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2009年2月28日 (土)

中国の 「看板」 - 今週読んだ本

Tyuugokugo_kannbann 今週読んだ本は、

「中国の看板を読もう!」

街歩きが10倍楽しめる・

視野が広がる

 看板が読めると

「中国」が読める

 という本でして、

 これは、中国語学習の

 為のちょっと毛色の

  変わった本ですね。

  わたしが書きたいのは、実はそれよりも、中国の「看板」そのものの

 お話しでして、「看板」ですから、もちろんそこに書かれているのは

 中国語なんですが、それは大して重要じゃなくて、この「看板」に

 かなり興味を惹かれて、中国街で写した写真も少なくないのです。

  「看板」ですから、見やすい、目に付く、が第一です。

 Parking コレなどは、道路標識ですね、この類はいまや世界的に

図案がほぼ同じようになってまして余り

わたしには面白くありません。

 これは、単に中国では自転車が多いので

 それ専用の、駐輪場ってんですか、その

 車じゃなくて、自転車のための道路標識

 が面白くて撮ったんでしょうが、「P」は

 ちょっと面白くなくて、ここも一つ漢字表記

 にして貰いたかったんですがね。

 大体日本もそうですが、表記が日本語・英語

 のようになってまして、中国でも漢字の下に英語の表記が増えてます。

   そこでこんなのが、面白いですねRang_2

これも道路に立ってるんですが、正式の道路標識

なんでしょうかね、

 この漢字も日本の字から省略されてますので

中国語をやってないとちょっと読めませんが

  これは「譲」という漢字が省略されてこうなってます、「ラン」と

  読みますが、「譲れ!」って、どういうこと?

  などなど、沢山手元にも写真はあって、この本よりもっと面白いのが

  あるんですが、まぁ、この本は「看板」を手がかりに中国語のお勉強が

  本来の目的のようですから「看板」は二の次なのでしょう、

  純粋に中国「看板」の本もあるにはあるのですが、今度はその歴史だとか

  今はもう無い、日本にもあったかつての「看板」を紹介するのにとられて

  いて、今の「看板」が今度は少なく、この両方を満たしてくれる本が出ない

  かなぁーと、心待ちにしております。

   ちなみに、そんな中国の「看板」に惚れこんで

Kai_3 自分の店の「看板」を中国仕様で創ってもらおう

と地元の看板屋さんにお願いして、作りましたが

当時?今でも大変かな?かなり大変でした。

 地がゴールドの本当は材質がもっとこう

 金属ッポイので、字も中にもっと入れ込んで

  いろいろ沢山書きたかったのですし、

  これ正面からですと分かりずらいですが、看板そのものにアールが

  かかっていて、判り易く言うと、全体が蒲鉾板状態のふくらみが真ん中

  にあるようにできてるんですね、

    中国では極一般的な会社やお店や、学校や、公共機関でも

  この「看板」が多く見受けられます、

    こんど中国へいらしたら注意して見て下さい

    これ結構好きなんですね、

   最近はプラスチック制看板も増えてるようですが、ちょっとね・・

   地の色がシルバーというのも増えてます、それは好い所もあるかも、

   今度行ったら、現地で注文して出来上がりを、持ってこうようかな~

   なんて考えてたら、「看板」ですからね、小さいとはいえ手荷物に

   なるかどうか、

   中国の街で見る「看板」は結構楽しいですよ、中国語の勉強は

  別にしても。どうぞ行く機会がありましたら注意して見てみて下さい。

中国語の「看板」を読もう!

買ったきっかけ:
「看板」は面白い!

感想:
学習に主眼があるので、仕方がないのですが、もっと面白看板は沢山あるのに。

おすすめポイント:
遊びながら言葉を覚えるのも一つの方法ですね。

中国語の「看板」を読もう!

著者:張世涛

中国語の「看板」を読もう!
 

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2009年2月27日 (金)

中国 の “水” 商売

 何年くらい前になりますかね、所謂ペットボトルの日本”茶”が売りだされた頃、

 わたしは、この商売はダメだ、と勝手に決めてました。

  なぜなら、その頃はまだまだどの家にも客にはお茶を出す習慣もありましたし、

 どの家にもお茶葉と、急須はありましたし、それなのに、わざわざそれを買って

 飲むなど商売としてはダメだろう、というのが予測でしたが、

  あにはからんや、そう予測したわたしの考えのほうがダメでした。

  そして、そのあとの今度は”水”ブームですね、ミネラルウォータといわれるそれが、

 あっという間に凄い数の種類が店頭に並び、売れているのをみてまた予測の

 間違いに気づかされました。これも、日本ではダメだろうと、勝手に決めてました。

 何故なら、日本では”水”はひねればすぐに出てきますし、厳密にはタダではない

 ものの、”水”はタダに等しいモノで、お店に坐ればすぐに”水”が出されこれには

 値段が付いてませんでしたし、これを買って飲もうなどとはならないだろうと予測。

  この予測も簡単にはずれてしまいました。

   予測がはずれるだけの理由もあるにはあるのです。健康志向とか、年中

 部屋が暖かいとか、余計な糖分を取りたくないとか、様々な以前は予測不可能な

 要件がかみ合ってこの数年定着しているものと思います。

  さて、

   これが、中国での話なら分かるのです。ご存じのように中国では、水道の”水”は

 そのまま飲めませんし、一階沸かしてから、それを更に冷して飲んだりしたましたし、

 外国では”水”を買うのは珍しくないようなのでこちらは十分商売になるだろうと

 予測。こちらの予測は誰でも出来るくらい簡単な予測で、確かにそうなりました。

  何処へ行ってもペットボトルのミネラルウォーターがサービスで付いてきたり、

  買ったりします。では、家庭ではではどうするかといいますと、このペットボトルの

  大親分みたいなでかい入れ物がありまして、それを専用の機械に取り付けて、

  いつでもお湯が飲めるようになっています。

   今やこの”水”商売はすっかり定着。電話一本で配達してもらえます。

Shui_2 電話をしますと、この写真のおじさんが

両手にぶら下げているのがその、

ペットボトル、ミネラルウォーターの

でかいもので、10リットル入りくらい

ですかね、これを自宅まで、運んで

くれて機械にセットしてくれ、先に

使い終わった容器を下げていきます。

この写真のおじさんは、バイクで運んで

 るようですから、まだいいほうで、自転車の両側にこれを付けたり、夏など汗だく

 になって肩にこのボトルを担いで運んでるのを見かけます。

   それと、中国は平屋建てが少なく大概は高層住宅に住んでますので上までの

  配達は大変だろうな、と思わせます。

  このような”水”商売の会社は増えるばかりで、競争も大変なようです、

Shui_1 これがその”水”商売の会社の中ですが

”水”を扱うこれらの会社は余り他のもの

と一緒に、扱い小品を増やすことはない

ようで、”水”なら”水”商売一本やりなのは

何故でしょうか?

 昔の日本の牛乳やさんのような間隔

であるエリアをそれぞれが担当している

 ようです。

  それにしても、凄い数のボトルが並んでますが、一体どれくらいでこれが

  売れてゆくのかまでは分かりませんが、中国の”水”商売はまだまだ

  有望です。

   この特大ペットボトルのような容器を上にのけって下の機械は何時でも

 熱湯が出る仕組みの機械があるんですが、

  「アレ、日本で普及しないですかね?」と相談を受けたことがある、

  つまり、日本で商売としてアレを入れて流行らないか?との話だった、

  わたしは、辞めたほうがいい、流行らないでしょう・・と予測した、

  ただし”水”商売では何度も予測をはずしているので、自信がない、

  どうですか、どなたか、日本で・・・

  ”水”商売は中ると大きいですよ。

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2009年2月26日 (木)

