中国人の海外旅行ブームの到来
野村證券金融経済研究所、というところがいろいろ分析をしてるんですが、
中国人海外旅行ブームが来るんだ、
と。これはもう来ているというのではこれから来るんだ、という意味ですね。
それは、野村證券だなくとも誰でも容易に予測できます。
日本がかつて80年代に行った、政府と挙げての海外旅行奨励策を
見るまでもなく、どの国も経済の発展推移の中で必ずそういう時代を経て
今日があります。
日本ですと、円高があって、働きすぎだとの世界からの批難があって、
時短に乗り出し、何よりも経済的余裕がそのレベルに達した、
当時、観光地や高級ブランドショップや免税店は日本人観光客に
合わせてサービスを次々に打ち出していた。
この点でも同じように、いま中国観光客の購買力のすごさが時に
話題になるが、な~に日本人だってけっこうその点ではヨーロッパの
ブランドショップで、驚かれていた。
海外旅行支出額というのもちゃんと調べてるところでは調べてるらしく、
数字は忘れたが、要するに中国人の海外旅行支出額も世界の20何位
から一挙にベルトテン入りを果たしているようなこと、だった。
これも、同じですね、買いたいものがあり、実際に手が届くようになった
日本と違う点を挙げるとすると、中国の人たちの所謂、可処分所得の
問題ですね、それと、日本人と違ってというか日本人が唯一世界でも
どうも先々を心配する、それもしすぎるきらいになりますから、その点
あまりブレーキがかからない他の国の人たちは、使う時は日本人より
思いっきりがいい、といえます。
それで、話がいきなり先週金曜日のNHKの北海道観光の話に
また戻りますが。
要するに、観光のありようが少し変わってきた。
これまでは、大量に人は運んで、出来るだけ沢山のところを廻り旅気分を
満足させればそれでよかった。特に広い北海道では、走り回る必要が
あり、その点に時間も労力も割いていたが、
それが変わってきたようだ、と分析ですが、それは旅の形態に限らず
あらゆるものが変わりますから、何の不思議もないですね。
それに北海道へ今来ている、一番のお客様、台湾の人たちはもうすでに
一巡して、大体のひとが日本観光が二度目・三度目に入っています。
そうなれば、前回とは違い今度は個別の旅のスタイルに合わせたものを
求めてくるのは当然のことです。
さらに観光を産業と考えた場合、これまでの物見の旅から、
体験の旅へ、更にはこちらから何か仕掛けた旅の携帯にうつりつつある
そんな時代に入った、との番組づくりでした。
一週間置いて又あるようですが、前回は問題提起と言うか
現状の紹介にありましたが、この次は、それを踏まえての
話にゆくのでしょうか?
期待してます。これらの状況、傾向を踏まえて、
北海道の観光のこれからの留意点と、
これまでは、なかった外国の方の旅行者の受入にどう対応してゆけば
いいのか、などの問題点に焦点があった番組になるといいのですが・・・。
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