といえます。

  みんな実にいろいろなことに悩み、感動し、怒っています。

  ここに書かれている文章は、日本へ来てそれぞれが感じたことを

  文章にするという作業が加わっていますので、多少それはセーブされた

  形で一回自分の中でのフィルターを通して、日本を見ていますし、

   有る人はそのフィルターで多少の加減をも試みていますから、時に

  偏った眼であったり、時に、見方の違ったり、深さが足りなかったりの

  もうっちょと、日本人をちゃんと見れば分かる問題もあるのですが、

    そうした誤解や、文化の違いからくる理解の齟齬をも含めて、

  日本人が彼らや彼女らには、そう見ている、ということは認識しなければ

  なりません。

    つまり、ナマの交流でもこうした本を読んでの国際理解でも、映像を

  とおしての異文化紹介でも、なんでも構わないのですが、

    自分達(つまりここでは日本人ですが)の気づかないところが

  必ずあるということですね。

    自分達の姿が自分達では見えない。

    毎日見ている自分達の暮らしや行動が、自分達にはもうすっかり馴染んで

  しまっていて、なんの問題も感じない、それを気づかせてくれるのが、

  国際交流の醍醐味、といえます。

   なかなか自分達では気づかないないものなのです。

   そして、気づかせらた後のことは、それはそれでまた個々が考えれば

  好いことなのです。

   ここも日本人がまた面白いところなのですが、そう言われると、

  すぐに比べて、どっちが良いか、悪いか、を判断基準としたがりますが、

  そこに無理があります。

    たくさん互いに訊いて、どこに違いがあり、なにがその要因かに

  思いを馳せ、目の前にいる若者に映っている自分達の姿を探ること、

  そのことこそが交流なのです。

    反対に、われわれの眼に映っている彼ら彼女らの姿も少し

  伝えてあげると好いと思います。

   何度か申し上げておりますが、あすの野外での交流が

  そうした一助となれば幸いです。

   そして、昨日も書いてますが、留学生のみなさんには出来るだけこうした

  機会を捉えて、学校以外の交流や活動にも積極手に参加してもらいたいと

  考えております。

   私ども協会の役割はそうした場を、留学生、地域の人たちに提供するのが

  活動の一つの柱でもあります。

   こうした活動を通してさらに互いの理解が深まることを願っております。

  すでに係りの方はみなさん準備に入っております。

   では、参加予定のみなさん、明日、どうぞよろしくお願い致します。

                                      再会

                        函館日中友好協会

    

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