函館発・地域での国際交流活動拠点に拍手ー北海道国際交流センター30周年

 財団法人北海道国際交流センター(HIF)が今年で創立30周年の節目を迎えた。

 この間の活動に敬意を表するとともに、地域の活動を支えてこられた活動に

 拍手を。

  新聞記事によりますと、同センターのはじまりは1979年。

  地域にあって留学生をホームスティさせる活動からはじまり、現在もその活動は

  柱として継続されている。

   もちろん、これ以外にも地域で様々な活動を進められておりますが、

  それでもこの「ホストファミリー」を地域の家庭にお願いして、留学生のホームスティ

  を受ける活動はこの間ずっと続けられております。

   毎年そうとうの数の留学生がやってきて、一定期間函館で過ごします。

   今年は13カ国、46人の留学生がいらしたようです。

   延べにすると一体どれ位の留学生を受け入れているのでしょうか。

   こうした活動は、地域にあって、それを企画運営することももちろん大変ですが、

  こうした活動を維持するだけの、許容力が地域がもっていないと実現しません

  ので、いつも思うのは行為した活動を、理解し支持する素地が、地域に無くては

  難しいと思います。そういう意味でもこの30年という歳月の重みは凄いです。

   これからも新しい活動を色々企画されておられるようです、

   今後の活動にも期待しております。

  また、最初の頃に函館へいらした留学生は、単純に考えて30年ですから

  もう、中年の域にはいってますよね、

   どうでしょう、そんな人が今度はぶらっと函館に旅行に来てくれないでしょうか、

  或いは、そういう人達のその後を追い駆けて、

  当時を思い出し、函館を想い出しての、何か感想を寄せてもらえれば

  この30年が一層活きてくると思います。

   まずは、この地域の手作りの活動に惜しみない拍手をおくります。

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2009年2月25日 (水)

通訳泣かせの 自民党閣僚たち、

 中国共産党・王家端対外連絡部長が団長をとする中国共産党代表団が来日、

  23日午後には、麻生総理ともお会いになったようですし、

  民主党小沢代表とも階段をしてるようです。

  さて、夜の自民党の幹部との会食の席上、

  自民党・細田幹事長が、麻生総理はアメリカ行きもあってこの会食には

  出てないんでしょうね?きっと。

  なぜなら、その会食の席上、あろうことか細田幹事長は

  「麻生太郎政権の支持率が下がりに下がり10パーセント台になったことを、

   日中の相手国を支持する率が丁度同じくらいで、低迷してるが、

   日中関係も我慢していればそのうち好くなる」と発言したらしい。

  ここのところ、自民党の閣僚達の緊張感のなさは、あいた口がふさがらない。

   困りますよね、通訳の人は、

   まぁ、そう言ってんだから訳すんでしょうねそのまま。

   でも、明らかに言ってはいけない事ぐらいは、通訳でも分かりますから、

   ちょっと、この通訳つらいですね。

    同じように、先日の中川財務大臣の酩酊騒ぎでも、あの有名になった

  記者会見のちょっと前にロシアの財相と個別の会談をしてますよね、

  その画がちょっとテレビに流れてましたがあの時点で、もうすでに中川氏

  は酔ってます。ホンのちょっとの映像ですがそれでもそれと分かるぐらいには

  酔ってました。この時は、ロシア語⇔日本語の通訳でしょうが、

   これだって大変だったでしょうね。

   まともに通訳できないですよきっと。それに何を言い出すか分かりませんから

  その時の通訳さんの心中をさっすると、大変ですねホント。

  細田幹事長の発言も、気分を害した相手側が、席を立ってもおかしくないわけで、

 まぁ、中国側の代表だって、それぞれ胡錦涛主席や温家宝総理の親書を携えて

 やってきているような代表団でしょうから、

  今頃は国もとにその報告も行って、日本を代表する議員達の振る舞いが

  笑いものになってるでしょうねきっと。

   なんとも情けない。

   

  

 

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2009年2月24日 (火)

希拉里・克林頓  クリントン国務長官の訪中

 ヒラリー・クリントンの、漢字表記は 希拉里・克林頓 となります。

 中国はご存知のように、全て漢字で表記しますので、音を主にとりまして、

 中国語発音で近い音が充てられこのようになります。

   さて、米国(因みに中国語ではアメリカは美国と書きますが、)

 国務長官の外遊は無事日程を終えてお帰りになったようです。

  日本にもいらしたのは、報じられおりましたから、ご存じの通り。

  今回の、訪中の様子を見ていると、国務長官として

  会うべき人にあって、その会った人と話すべき重要課題を話した

  という感じを受けました。ですので、クリントン国務長官はご自分の

  名前が余りに売れているので、各国かなり取り上げられ報道されていますが

  内容はそう目新しいものがなく、日本では拉致被害家族と膝を交えるとか

  中国では女性人権活動家とそんな場を作ってました。

  ですが、総じて言えることは、緊急の重要課題を、取り合えず会うべき人と

  会って、軽く話しをしておく、くらいの外交のようです。

   その意味ではこれが彼女でなかったなら、米国の高官が来て地味な話を

  したくらいのものですから、そう話題にすらならなかったでしょうね。

   政治が話題と取り上げられる時に、或いは外交が大きく話題になる時に

  前によくあった、所謂何かサプライズというか奇抜さを求め、

  政治が劇場型といわれるのが、はたして好いのかどうか、

  劇場型の政治は、劇を見て楽しんでいるうちは良いのですが、

  それが一旦劇も終わり、更に後になってその舞台裏まで

  見せられたりすると、一気に覚めて仕舞いますから、劇場型で

  見せても貰わなくとも、政治と言うのは多少地味でも着々とやって

  確実に行われればそれで良いのであって、普通に見えるのが一番

  成果があるのかもしれません。

    ただ、人間時に刺激も欲しいものですから、何かこうそんなものを

  求めたりもするんですね、でも、後から気が付いてみたら、そのことで

  (劇を見せられている間に)失うもの多かったりして、

   どっちが良い悪い、というより、その時々の、政治をする側の個性と、

  それを支える民衆の、演ずる側と観客の両方の好みというか、それらを

  含めて”時代”と言えるものなのでしょうが、

   麻生総理が今度は、アメリカに出かけてますが、

   外交とは、何も無くて帰るとなんだかんだ、言われて評価が低いし、

  パフォーマンスに走るとそれはそれで危険ですし、難しいです。

   ということで、案外?ご本人の名声を別にすれば地味な外交でしたが

  これがどうして、ナカナカしたたかなのかも。

20090223074807_01

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2009年2月23日 (月)

世界遺産、莫高窟を風砂の被害から護ろう

 中国の北西部、新疆ウィグル自治区に近い、敦煌。

  ここの世界遺産の莫高窟と敦煌市街を風砂の被害から護るため

  防風防砂林植林が始まる。

   日中友好協会(中央本部)では、中日友好協会と中国緑化基金会の

 要請を受け、この植林事業に協力することを、第18回通常総会で承認した。

  王維の「西のかた陽関を出ずれば故人無からん」の四区で有名な陽関には

  漢代の狼煙台が残る。そんな場所の緑化事業に取り組みます。

   具体的には、

  協会では、日中民間緑化協力委員会資金(日中緑化交流基金が

  運営する緑化助成金)の支援を得て苗木の活着率が高い4月中旬

  に植樹を行う訪問団を派遣する。

   4月11日に出発、北京で1泊して直行便で敦厚へ。

   13日の「植樹祭」で汗を流したあと、

   14日には莫高窟はじめ敦煌の史跡を巡る。

   全国から多くの会員が集い植樹を通じて敦煌市民との友情を

  培うとともに、シルクロード文化への理解を深めるたびを企

  しています。

   4月13日「植樹祭」に向けて準備が進められております、

   お問合せは協会まで。

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2009年2月21日 (土)

『 十面埋伏  』 今週読んだ本

Shi_mianmaifu  何度目かな・・この本読むの。

 結構何度読んでも楽しませてくれます。

  実は、きっかけは、本とは関係なくて、

 昨年末、瀋陽音楽学院の演奏家をお招きして

 コンサートを開きました。

  琵琶の名手でもあり、団長でもあった

 劉 剛 先生の演奏(彼はこの一曲の独奏だけ)

 「 十面埋伏 シー・メン・マィ・フ 」 は

  素晴らしい演奏でした。

  この曲はよく、琵琶の演奏でとりあがられることが多くて、

  私が中国から買ってきたCDの中の何枚かにもそれぞれ違う演奏家のこの

  曲が入ってます。有名な曲のひとつです。

   更にこの題名は中国故事に由来していまして、

   例の、項羽と劉邦の戦いの中で出てきます。両雄が中国中を駆け回り

  追いつ追われつの物語の中の一つのエピソードですね、

  十面というから、廻り全部に伏兵がいる、というそいう状態。

  周りは全部敵だらけ、の状態。

   それを音楽で表現した、一曲といえます。

   そのことを思い出して、そういえばあの小説のアソコはどうなってたかな?

