中国 の “水” 商売
何年くらい前になりますかね、所謂ペットボトルの日本”茶”が売りだされた頃、
わたしは、この商売はダメだ、と勝手に決めてました。
なぜなら、その頃はまだまだどの家にも客にはお茶を出す習慣もありましたし、
どの家にもお茶葉と、急須はありましたし、それなのに、わざわざそれを買って
飲むなど商売としてはダメだろう、というのが予測でしたが、
あにはからんや、そう予測したわたしの考えのほうがダメでした。
そして、そのあとの今度は”水”ブームですね、ミネラルウォータといわれるそれが、
あっという間に凄い数の種類が店頭に並び、売れているのをみてまた予測の
間違いに気づかされました。これも、日本ではダメだろうと、勝手に決めてました。
何故なら、日本では”水”はひねればすぐに出てきますし、厳密にはタダではない
ものの、”水”はタダに等しいモノで、お店に坐ればすぐに”水”が出されこれには
値段が付いてませんでしたし、これを買って飲もうなどとはならないだろうと予測。
この予測も簡単にはずれてしまいました。
予測がはずれるだけの理由もあるにはあるのです。健康志向とか、年中
部屋が暖かいとか、余計な糖分を取りたくないとか、様々な以前は予測不可能な
要件がかみ合ってこの数年定着しているものと思います。
さて、
これが、中国での話なら分かるのです。ご存じのように中国では、水道の”水”は
そのまま飲めませんし、一階沸かしてから、それを更に冷して飲んだりしたましたし、
外国では”水”を買うのは珍しくないようなのでこちらは十分商売になるだろうと
予測。こちらの予測は誰でも出来るくらい簡単な予測で、確かにそうなりました。
何処へ行ってもペットボトルのミネラルウォーターがサービスで付いてきたり、
買ったりします。では、家庭ではではどうするかといいますと、このペットボトルの
大親分みたいなでかい入れ物がありまして、それを専用の機械に取り付けて、
いつでもお湯が飲めるようになっています。
今やこの”水”商売はすっかり定着。電話一本で配達してもらえます。
電話をしますと、この写真のおじさんが
両手にぶら下げているのがその、
ペットボトル、ミネラルウォーターの
でかいもので、10リットル入りくらい
ですかね、これを自宅まで、運んで
くれて機械にセットしてくれ、先に
使い終わった容器を下げていきます。
この写真のおじさんは、バイクで運んで
るようですから、まだいいほうで、自転車の両側にこれを付けたり、夏など汗だく
になって肩にこのボトルを担いで運んでるのを見かけます。
それと、中国は平屋建てが少なく大概は高層住宅に住んでますので上までの
配達は大変だろうな、と思わせます。
このような”水”商売の会社は増えるばかりで、競争も大変なようです、
これがその”水”商売の会社の中ですが
”水”を扱うこれらの会社は余り他のもの
と一緒に、扱い小品を増やすことはない
ようで、”水”なら”水”商売一本やりなのは
何故でしょうか?
昔の日本の牛乳やさんのような間隔
であるエリアをそれぞれが担当している
ようです。
それにしても、凄い数のボトルが並んでますが、一体どれくらいでこれが
売れてゆくのかまでは分かりませんが、中国の”水”商売はまだまだ
有望です。
この特大ペットボトルのような容器を上にのけって下の機械は何時でも
熱湯が出る仕組みの機械があるんですが、
「アレ、日本で普及しないですかね?」と相談を受けたことがある、
つまり、日本で商売としてアレを入れて流行らないか?との話だった、
わたしは、辞めたほうがいい、流行らないでしょう・・と予測した、
ただし”水”商売では何度も予測をはずしているので、自信がない、
どうですか、どなたか、日本で・・・
”水”商売は中ると大きいですよ。
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