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2008年12月 4日 (木)

楽曲紹介 ④ 「蘇武牧羊」「春到清江」 揚琴独奏 12月8日コンサート、カウントダウン4日

  いよいよ12月8日のコンサート残すところあと4日、

 周囲が慌しくなって参りました。

  今日紹介の楽曲は、揚琴独奏の2曲です。

 ところで、私はこの楽器の独奏をキチンとそういえば聴いたことがないのです。

 勿論何度かこの楽器が演奏しているのは聴いてますが、独奏ではたしか

 なかったような、ある曲の途中で、長い長い独奏があってまた合奏に戻る

 そんな演奏を中国で聞いたことはあります、ですがこうして独奏2曲もしっかり

 聴けるのは楽しみです。

  しかも、演奏者 于 ユ さんは、この漢字 干と違いますよ、先が曲がりますね

  日本にもあります。ですが、あまり使いませんので見落とす人が多いようです。

  揚琴の腕前もそうとうのようです。

  そうそう、この楽器が今回の4つの楽器のうち一番大きそうです。そのせいでしょうか

  この楽器は楽器のみ先に梱包して送るらしいのですが、もう届いても良さそうな。

  それでこの楽器の送料がかかるんですねこれが。まあ、そんなことは皆さんには

  関係ないことですが。

   さて、楽曲の紹介です。

 「蘇武牧羊」 蘇武は人の名前です、後ろはこの人が羊を飼っていたと。

  で、この表題と同じ題で中国の人は必ず学校で習います、ですから誰も知って

 います。ですが、悲しいかな日本人は知りませんので、紹介しておきましょう。

  物語は紀元前一世紀です。漢の時代。このころは北からの匈奴(きょうど、教科書

 で習ったことがあるとおもいます)の攻撃にさらされていました。

  漢の皇帝は、蘇武を代表とした使節団を匈奴に地に赴かせます。

  まあ、いまでいう友好交流使節団ご一行の代表ですね。

  ところおが運悪く、蘇武が着いたその頃匈奴の地で内乱がおきます。

  まあ、いまでもアジアの各地でそんな状況があったりしていますが、

  蘇武は可愛そうに全然関係ないのに事件に巻き込まれ、拘束されちゃう。

  それで、彼は優秀なもので、匈奴としても彼が欲しくて、漢を裏切ってこっちに

  つくように、あの手この手の誘惑があるんです。これもいまでもありそうな、

  話です。ということは人間のやってることって紀元前から同じ?ことをやってるの?

   蘇武を取り込むために、先ずは甘い話が次々とそれはそれは高い報酬と

  高官の地位が約束されます。誘惑です。いろいろ手を尽くすんですが蘇武は

  なびきません。となると、次は急に憎くなってですね、体罰を加えます。

  これでもか!と。監禁。食事も与えない。雪を食べ、着ている服を噛んで飢えを

  凌ぐ。瀕死の状態にもかかわらず、まだ屈しない蘇武。その信念に敬意を

  払いやむなく釈放、殺すには惜しいほどの天晴れな信念の持ち主、かといって

  こんな優秀な人をもどしちゃうと敵として手ごわい、そこでまあ今のシベリアあたり

  でしょうか流刑とし、羊を飼う仕事を与えた。

   ここでまた物語りはいろいろあるんですが、先を急いで苦節19年、

  自分を流刑にしたその王も亡くなり、新しい王となりました、その新しい王は

  漢と友好政策をとることになり、漢の皇帝はこの間蘇武を忘れていたわけでは

  なく、直ちに蘇武を祖国へ迎える。めでたしめでたし。

   この何にも屈しない気高い気質と一途な信念が中国の人たちに受け入れられて

  います。

   やっぱり長いな中国の話は、一つ説明するだけでこんなになっちゃった。

  2曲目もしときましょう「春到清江」は、清江(河の名前)に春が来た、という題ですね。

  まずこの位置ですが、湖南省(広東省の上ですね、皆さんがご存じの桂林は

  広西壮族自治区なんですが、そのあたりから、ず~と長江・揚子江へ向かって

  流れ込む河があります)を流れ、洞庭湖にそそぐそのあたりの河辺の春が

  来るんですね。まぁどこでも春は来ますが、でも春の来る感じって少しずつ

  違うのは分かりますよね、洞庭湖は今のレッドクリフ(赤壁の戦い)のず~と

  先のほうの湖なんですが曹操軍は・・・

   余計な話しをしてるときりがないので、止しましょう。

  「春到清江」という一幅の古めかしい、絵をどっかの博物館だったか、美術館

  だったかで見たことがあるようね。それくらいこの地の春の様子は曲になり

  詩になり、絵にもなっているのでしょう。

   その情景を揚琴で表現してくれます、どうぞお楽しみに。

 Photo  本物の揚琴の音色と、技法を楽しみにしています。

 先にも書きましたがこの楽器なにせ弦の数が多いので

 その調弦だけでそうとうの時間がかかるらしいです、

 それとどの楽器もそうですが、弦楽器は湿度その他の

  気候がかなり影響されるらしく、

 函館は海辺の街で適度に湿度がありそうなので、

 楽器そのものには好いそうです。

  では、あと4日に迫りました、どうぞお楽しみに。

  

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