 と気になって手にとったのがこの本。

   この本はまた項羽と劉邦は全く関係なくて、現代小説です。

   所謂その中国高官たちの不正を、糺す、という現代物です。

   これが面白いんです。お薦めの一冊ですが、手に入るのかな今。

  それで、本当はそのプロットの部分がどうなっていたかを確認するために

  読み始めたのに、ダメですね夢中になって最後まで読んでしまいました。

  それでも、今回も面白く読めました。

  上下2巻のそれなりにボリュームもあるのですが、一気に読んじゃいました。

  それと、全く関係ないですが、このブックデザインも好きなんですね、

  カバー真ん中が穴が開いてましてね、したの本の扉部分が浮き出るように

  なってるんですが、あとは文字だけの飾らないデザイン、なかなか好いです。

   というように、私の読書傾向はもうお気づきでしょうが、何の脈略もなく

  思いついた時に、面白そうなのを手にとってただ読んでるだけでして、

   もちろん、ここで紹介紹介してるのは中国関係の本だけですが、実は

  もっと色々雑多に読んでますね。本読んでる時が一番くつろげますね、

  店にお客さんが見えないとき、何もないと、本を片手に、中国の音楽が流れ、

  中国茶が脇にあってゆったり本が読める、

   これ以上の幸せはないです。

   ということで、なんの脈略もなく、お薦めの一冊でした。

  

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2009年2月20日 (金)

英語で授業「効果あり」-13年度から高校で導入

 昨日、中国の子供たちの教育環境に書きましたが、ついでに?きょうは

 日本の教育の話題を。

   先日、新聞紙上でー英語で授業「効果あり」-の記事を見ました。

 そこで、日本の語学教育ですね、日本で語学教育といえば英語をさしますので

 この話題からちょっと、感じたままを。

  先ず、皆さん大体はご存知とは思いますが、高校の学習指導要領改訂で、

 四年後の2013年度の新入生から英語の授業が英語で行われることになった

 というものですが、話題にもなってましたから何処かで耳にしていると思います。

  新聞はそれを伝えたもので、道内でもすでにその取り組みをしている学校が

 ありますよ、というその成果が、表題の「効果あり」ですが、

  そりゃそうでしょう、何をやっても効果が無いわけがないですから、その点は

 別段問題になるものではないでしょう。

  要するにこの話題は国として、これまでの英語教育には欠ける部分があったと、

 その反省に立って、どうするかを考えたら、語学を習うのに、その言語を使わない

 のは損だと、とりわけ、中学から始まる三年間の基礎があるんだから、これを使って

 授業を英語でやれば上達も早いだろう、というお考えですね。

  そうだと思います。コレまでの英語の授業が、黒板に先生が書いてそれを”見て”

 習う授業だったのを、”聞いて”習う授業にしようとの試み?だと思います。

  日本語語学教育のよく言われる欠点、習っても話せない、聴けない、

 を、改めるには色々方法があるでしょうが、これも一つの方法です。

  で、では何故日本の語学教育がそうであったかは、日本の環境、日本人の性質、

 などが上げられておりますが、確かにそうした点がありました。

  それに教育が更に拍車をかけていた、というか、その上に乗かった教育方式

 だったのが大きいです。

  つまりでね、どうしても語学教育が試験のための勉強であることが最大の要因

 だったのではないでしょうか、

  そうであったとするなら、この点が改まらないと、またぞろ、試験の為の、

 「英語で授業」にならないか?との不安ですね。

  どの国の教育にもそうした面が無いわけではないので、どの国もそうしたことを

 しているのですが、日本人の性格ですかね、どしてもその細かいところへ眼が

 行って肝心のところを逆に見逃すのが我民族の特色のようです。

  それは、よく言われるように、”手段”と”目的”を取り違え、いつの間にか、

  ”手段”が”目的”化してしまう間違いを度度しております。

  「英語で授業」は”手段”でして、その先にその言語を使ってのコミュニケーション

  が”目的”な筈なのですが、いつも間にか「英語で授業」が”目的”になってしまう

  間違いを繰り返さないことを祈っております。

   さて、日本の教育を思うと、昨日の中国の子供たち、先月でしたか書きました

 「私は勉強したい!」の中国の子供を思うと、

   方法だけじゃないな・・・とは思いますが、まぁ、やるからには方法も大切でしょう

 から、「英語で授業」きっと生徒より先生のレベルがグンと上がるんではないでしょうか。

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2009年2月19日 (木)

打工学校ー出稼ぎ労働者の子供たち

 打工学校 は、ダー・ゴン・シュェ・シァォ と読みます。

 打工はもともとは、中国で仕事の事を工作ゴン・ズォと言いまして、

 打ダーは、動詞的に使われ、それをする、つまり仕事をする、の意味でしたが、

 近年、それが、定職に付かない形の仕事を指すようになり、

 出稼ぎとか、もちょっと広く、アルバイトなどの意味でも使われるようになりました。

  それは、つい最近のことですので、恐らく古い辞書にはその意味がまだ掲載

 されていないと思います。

   それで、打工はここでは、「出稼ぎ労働者」の意味ですが、そうした人達の

 子弟が、本来は学校へ行かなくちゃならない年齢なのに、行く学校がなく、

 そのために作られた臨時?の学校。

  で、調査によれば、15歳以上の中国における、文字を読めない人、

 いわゆる文盲の数が8700万人位と発表を目にしたことがありますが、

 前にも触れましたようにこうした数字はどうも余りあてにはなりませんが、

 それでも、相当の数がいることは想像できます。

  教育は国家の根幹に関ります。それは中国も十分に理解しています。

 で、この春節を控えての1月ぐらいの新聞報道では、出稼ぎ労働者「農民工」

 のうち景気悪化で約2000万人くらいが失業し帰郷した、とのニュース。

  逆に見ますと、失業して故郷へ仕方なく帰った出稼ぎ労働者が2000万、

 じゃぁ、クビにはなったけど、故郷に帰らない、或いは帰れないその数、

 運良く、クビにならずに、なんとかまだ出稼ぎを続けている人の数は一体

 どれだけあるのでしょうか?

  要するにまだまだ相当の数の、出稼ぎ労働者が、都市にいるわけです。

  で、とりわけ首都・北京や、上海なんかがその数は当然多いでしょうが、

  出稼ぎ労働者で家族を伴って一家で都会に出てきていると、

  そこに小さな子供がいたりしますと、その教育問題が当然あります。  

  まず、この人北京に戸籍がないため、民営の「民工子弟学校」へ。

  この「民工子弟学校」の通称が「打工学校」と言われています。

  お金があれば一時的に、北京の公立学校に委託入学の道がありますが、

  これは委託費や保証金・賛助費などが求められるそうで、出稼ぎ労働者に

  とってはとても負担が大きく、安い「打工学校」へ。

   そうは言っても此処にも行かせて貰えない子供たちも多数いるのでしょうが、

  「打工学校」は別にきちんとした認可基準もないので、学校といってもその

  条件も相当劣悪のようです。

   そこで、設置基準に合わない学校を北京政府が取りやめるよう、乗り出した。

   こうした問題は、突然それが出来たわけではなく、それなりに長いこと

  放置していた時期があります。オリンピックを控え、それでなくとも一方では

  安価な労働力を必要とし、都市のインフラ始め便利に使える、出稼ぎ労働者

  を都市が一方で求め、その求めに応じて故郷を後にして、都会へ出てきた

  人達。

    オリンピックも終わり、景気が傾いたら、すぐにクビ。

    日本のでも派遣労働者の問題が取りざたされてますが、

    弱いところへシワ寄せがゆくのは同じです。

  さて、この「打工学校」の無許可の学校へ通う出稼ぎ労働者の小さな子供たち

  政府では公立高校へ入学させるよう指導してるが、これがまた、そう簡単には

  いきませんね。公立学校にいる北京子の子供たちは、どれもわがまま一杯の

  一人っ子。そんな子供たちと一緒はイヤだど言い出した。

   出稼ぎ労働者の子供たちも、窮屈であんな我儘な奴らを一緒はイヤだ、

  という、その親たちもそれでなくとも大変な経済負担に耐え切れない、

  またぞろ、学校へ行かない子が増えているという。

   どうも、この問題、矢張り行政もこうなることは見えていたのに先延ばしに

  してきた責任はあるのですから、そう強攻姿勢に出ないでもっと、穏やかに

  できないものですかね。

   そして、いつも思うのは、この出稼ぎ労働者の子供たちには別に責任が

  ないわけで、犠牲者と言ってもいいでしょうが、

   教育が国家の大計だとするなら、もっと手厚い手を差伸べて貰いたい、

  と思いますが、時間がかかるでしょうね。 

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2009年2月18日 (水)

