楽曲紹介 ③ 「一枝花」「賽馬」 二胡独奏曲 12月8日コンサート
わが家にある中国民族楽器のCDはすでに相当の数ですが、やはり好みも
あるのでしょうが、二胡が圧倒的に多いです。
それで、二胡のその数ある楽曲をみてると、重なっているものも相当あって
これって、二胡に合う楽曲ってそんなに沢山はないという証明でしょうか?
そのなかで、この上の二つはよく入ってますね、これともう一つ、
「二泉映月」(実はこの曲、第2部でやはり独奏となるのですが今回は
第1部の楽曲を紹介しておりますので上の二曲です)を入れて三曲は本当に
よくどの演奏家も入れてます。
ということは、それぞれにこれらの楽曲は演者の腕前を見せるには適当
ということでしょうか。
「一枝花」はなかなか情緒的であるのに力強い演奏で、もともとはスォ・ナァ
の曲だったというのを今回劉先生からの解説で初めて知りました。
演奏技量の面でもそれなりのものを持っていないととても演奏できないようで
さらにそれで聴衆を感動させるには、その上のレベルが必要と言うことでしょうから
どうして、なかなかこの曲を選ぶのは、自信があおり、ということでしょうか。
「賽馬」は平たく言ってしまえば、サイ・マーと読みますが、競馬のことです。
前の字は競う、競走するの意味で、馬ですから、競馬となります。
これもまた二胡の技巧を駆使して、馬が駆けるひづめの音だとか、馬の
かけるときのいななきとかを、二胡の弦をこするだけでなく、はじいたり、いろいろ
普段やらない技法を使っての演奏をして音を出します。
楽器一本で、モンゴルの草原を駆け抜ける数頭の馬が、息もあらあらしく
草原を疾走するその様子を、広大な草原に繰り広げられるその様子を楽器が
表現します。
これってきっと、この曲が演奏できるなら、聴いてるほうもさることながら、
やってるほうもこんなんが出来るなら楽しいだろうな、と感じさせます。
二曲ともCDで聴いてもなかなかの迫力なんですが、ナマで聴いたなら
いったいどんな、なの?
と期待させてくれます。
張 明 さんの演奏をとても楽しみにしています。
勿論独奏の他にも合奏でそれぞれの
楽器が一緒に演奏の曲もあります。
そちらはそちらでまた、
民族楽器の調和が楽しめますので
どうぞお楽しみに。
12月8日(月曜)芸術ホールの
コンサートはいよいよ迫ってまいりました。
チケットをお求め予定の方はそろそろ
お急ぎ下さい。
残席数を今計算中です、これで、残りが少なければ、発売完了となります。
金曜日5日、集計いたします。
プレイガイドその他外売りの個所でも、完売となりますと、チケットは
入手困難となりますので、どうぞ、お早めに。
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