中国・駐札幌 胡 勝才 総領事の講演を聞きに、
先週木曜日、6月18日に、中華人民共和国駐札幌領事館、
胡 勝才 総領事が、函館国際ホテルで、講演されました。
この会は、「函館中国経済促進協会」がお招きしたもので、
同協会の総会後、総領事の講演会がもたれました。
胡総領事は昨年も同なじような時期にいらして講演をされておられますし、
私自身は何度かお会いしておりますので、総領事の日本語の上手さは、
よく存じておりますので、驚きはしませんが、初めて領事の講演を聞かれる
方には、驚きだったようです。
たぶん、これを録音で聞いただけなら、とても外国人が話しているというのを
気づかせない、そんな素晴らしい日本語です。
この日の講演の内容は、主催団体が「函館中国経済促進協会」でしたので、
経済問題を主に講演のテーマとしてお話になりました。
とりわけ、つい先日のアメリカ・サブプライムローンが破綻してからの経済危機
後の世界の対応、中国の対応、そして、現在中国経済がおかれている現状と
その分析、この経済危機を乗り越えたあとの、経済の動向予測、日本と中国の
経済交流の今後といった、大枠から徐々に、ちいさな枠内での経済の動きを
分析し、今後を予測するという、大変わかりよい、お話でした。
更に、それぞれの公式に出ている数字を具体的にあげながら、中国の近年の
経済動向、世界に占める中国の経済比、日本と中国の近年の貿易数字、今後
の見通しなどを、ひとつひとつ数字をあげながら、説明がされていました。
経済はそういう意味では数字がその全てを現す、という部分があるでしょうし、
当日会場にいらしたこの協会の会員のみなさんは、経済関係というか各会社の
代表の方が多かったようですので、私よりはずっと、そうした経済活動には詳しく
数字に敏感な方々がお聞きになっておられたと思いますが、
とても参考になったのではないでしょうか。
最後の方では、北海道を捉えての、対中国との経済活動、
また、去年から話題になっております、道東を舞台にした映画にもふれ、
中国でのあの映画のヒットを切っ掛けに、北海道人気はますます高まりつつ
あり、こうした好機を捉まえた今後の北海道の活動も必要。
実際、札幌領事館が対応しなくてはならない、中国からのお客様の数も
増えてきている、おそらくこの傾向は今後も続くと思う、
中国の市場は、人の数も多いので、一旦火がつくと、数は凄い勢いで伸びる、
道南は観光資源に非常に恵まれている、これを活かさない手はないし、
また、上手く活かせれば地域にとっても力となると思う、
そうした、活動に向けた取り組みが必要だし、われわれも望んでいる、
とのお話でした。
総領事の講演時間は
1時間の予定でしたが、
外国語を使って、
ピッタリ、
1時間でお話を終えるのは、流石です。
日本人の講演でもこうは上手く収まりません。
加えて全く退屈させない、公演内容でした。
こうした機会を与えて下さいました「函館中国経済促進協会」の皆さん、
ありがとうございました。
函館日中友好協会
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