「攻心為上」馬謖 バショク マー・スゥ

 中川財務相は結局、馬謖 バ・ショク にはなれなかったし、

 麻生総理大臣も、彼を馬謖にしてあげれなかった。

  昨日の中川財務相の迷走がいろいろ言われているが、まぁ、

 とても日本的な?辞め方でしたね、それで今朝のテレビワイドショーを

 見ていたら、早速テレビはもう次ぎの話題で、このあとの総裁レースだの

 選挙がらみの予想番組になっていた。どうしてこうも予想屋さんが増え、

 それが楽しいんですかね。

  馬謖のように囚われ命まで差し出せというのではなくて、

  ただ大臣を辞めただけの話しに、こんなに盛り上がったのは流石

  映像の時代だからでしょ。議員も別に辞めなくていいんですよ、それに

  自分の失態を、クスリのせいにしちゃっていいんですかね・・

  自分は悪くなかった?と、体調が悪いんだ、被害者?だと・・

  コレじゃ、馬謖にはなれっこありません。酒の上での失敗談は中国故事

  にもありますが、みんなそこは潔いですよね。

  で、そんな話はそちらにまかせて、せっかく?昨日登場させた

  馬謖バショク さんの話をもう少し、ついでですからしておきましょう。

  三国志のあらすじをここで紹介するんでは大変ですので、三国志を

 ご存知という前程で話は進みますが、知らなくとも大丈夫ですからご心配なく。

   この人、馬謖が諸葛孔明との仲がよかったのは、

   蜀(四川省、昨年地震のあったあたり)からさらに南の雲南省のあたりの

 いわゆる少数民族の地域を治めるのに、貴州省・広西省・雲南省あたりの

 広大な地域を二人歩くんですが、その折、この馬謖が

   攻心為上 心を攻めるを上となす 

  と、諸葛孔明に答えるんですね、つまり武力だだけでは駄目だと、

  これに孔明はグラッときます。

  それで孔明は、ある部族の頭首を7回も捕まえておきながら7回逃して

  やる、なんということをして、南方民族の心を掴むことに成功し、南方平定

  が大成功に終わります。

   ここからですよ、この二人の関係がそうなったのは、孔明は馬謖を

  評価し何かと近くにおきます。つまりこの辺りから孔明はちょっと馬謖

  の実力を測り間違います。馬謖はここでは何にも戦いらしい戦いはして

  ませんので、彼の戦闘力を測り間違ってます。

   そして馬謖は多少自信過剰ぎみに傾きます。

  少し前に亡くなった先帝・劉備は「馬謖は才気に走りすぎる、彼の理論は

  実情に則さない、普通のことはいいが大事は任せるな」と言ってた。

  劉備の人を見る眼の方が正しかった。

   馬謖には馬良というお兄さんがいて、この人に与るところもありましがが

  孔明はこの辺で誤ります。余談ですが、お兄さんはとても優れた武将で、

  この人眉が白かったそうで、白眉と呼ばれています、一番優れたものを

  「白眉」というのはこの人のことから、使われています。

   で、この南方平定のあといよいよ、昨日の故事の、北伐に蜀は乗り出す

  わけですね、そこでここが重要と思われる一戦で、馬謖の判断で作戦を

  変更し手痛い敗戦となります。その責任をとるに

   国家大事のおりに馬謖ほどの人材を処断するべいではない、

   との意見が出ますが、孔明は心を鬼にして「泣いて馬謖を斬る」と

  なるわけですね。

   そういえば、あまり中川側にたった擁護の人も出なかったですね。

  

   ということで、中国故事は実に現代に通じていろいろ教えてくれるんですよ

  皆さん、「三国志」を読みましょう。もうすぐ、レッド・クリフパートⅱも

  見れますしね。

 

  ( 中国語の勉強も少し、

   あの日の記者会見を、ーしどろもどろー と、言われてましたが

   中国語ではあの状態は、-呑呑吐吐 トゥン・トゥン・トゥ・トゥー

    っていうから、やっぱり、呑むのかな。) 

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2009年2月17日 (火)

中川財務相、馬謖バショクとなれるか?

 ローマでの中川財務相の醜態が、テレビで映されるたびに、

 なんなんだこの国 政治家 の皆さんは、と思う。

  今朝の世界のニュースを見ていたら、どの国でもあのシーン

 が報道され、「どうしちゃったの日本?は・・」というコメントで

 世界中から心配されるようになっちゃった。

  そして、こうした問題が派生するたびに、コメントを求められた

 識者や、同業の政治家達が口にするのは、

  そうした人を庇った時の政府や首相を評して、

 「此処は、”泣いて馬謖バショクを斬る”べき」との見識を披露する。

  その度に例に引っ張り出されるこの故事は、

  中国『三国志』に出てくる有名な話なんですが、ときどき使い方を

 間違えている方もおられるし、大概こうした故事は多少本来の意味とはまた

 拡大解釈して使われている場合も多いので、それは大目に見ましょう。

  物語自体は、諸葛孔明がここ一番の勝負の時に、数いる優秀な家臣の

 中から、周りからは口ばかりの奴と評判の芳しくない馬謖を目にかけて抜擢

 さて、その彼を先鋒として、遣わすが馬謖は逸る心から勝手に作戦を変更し

 自分ひとりで判断し行動をとるが、これが敵軍に利用され、この大切な一戦が

 孔明の策略も無駄となり、大敗退。

  軍規を無視した、馬謖は牢に入れられ、首を切られるという厳しい処分にあい

 孔明は涙を流した、とある。

  そこで、一般には部下が規律や命令に違反して失敗した場合、

  その部下への思いやりとか、私情はこの場合拝してこういうときこそ、

  その他の部下の為にも、今後の為にも、心ならずも厳しく対処すべきである

  と、教えている。その厳しさが、自ら斬る、となっている。

 

