日中友好交流会議ー香川県高松市(第12回)大会を振り返る
12回目を迎える日中友好交流会議が、5月13日・14日の両日、
香川県高松市で開催されました。早いもので一ヶ月がすみましたので、
この大会を少しだけ振り返って、感想を。
隔年で日本と中国が交互に
開催地となり、今回が
12回目の開催となって
おります。
香川高知大会へは、中国の3直轄市・15省・3自治区から105人が
参加し、日本側からは200余名が参加、合わせて200数十人規模の
大会となったようです。
非常に意義のある、大きな大会なのですが、その割には一般のニュース
としては取り上げづらいのか、または地元、高知ではニュースになって他では
余り報じられないのか、話題として取り上げられていることが少ないようです。
この点でまず、この会議はもっとそうした面もアピールする必要が今後は
あろうかと思います。
また、ネットに上がってこの話題を追っても、ネット上の取りあがられ方でも
まだ少ないように思います。主催団体の(社)日中友好協会がそのホーム
ページでこの会議を取り上げているのは、当然のことですが、この会議に参加
されたはずの各県レベルの協会ホームページを拝見しても手が廻らないのか
この会議の様子を他のページで探ることが意外に難しく、2日間にも亘る会議
が外の発信されていないのは、明かに発信不足の感が否めません。
これは、このあとの話のも実は大きく影響しているのでが、この点は
先ず一番の感想です。自分達の活動の発信が十分にされておらないという
認識をまずは各協会自身が自覚しなくてはなりません。
こうした会議は自分達の組織が開き、自分たちが満足すれば、或いはそれなり
の効果が得られればそれでよい、時代は終わりました。外への発信をもっと積極的
にまた、外との関わりを持たなくてはいけなと考えます。
この点が、この会議に関らず、また日中の活動の限らず、あらゆるこうした集まり
の課題として今はあると思います。この感想が一つ。
この会議の様子は こちら → (社)日中友好協会 ホームページ で
ご覧いただけます。
日中双方の会長の挨拶が、抜粋で載っております。
更に必要個所を抜書きしますが
加藤紘一日中友好協会会長、「・・日中関係は過去10年ほどの曲折を経て、
ここ2,3年で大分良くなった。しかし、まだ安定したとはいえない。・・・」
宋 健 中日友好協会会長、「・・一方、両国間にはまだ、若干の矛盾や
問題点などの不安定要素が残っていることも認識すべきである。・・」
と、両会長ともが揃って、日中間の問題に触れ、まだ問題はあるんだ、
との認識を表明しています。
こうした点は、ともすれば友好運動が互いの問題点を見ようともせず、
成果のみを見て、問題点を見ない、という運動の問題を克服する互いに冷静に
評価しあえる時代に入った、という意味で
この挨拶に代表される、運動の位置づけや、基本部分の分析で、
両会長の挨拶から始まったこの会議は、また新たな段階に入った日中友好運動
を表わすものと、感じたのが2点目。
基調講演を坂井哲夫協会副会長、井頓泉中日友好協会副会長が
されています。そして、各分散会をテーマごとにもって分かれて開催されて
おれるようです、このあたりになると、先ほどから申し上げておりますように
全く情報がありません。
分科会に参加された各地の参加者の感想やら、話し合われた内容も資料
も、離れていては見ることも知ることもできないのが、
今大会で「民間交流」と「地方間交流」がたびたび取り上げられているようですが、
「地方間交流」は何も日本と中国との「地方間交流」ではなく、
日本各地に点在する協会の「地方間交流」をも含めての運動作りを
是非、目指して欲しい、 が三点目の感想です。
まだ、すこし書き残したことがありますので、
この続きはまた、明日にしていいですか、
口自イ門明天、在這ル見面!!
函館日中友好協会・東出
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