「土曜は西安の清真屋台で・・」- 今週読んだ本
なぜって、読んだらまたぞろ行きたくなっちゃいますから・・・
この手の本は大変危険です。
そして、
偉い先生の、偉い学説を、偉く立派な本で読まされると、
私には偉すぎてどうも、身に入らず、余り共感も沸かず、同じように中国の
ことについて書かれているのに、私に中国へ行く気を全く起こさせないので、
その意味では偉い先生の本はとても安全です。
この著者が凄いのは、どうも普通?のサラリーマンらしいのですが、
とにかく、週末と祝日を上手く使って4日もあれば海外へ出かけて行っては
フラフラしてる人なんですね。
それは中国に限らないようなのですが、お休みの取れ具合がどうしても
そんな長くはとれないという日本のサラリーマンの宿命からか、たまたま
著者も中国が肌にあっているのか、中国への旅が全体から見ても少し多い
ようです。もっともそれだから私はこの本を手にしたのかも知れませんが。
それにこの本の題名が「土曜は西安のイスラム屋台で、週末アブロードに
愛をこめて」と長いですが、金曜日会社を終えてから、すぐさま飛行に乗って、
土曜は西安の屋台にいる、というのがいいですよね。
私は東京のような大都会は合わない田舎物なので、今後とも大都会に住む
ことはないと思いますが、都会にはこんな利便さがあります。
そして、彼は一人でふらっと、出かけては、彼の旅はやはり名所旧跡を
回ることもさることながら、大体はホテルを決め、ホテルの周りの食べ物屋
さんを眺め、人を眺める旅です。
英語で何とか中国でも通そうとしてますが、その点でもかなり大変さが
伺えます。
一人旅をいいナァ~と、思ったことは余りないのですが、このふらっと
出かけるには、一人旅でなくては、相手と色々合わせているとふらっと加減が
出来なくなりますからいた仕方ないですが、
一人旅の不便さがかなり感じられます。
ですから、中国への旅のシーンだけ見ていて、私に分かるのは彼は、
ホテルの周りから余り自由に行動できてませんし、しようともしていません。
また、時間的に言葉の問題でそうとうロスを余儀なくされてますが、それを
厭わない方のようなので、その分は得をしてます。
かくいう私の旅だって、そんな人に自慢できるほどのものもなく、
効率が悪い点では陣後に落ちないくらいの効率の悪さで、時間を人よりも
かけてるのにそんなたくさんの所は見ていない。
旅のかたちはいろいろあって好いはずだ、と開き直ってる。
私の旅の様子を書いたものは、→→ 「私の見た中国」でご覧いただけます
お時間があったらどうぞ、お読み下さい。
この本を読み終わって、ホットしたらすぐにまた、
危険?を顧みず、こうした普通の??人が、サンダル???がけでその辺を
プラプラ歩いてるように書いた本はもうないのかなと探す気分になっています。
あるいはこの著者はもう他にも本を出してないのだろうか、と。
週末アブロードに愛をこめて―土曜は西安(シーアン)の清真(イスラム)屋台で
買ったきっかけ:
アジア、中国を旅する人の記録を求めて。
感想:
凄いですよ、この著者は、観光名所めぐりの旅でない旅の楽しさを教えてくれます。
おすすめポイント:
バックパッカーとも違う、でもツアー旅ではない、思ったら旅立つ、そんな旅の様子が面白いですよ。
週末アブロードに愛をこめて―土曜は西安(シーアン)の清真(イスラム)屋台で 著者:都丸 幸泰 | |
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