  馬謖は蜀の軍人で、馬良の弟、なかなか才気があり、兵術にたけ、

  弁舌もたったようです。この点では中川財務相も、

  ご存じのように政治の世界ではサラブレッドですし、弁もたちますし、

  才気もおありですので、その点ではいいのですが、

   やってることが、どうも・・・・これを馬謖と比べられては、馬謖が

  かわいそう、です。

   馬謖は相手の策略に嵌められたとはいえ、自分では必死に戦場で

  精一杯は戦ってはいるのです、只軍が決めた作戦より自分の考えた

  作戦のほうが優れているという自信過剰ですね、それが彼の眼を誤ら

  せ、軍規を無視しても手柄を立てようとした性急さが仇になり、

  ですので、判断こそ誤り、軍規を無視した点で違反こそ犯しましたが、

  諸葛孔明にすれば、彼の才能はそれだけに尚、惜しかったわけで、

  泣いても泣ききれない、そんな惜しまれての馬謖ですが、

   それと、今回もそうですが大概これまでの政治家の失態が、

  女性問題だったり、金に纏わるそれだったり、

   今回は昼間から酒を飲んで前後不覚になったという、

   そんなの度に、馬謖が持ち出されるのは、馬謖が可哀相。

  馬謖に値するだけのこともしていません、

  それを受けの麻生総理大臣のコメントは「健康管理に気をつけて」

  ですから、これまたお粗末を通り越してますし、

  「野党からの問責決議案が出たら?」の質問に「そんな仮定の質問には

  答えれません」との麻生首相の答弁は、ますますこの国の政治家、

  大丈夫か?って感じです。

   まぁ麻生総理は、泣いてもいないようだし・・・・。

   いつも思うのは、この手の下らん話に、中国故事を引き合いに出して、

   「此処は泣いて馬謖を斬るべきでしょ」の例えが使われますが、

  馬謖がかわいそうです、

   数年前に彼、中川氏が国防の問題で、

   「国の政治というのは一刻も気を抜けないもので、ましてや国防は何時

    なんどき、何があるかも分からない、政治は・・・」

   とおっしゃってまして、勇ましいなぁ、と思ってたらなんと、あの体たらくでは

   説得力がありません。今後どうするのかナァ・・・。

  と、 そこまで言われても、自ら辞めるとならないのは、

   それほど、政治家の椅子は美味しいということでしょうか。

   中川財務相は、残念ながら馬謖にはなれません、

   それ以前の問題です。

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2009年2月16日 (月)

函館日中友好協会中国語教室、きょうから新しい先生をお迎えして

 朱先生は先週土曜日、函館を離れました、

 「教室のみなさんによろしく!」とのことでした。彼女にっても大変思いで深い

 約一年の授業になったようです。教室のみなさん、ありがとうございました。

  ということで、今日から月曜の教室新しい先生をお迎えいたします。

  どうぞよろしくお願い致します。

  実は日中友好協会の教室は4月開講で一年のサイクルで動いておりますので

 今日はもう2月中旬ですし、今年は3月23日が最後に授業の予定ですので、

 あと、今日を入れても今年度の授業は、6回。

  朱先生に使っていただいていたテキスト途中ですので、そのまま

  このテキストで授業を進めてもらうことになります。でも、先生が替ります

  ので、当然授業の内容も多少変わると思いますが、その変わり様も楽しめる

  ように、教室のみなさんのご協力をお願い致します。

   今日から先生として来ていただくのは、

   北海道教育大学函館校に留学生として、いらしている

  鄒 帥 ズォゥ・スァイ  さん、

  孫 双明 スン・スァン・ミン さん、

   とりえあえず、お二人が皆さんとの交流も兼ねて、来てくださることと

   なりました。  歓迎!

    先週お二人がお見えになってご挨拶もいただきましたが、今日からが

  授業となります、どうぞよろしくおねがいいたします。

  鄒 さんの字は中国の歴史小説なんか読んでますと出てきますが

  中国山東省のある地名というか、古代には国名ですが、ご出身も

  山東省のようですから、分かりいいです。

   先日、協会の「春節の会」にも参加いただきまいた、孫さんも同じように

  私も初めて「春節の会」の時にお会いしました。

   彼女らが日本語を学ぶうえでも、今回の毎週の授業は役立つと思います。

   まずは、この3月末までの授業をお互いに楽しいものになりますよう

   よろしくお願い致します。

 2006nen6_004    先日の「春節の会」の時の、鄒さんと孫さん、沢山留学生が写って

 いて、誰が鄒さんか、孫さんか

 分かんないですかね、

  教室の人が分かれば

  好いから、これでいいんですが、

  どうぞよろしくお願い致します。

              函館日中友好協会

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2009年2月14日 (土)

女装したがる男性達 『楊貴妃になりたかった男たち』-今週読んだ本

Youkihininaritai  最近テレビを見ていて気づいたのは、何時頃から

 なのか、男性なのに女性の服装をしたり、或いは

 女性そのものになりたいのか、全く女性とかわらない

 人がいたり、女性の化粧をして、女装してテレビに

 出てる人が急に増えたように思うのは私だけでしょうか、

 それが、何故か人気があるのか、数が増えるばかり

 のような気がしてますが、

  どうなんでしょう。

  相当の数の方がそうして出てるものですから、

 当初わたしは相当違和感があったのですが、いまやもう慣れっこです。

 あ~、またこの手の新しい人が出てきたんだ、くらいの感慨しかありませんが、

 多いですよね。

  この時代が、あとで振り返ってみて、そうした特殊な一区切りの時代となるのか

  そのままこの傾向は一層強まり、どんどん増えていくのかは分かりませんが、

  なんで、そんなに女装したがる人が増え始め、そして、そのまま人前に出たがる

  ようになったのでしょうか?

   そんな疑問があったので、この本を手にしました。

   中国のその手の歴史を紐解くとこれまた永い永い歴史があるんですね、

   この方面にも。

   まず、男性が女性に成りたがるのが、あれば、当然女性が男性に成りたがる

  のも、あるんですねこれが。

   なかなか面白かったですよ、この本。

   ん~、服装とは何かも考えさせられますね、

   それと、遊びで誰もが?一回くらいはそんな異性の服装に仮装?する

 くらいの経験はおありなんでしょうが、それが、

   自分の本来の姿と、思い込むそこのところが、ちょっと??

   歴史的に見て、こんな人達が多く出る時代って、どうなんでしょうね、

   とりわけ昨今は男女の服装の区別そのものがきっと、この先ももっと

  難しくなると思うんですね・・・・などと考えながら、読んでました。

   ということで、まったく役に立たないこうした本を読むのがまた

  楽しいんですね。

楊貴妃になりたかった男たち <衣服の妖怪>の文化誌 (講談社選書メチエ)

買ったきっかけ:
題名に魅かれて

感想:
ん〜、面白かったかな。

おすすめポイント:
どうして、増え始めたのかこうした人は?の答えはなかったですが、歴史はよく分かりました。

楊貴妃になりたかった男たち <衣服の妖怪>の文化誌 (講談社選書メチエ)

著者:武田 雅哉

楊貴妃になりたかった男たち <衣服の妖怪>の文化誌 (講談社選書メチエ)

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2009年2月13日 (金)

中国 ・ 大学生の就職難

 昨日、近く帰国する留学生と、数人の日本人が集まって話をしていて、

 この留学生は帰国後、就職活動をするわけですが、話題がそこへ。

  それで、先日確か新聞紙上でも見たのですが、この世界的経済状況

 の中で中国も例外ではなく、景気が落ち込んでます。となると、就職活動

 にも大きくその影がさしている、のでは・・・の話題。

  先ごろ北京や大都市で行われた、就職説明会は求職者が大挙して

 訪れ、大盛況?だったようです。

  で、就職難が叫ばれています、とりわけ大卒者の就職が厳しいと、

 一応その数なんかも上がってるんですが、ちょっと正確に覚えてないので

 あれなんですが、

   いつも思うのはこの発表の数ですが、

   確かにその数百万もの数があがると、そりゃ大変だ、となりますが、

 この、数そのものもちょっと・・・

  先ず、中国はここ数年で大学生の数が急激に増えてまして、それは、大学が

 増えたのもありますが、各大学の定員数も増やしてます

  多分、ここ数年で数倍くらいの勢いで増やしていると思います。

  大学生全体の数は、何時の記録か忘れましたが、そう遠くない時期に

 私が覚えたのは2000万人にちょっと足りない数と記憶しています。

  大学の数は短大みないのも含めて2000ぐらいだったと記憶。

  それで、まぁ余り具体的でないので申し訳ないですが、ごく大雑把に言って

 毎年、だいたい千数百万人の大学卒業生が、社会へ出てくる社会に中国は

 急激にそうなったんですね、

  で、社会の受け入れる体勢は、まだまだ、整備が遅れまして、単純労働ですと

 大学卒業までの学歴は必要ありませんし、逆にそれが邪魔ということもあります、

 どの時代もそうなんでしょうが、大学で専門的知識を学びそれをそのまま

 社会のそうした専門の分野で仕事に活かせる、なんてひとはホンの一握りなのは

 別に景気に関係なく、それはそれであるのでしょうが、

  多くは、大学を出てそれなりにそれと関係した或いは、その方面?を目指す

 ことにはなるのでしょう。

  中国の大学はその点では日本より、大学教育そのものがかなり専門性が

 高く分野別にそれなりに専門の色彩が濃いといえます。

  これは、ある意味その強みがあるものの、そこで生かされないと今度はちょっと

 それが原因で使いづらいという欠点をも兼ね備えています。

  それで、わたしが昨日そんな話をしていて、ここで言いたいのは、

  中国の今の就職難を見る時にですね、確かにその景気不景気の問題も

  あるんですが、中国のちょっと特殊な事情もありまして、一概に日本の感覚で

  そのまま中国も不景気だ大変だ、というのはちょっと?

  そりゃぁ、景気がよければ、こうした話題ものぼらないのでしょうが、

  中国事情が分からなければ仕方ないですが、どうしても、そのまま日本の

 実情と比較して、その日本の大学卒業生が同じように困ってる情況がそのまま

 中国に当てはめそうですが、そこはちょっと違う点もあるということを、

 知っておいていただくと、次にこうしたニュースを見るときの眼が違って

 くると思うんですね。

  そんなことを昨日は考えさせられました。

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2009年2月12日 (木)

函館・地域をつなぐ地球市民セミナー・フォーラムの ご案内

 財団法人 北海道国際交流センター 様より、お知らせをいただいておりました、

 催しのご案内を致します。

  国際交流センター30周年、函館開港150年を記念し、更に地域の国際化を

 進めるため、多分野に渡っての国際プログラムが企画されております。

  「地域をつなぐ地球市民セミナー・フォーラム」

  はすでにスタートしておりまして、五つのセミナーと、最終日にフォーラムが

  組まれております。それぞれの講師の紹介セミナーの概要をチラシで

  いただいております。ご覧になりたい方は、ご連絡または、国際交流センター

  のホームページなどでも、ご覧いただけます。

  日程だけ、簡単に紹介させていただきます。

  2月10日(火曜)にすでに行われましたが

   国際から見た「市民社会」の構築~国際社会に通じる寄付社会とは、

   とう題で、富永さとるさんが、講演、

   このあとは、

  2月16日(月曜日)14:00~ 国際交流センター にて、

   キューバから見た「環境・農業問題」~21世紀に食料自給できる社会とは、

  小林 卓也さんの講演

  2月19日(木曜)14:00~ 国際交流センター

   ニセコに見る「地域活性・観光」~世界に魅了ある観光とは

   ロス・フインドレーさん 講演、

  2月24日(火曜)14:00~ 国際交流センター

   日本に「学び」をモザンビークに「遊び」を~今、青年たちの心はどうなってるか

   窪田  保 さん 講演、

  2月26日(木曜)14:00~ 国際交流センター

   地域から見た「国政平和}~函館発・宗教の共生について

  日本聖公会函館聖ヨハネ協会牧師 天佑寺住職 カトリック教会信徒

  コーディネーター 国際交流代表理事  山崎文雄

  3月8日(日曜日)10:00~ 国際ホテル

   基調講演 炭谷 茂

    地球市民が人間らしく活きることができる未来を

    12:30~ 懇親会  参加費2000円

  となっております。

   講師お一人お一人の詳しい紹介が出来るともっと興味が湧くのでしょうが

  長くなりますので、取り急ぎご案内をいただいております、日程等の紹介を

  させていただきました、どうぞ、このセミナーあるいはフォーラムを聴いて

  みたいとお思いの方、参加は自由です。ですが、定員があるようですので

  国際交流センター 電話0138-22-0770 へ連絡

  或いは国際交流センターホームページの方へアクセスしてみて下さい、

   地域と、地球をつなぐ、お話しのご案内でした。

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2009年2月11日 (水)

中国人留学生たち の 晴れ着姿

 一昨日の9日が、中国は元宵説ユァン・シァオ・ジェと言いまして、小正月と

 いいますか、この日をもちましてお正月も終わりと、言った日ですが、

 その日に花火をあげて、中央テレビ局の新しいビルが火災となるたいへんな

 ニュースが飛び込んできています。

  それとは、別に先日函館に留学でいらしている留学生をお招きしての

 新年交流会が開かれました。

会場は振袖姿の留学生がたくさんで

 とても華やかでした。

 2006nen6_002_5              そういえば、日本に居てもこうした

 晴れ着姿の若い人達を見る機会も

 少ないですし、

 中国の方たちに取ってもこうして

 晴れ着を着たりする機会はそう多くはないでしょう。

2006nen6_003 何かとても不思議と言いますか、そんな感じですね

 日本人が着なくなった和服を外国の方が喜んで

 着て、嬉々としてしている様子は、特に女性にっては

 とても好い記念になるのでしょうね。

 着るのも大変なら、着てからもこんなにも縛られるものかときつく縛られる

 着物の着た感じには、皆さん意外だったようです。

2006nen6_004交流会ではこのあと、いろいろゲームをして楽しんで

ましたが、慣れない着物を着ての少しの時間でしたが

皆さん楽しんでいたようです。

 履物も足袋や、草履も慣れないので、なかなか

2006nen6_009 ゲームに集中するどころではなかったでしょうが、

「福笑い」のゲームなどもありましたが、

 一体日本の若い人でもこの遊びをしたのは

 どの年代まででしょうか・・・?

 ということで、日本のお正月の雰囲気を意外な所で、

 そして、中国人留学生のお陰で、今はもうない日本のお正月気分を

 味わうことができました。

  会を主催された、「北海道日中青少年交流協会」に皆さんありがとう

  ございました。

  会長の高橋会長さん、道畑事務局長さん、ご苦労様でした。

  また、同じテーブルで楽しく過ごさせてくださった同席の皆さん、

  交流会に参加の留学生のみなさん、

  交流協会の全てのみんさん、

  ありがとうございました。

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2009年2月10日 (火)

朱 文艶 先生、最後の授業ー函館日中中国語教室を離れる

2006nen6_002 (生徒皆からの記念品を贈られる朱先生) 

昨年4月よりこの間ずっと、函館日中友好協会の

中国語教室で講師を務めて下さいました、

朱文艶ズゥ・ウェン・イェン 先生が

 この一年の留学期間を終え、来週函館を離れることになりましたので

 昨日が、教室での最後の授業となりました。

  朱先生、本当にありがとうございました。

  きのうは、教室の皆さんがそれぞれお一人ずつ、朱先生のお別れと

 お礼の言葉を、中国語で発表、その中国語の挨拶を聴いていて、

 とても嬉しく思いました。

  習った中国語を使っての、とても有意義なものです。

  朱先生も嬉しそうに聞いておられました。

  約一年の期間ですが、本当にアットいう間でした。

  教える方も、教えられる方も、互いに刺激しあって言葉の面ばかりで

  なく、とてもよい勉強になったことと思います。

    友好協会としましても、これこそが、友好交流の基礎となる活動の

  一つと考え、今後ともこの活動を続けてまいります。

   来週から、換わって新しく教室を担当していただく、留学生にも

 昨日はおいでいただき、ご挨拶を頂戴しました。

   来週から又新しい先生の下、どうぞ授業を楽しんでください。

   いつも申し上げておりますが、楽しんで学ぶことがなにより大切です、

  そのことを私どもの心がけておりますし、皆さんにもそうしていただきたい

  と思っております。

2006nen6_001 こうした交流を通して、二国間の理解がますます

深まることを願っております。

 お帰りになっても、便利なよの中ですので、

 メールで或いはお便りでこれからも折に触れて

 連絡を取り合い、何時かまたお会いできる日が来ることを願っております。

  朱 文艶先生、ありがとうございました。

   --------------------------

   一年的時間并不長、転眼間已経過去了、忘不了、我イ門毎個星期一

  一起度過的時間、離別的時刻就要来到了、

   但是我イ門已経被友誼的紐帯緊緊地聯結在一起了。

     在将要離別的時候、我イ門実在感到恋恋不舎。可是、

   現在只好把希望寄托在下一次、我イ門争取早日去中国見面口巴!!

    感謝、朱老師這一年的合作!!

    謝謝!!  再見!!

                           函館日中友好協会

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2009年2月 9日 (月)

ハッシーののんびり坂スタジオーFMいるか、昨日の放送

 きのう、FMいるか、「ハッシーののんびり坂スタジオ」

 でのお話しは難しかった?

  そうですね、橋本さんはなんせよくものを知っていて、

 ニコニコしながら難しい話をするんですね、

  で、昨日って中国のあらましなりたちなんかを二人が

 ごちゃごちゃしゃべってるわけですが、

  それを聴いた人には、さっぱり面白くなかったかも?

  かなりの予備知識が必要ですね、二人の話は飛ばしに飛ばして

  途中がない形で、二人には分かってますが、

  その途中の説明なしにいきなりの話し合いに入ってましたから、

  こんなんで、大丈夫かな?

  と、いつも思ってますが、そこは橋本さんが上手いこと

  つぎつぎにふってくれますので、それに応えていれば

  それでいいのですが、

   中国の歴史を短い時間にそれも、音だけで、論じるのは

  大変ですよね、

   橋本さんかなりの歴史好きらしいですよ。

   それも、古代史から近代史まで、あまねく網羅して、

   多分読んでるんでしょうね相当いろんな本、

   

   ということで、昨日はFMいるかにお邪魔して、

  またまた楽しいトークのひと時が過ごせました。

  ありがとうございました。

Abd5c71119425b29bcaad507747507ce1_2  ハッシーとの、二人一緒の写真、

 二人合わせて年齢100歳を

        こしてる話をして笑ってます。

 ということは、これを写している

  前川さんの×倍になる訳だ。

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2009年2月 8日 (日)

今日・午後は、FMいるか さんへ

 函館は陽が燦々と輝いていて、穏やかな冬の、そんな一日ですのに

 今日新聞を手にして初めて道央が昨日悪天候で、大変だったというのを

 知りました。

  そういえば昨日午後は函館も雨でした。風も強かったです。

  冬の天候は荒れるとたいへんですね、雪祭りにいらしたお客様が足止め

 をくった、とのニュースに、それはもう大変お気の毒ですが、

  天候ばかりはしょうがありませんね、これも含めて北海道の冬ですから。

 文明が?どんどん発達してきて、人間はその天候さえも自分たちの都合の

 いいものに変えようとしてますが、それはしないほうがいいでしょう。

  自分たちの力を超えたそんな自然の驚異は、あったほうがいいのです。

  今日は函館は一夜明けてとても好い天気。

  

  昨日は、夕刻から「北海道日中青少年交流協会の新年交流会」に

 参加してきました。ホテルには、日本の晴れ着をきた中国留学生が沢山

 いらっしゃいました。その話は、この後また書くとして、

  今日は、これから、間もなく出かけて、地元放送局 「いるか」さんへ

 行ってきます。

  日曜午後の「ハッシーののんびり坂スタジオ」という番組にもう大分長いこと

 出演させていただいております。

  ハッシーことパーソナリティの橋本さんが、毎回中国に絡めて話題をふって

 下さいますので、とりたてて、こちらは何の準備も要らず、じゃぁ行って来るか、

 てな具合に、出かけては、ほぼ毎回橋本さんの楽しい話に乗せられて、

 こちらが楽しませて貰ってます。

   昨日でしたか、北海道の各地FM局もこの経済状態でスポンサーが

 つかずある局などは廃止に追い込まれているとか、

  毎回私との話は、中国にからめての話ですが、もしよかったら皆さん

 地元放送局にもチャンネルを合わせて聴いてみて下さいね!!

  

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2009年2月 7日 (土)

『 雲南・食と文化 』 日本と中国の架け橋、--今週読んだ本

Yunnan こんな本を読むとまたぞろ、行きたくなりますね

 雲南へ。

  中国50幾つの少数民族のうち、26くらいが

 雲南省に居るらしいんですね。

  立松和平の対談、

  加藤紘一の文、

  田中康夫の文、

  が続くという面白い構成の本ですが、

  この本、雲南料理レストラン

  「御膳房」のファンにお願いしてるらしいですから、

  こういう面白い取り合わせになっているようです。

   ということで、当然後ろは雲南料理の話になってます。

   「雲南」というタイトルがあるだけでもう魅かれてしまいます。

   なんで”雲南”がそんなに好いかは難しいのですが、

   私の場合でいうと、何故かこの地に入ると落ち着くんですね、

   それは、何でしょうね全体の感覚みないなものなんですが、

   発展とか、近代化のレベルで言いますとここよりもっと遅れてたり

   ここと同じくらいのところは他にもまだあるんですが、こう、なかなか

  上手く説明できない、その感覚的なものが、しっとりしていて”雲南”は

  落ち着きます。

    ”雲南”自体も広いですから、それがまた、ここが好い、あそこが好い、

  というのはあるのですが、全体にあの、雲南省に入ると感じられる

  独特のものがあります。

    わたしのような者の場合は、ほぼ自分のそうした感覚を確かめるために

  こうした本や、映画や、さまざまな番組を好んで見ますが、

   一度も雲南の地を訪れたことがない方は、一体どんな感じをおもちなのかは

  分かりませんが、

   私の場合は大概一方的に”雲南”がどんなに好いかを他人にも

  薦めてます。

   春節もすんで、”雲南”にもそろそろ春がやってきますよ、

   それは、北国の春とは別の、おだやかなのんびりした春なんですね、

   菜の花が咲き乱れる、そんな景色を遠く眺めながら、

   半日くらいボンヤリしていたいものです。

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2009年2月 6日 (金)

小中高における外国語教育ーー「国際文化フォーラムNo81」ありがとうございます。

Kokusaifu  『国際文化フォーラム通信』お贈りいただき、

 ありがとうございます。

  この号の特集は

 「21世紀を担う子どもたちに身につけて

    ほしいもの」

 海外の小中高における日本語教育の目標を

  通して考える。

  というものでした。

  この号を拝見して、ひるがえってでは、

  日本おける外国語教育はどうなのかを考えさせられました。

   海外での日本語教育は、日本と同じようにほとんどの国がまず外国語教育

  と言った場合先ず第一に挙げるのが英語教育でして、それいがいに、

  たとえばお隣の韓国では非常に広範囲で日本語が選択でき、学ぶ機会が

  与えられています。

   一方日本では、そうして多言語に対応する体制が全くありませんので、

  そうして機会を得ることは殆どないと言っていいでしょう。

   その問題がひとつ。

   日本の外国語教育はどうしてもまだまだとりわけ学校での外国語の教授法

 が大分改まってきているとはいえ、試験の為の勉強法が多く、コミュニケーション

 手段としての言語に重きがありませんので、昨今いろいろ工夫されたり新しい

 小学校からの英語教育とか、高校での授業を英語で、といった提案がなされて

 おりますが、そういう提案がなされること自体がまだ、以前のそうした偏った

 教授法にあるという証明ではないでしょうか、

   ですから、日本では恐らく英語に限らず、この点を正さない限りどの外国語を

 どんなに教えても、試験が終われば忘れてしまう、外国語ですね、

  これでは何のために教育家分かりません、

  この点が二点目、

  といった具合に問題山積みの日本での外国語教育のお寒い状況をみていると

 一方でこのフォーラム通信でみる海外の日本語教育をもっと参考にしなければ

 いけない点が沢山あるように思えます。

   お贈りいただきました「国際文化フォーラム通信」は協会事務局に

   バックナンバーも保存してございます。どうぞ機会がありましたらご覧下さい。

   「国際文化フォーラム」に御礼を申し上げます。

                                   函館日中友好協会

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2009年2月 5日 (木)

帰省ラッシュ一段落ー中国お正月の帰省「春運ツゥン・ユン」09年

01135f224091_2 旧暦でお正月をお祝いする中国では、

 昨日が立春でしたし、まもなく元宵節

 を迎えます。

  前にもお知らせしましたが、日本と

 同じように年末・年始は家族と一緒に

 過ごそう、という人達の所謂帰省の

 為の移動がひと段落しました。

  かく交通機関部門は、そのための特別体制に、かなり早くから準備に入り

 その期間中はもとより、大変な人員を配置してその対応に当たります。

 この中国のお正月「春節」に客を運ぶことから「春運ツゥン・ユン」といわれて

 おります。

   中国側でもいろいろ発表していますが、その数字がどの辺に基準があるのか

 よく分からないのですが、まあ、荒く言って日本の人口を上回る数は確実に

 運ぶんですね。

  普段でも中国の列車はそうとう込んでますが、これが春節ともなれば長距離

 列車ほど込み合う、といった具合です。

  私もこの時期に中国で移動したことがありますが、大変でした。列車・飛行機・

 バス、全てが切符が取りづらくなります。まぁ自分の希望する時間の便に乗るのは

 諦めて、確か中国の元旦そのものは日本も同じでしょうが案外もう移動するのを

 諦めてるのか、その前に移動を済ませているのか元旦が取れますが、その前後は

 それはもう駅も殺気立っています。

01135z1r541 鉄道ですと、写真のように各駅その

臨戦態勢に入り、特別の人員と特別の

列車編成となります。

 これだけの人を安全に家族の元へ

 帰すその関係者のみなさんの努力は

相当のものです。

 なにせ凄い数ですので、日本の人口より多い数をこなすんですよ、並みではあり

 ません。それにこの人達の荷物がまた多いんですね。家族への土産やなんかを

 抱えてますから、これも凄いです。

   何はともあれ、この「春運」が無事終わって、交通部門で働く人達にご苦労さん

 といいたいです。

   その期間に運ぶ人の数は年を追うごとに多くなってきているようです、

  それは、旅行客も含まれていたり、コンピューターの導入などにより、切符の

  購入やその情報が事前に上手く伝わったり、出やすくなっていること、

   旅客車の性能が向上し、スピードアップが図られ、以前より多くの輸送を

 可能にしている、交通機関の発達、などがあげられます。

   今後一体どこまで増え、それに対応できるのかは分かりませんが、

   安全を支えている人達の苦労を思うと、大変です。

   それを支えた人達はこれからがやっとお正月休みでしょうから

   まもなく来る、元宵節(旧暦1月15日)をゆっくり過ごせればいいですね。

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2009年2月 4日 (水)

ウェディング写真は華々しく、-中国結婚記念写真事情、ウェブ版「私の見た中国」

 今月号、ウェブ版「私の見た中国」アップいたしました。

 今月は中国の結婚記念写真 「婚紗照片 フン・サー・ザォ・ピェン

 をどうぞご覧下さい。

33cb9bd42c82bac5cf1 中国の新婚さんの部屋に入ったりすると、

(まぁ~普通そんな経験はないですよね、

 一般には。でもそんな機会があれば)

 驚きますよ。部屋の壁にこうド~ンと

 デカイお二人のアツアツ写真がかけられたりしてます。これが

 デカイんです。等身大とも思える大きさで。普通の人がそんな写真

 等身大ですよ、等身大!撮るなんてことはないでしょうね、かつ

 その何てんですかね、こっちが顔を赤らめるようなそんな写真が

 何度も言いますがこうド~ンと。

908f9af99dec36a6441 で、まぁ一枚とは限りませんね、数枚こうセットで

 かけられてまして、ドキッとさせられます。

 それに、いろいろご事情もおありでしょうが、その

 化粧がきつくてご本人なんだか、別人なんだか咄嗟に

 判断がきません。

  なんと、お話しを伺うとこの写真撮影はそれは大変なようですし、

  費用もそれはそれはかけようでしょうが、凄い力が入ってます。

B49b92cfeba3c3f5541 日本でもその手の写真は撮りますよ、撮りますが

 まるで力の入り具合が違います。

 されに近年写真はご存知のように何でもできる

 んですね、どんな場所でもどんな風景も映し出せ

 ますし、お客商売の写真館ですから、ご要望とあればどんな時代のどんな

 場所のどんな服装のリクエストにも応じます。

Cbd4d27564afb53fe51 その要求もますますエスカレート、カメラの性能は

ますます良くなりました。

 凄いです。そんな中国の結婚時の写真事情を

 書きました。

  そんな様子を、どうぞ 『隗』ホームページ、今月号「私の見た中国」

  で、どうぞご覧下さい。

    いつもご愛読ありがとうございます。

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2009年2月 3日 (火)

2009年・中国テレビ・「春節聯歓晩会」に新しいスター、小瀋陽

 中国中央電視台(中国中央テレビ局)の年末特番、『春節聯歓晩会』を

 見終わりました。

  この番組よく日本のNHK年末『紅白歌合戦』と比較されますが、成り立ちが

 ちょっと違いまして。

  同じなのは、毎年年末、一回きりの特別番組であるということ、

  そうそうたるメンバーが次々と出演する点、放映時間がやたら長い、という点

  ですが、

  違うのは、中国のこの特番は、歌手だけが出演するわけではなく、また、

 男女に分かれて競うという方法でもなく、次々にビックスターが出て夢の共演

 といった感じの番組です。

  さて、今年の全体の話題はなんと言っても矢張りオリンピックが終わった

 ばかりですので、それが多く取り上げられてました。

  毎回私が楽しみにしているのは、笑劇。

  その中でもとりわけ、毎年出演して、毎年期待を裏切らない

 趙 本山の コントは、楽しみ。

  ここ数年、趙 本山と 宋 丹丹のコンビでのコントだったのですが、

  今年新しいスターが生まれました。

U3075p28t296d7724f8922dt20090126220 写真左の若者ですが、趙本山に助けられ

 ているところはあるものの、新しいスターの

 誕生を感じさせます。

 「不差銭」の小品コントですが、上手いですね

 楽しめました。

  今後またこの組合せが見れるのかどうかは分かりませんが、期待して

  います。

   もう一人は、魔術(マジック)で出演の、この人台湾の若者らしいですが、

U3075p28t296d7722f8921dt200901252_2  なかなか上手い演出と甘いマスクで今後人気が

 出るかもしれませんね、もっとも、私が知らないだけで

 もうそうとうの人気者なんでしょうが、

  マジックも以前も時折ありましたが、今回の彼

 劉謙 のマジックの設定は大仕掛けにせずに

 テーブルマジックですが、会話と、もって行き方が上手いので光ってました、

  あとはもう、それはそれは、つぎつぎに大物スターが登場しますので

  それだけでも、楽しめます。

  なにせ、歌手にしろ踊りにしろ沢山の方が出演しておりますので

  書ききれません。

   このほかにも、このあと、今度は軍の「春節晩会」とか、「文芸晩会」とか

  特番が続き、そちらも録画しましたが、まだ見切れてません。

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2009年2月 2日 (月)

 地書

 寒い朝を迎えました、空気がピ~ンと張りつめているそんな冷え込みです、

 春節が過ぎたばかりですから、こんなものでしょうか。

  函館は、今年は雪が少なく、路面も見えています。それでも冷え込みぐあいは

 相当で、それなのに、陽がさしています。

  どこか、中国の東北部の朝に似ているな、というそんな感じです。

  そこで、中国の朝の風景で印象に残っている、

  地書のことを思い出しました。

  中国語をやってる人でもこのコトバを知ってる人は少ないかも。

  地書 ディ・スゥーと よみます。

  文字通り、地面に書道をすると言って好いのでしょうか、

  夏の公園ではわりとポピュラーなんですが、冬でもいますね東北には

  凍てついた朝の公園で、公園のタイルかないか、地面に水を浸した

  筆を使って書道をしているそんな風景です。

   夏ですと書いた字はたちまち蒸発して見えなくなりますが、

  冬はそのままその字が凍り付いていつまでもそのまま、

  次の日行って見たらまだありました。

   これをする、大概は年配の男性が多いのですが、皆、

  字が達者でそれはもう上手いんですね、

  それでこう、漢詩の一節なんかをすらすら書いたりしちゃって、

  いかにも慣れてる感じでして、その周りにはまた沢山のギャラリーが

  いて、・・・・

   中国では、冬でも公園は人で賑わってますよ、

   そんな風景が思い浮かびました。

Di_shu

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