中国 ・ 遼寧省 ・ 瀋陽市
12月8日、函館へコンサートの為にお出でになる中国からのお客様は
中国・遼寧省・瀋陽市から、いらっしゃいます。
そこで、基礎知識として先ずは、瀋陽市を紹介しましょう。
中国東北は3つの省でなってます。中国の「省」は日本の「県」にあたります。
遼寧省・黒龍江省・吉林省の三省。
それぞれ遼寧省は瀋陽市、黒龍江省はハルピン市、吉林省は長春市
が省都(県庁所在地)となっております。
遼寧省は、大連も抱えております。
瀋陽市は北海道・札幌市と姉妹都市です。
また、瀋陽市の位置はちょうど函館市と同じ北緯41度線上にあります。
瀋陽市は内陸ですので、以外に寒さ暑さが、函館より厳しいです。
よく、年配の方とお話しする時は、瀋陽市を奉天(ほうてん)と言って紹介
します。私にとっての年配の方ですので、それなりに、その方が通りが
いいことがあります。
観光地ではありませんが、年間相当の日本の方が訪れるのは、
大連・ハルピンを含めて、昔が懐かしいそうした年代の方たちの訪問先と
なっているからでしょう。
何度か訪問してますが、私が一番印象に残ってるのは、瀋陽の駅ですね。
旧奉天駅
ガイドブックでわざわざ駅を取り上げるような本はないので
話題に余りのりませんが、あれ、日本人の設計でしょうねきっと。
新しい駅(北駅)だったかな?が素晴らしいビルディングでそちらの
大きなビル。
上の写真の旧駅(今の現役ですが、殆どの主要な発着を
新駅に移行してるようです)は、そのうち取り壊されちゃうんじゃないの。
どっかで保存できないですかね。ついでですが、大連の側に旅順という街が
あるんですが、ここの駅も味があっていいんですよね、小さな小さな駅で、
大きなトラックがあれば積めそうですが、こちらも保存できないものかと、
思い願ってますが、そんなことにお金を出す大金持ちいないですかね、どこかに。
さて、この瀋陽市は重工業都市として多分今もあると思います。
大きい街です、人口恐らく700万人に近いのではないでしょうか。
意外?なのは、北のこうした街にも少数民族の人たちがいて、
満州族とか、朝鮮族はもちろんのこと、シボ族という人たちにあったな。
近代史で突然歴史上にこの街その名を馳せますますが、
張作霖の息子、張学良の私邸や、この街にも北京と同じように故宮が
あることは意外に知られてませんね。
この故宮は、清の時代のものです。ヌルハチが住んだという、故宮は
同じように(北京と)大政殿があり、小ぶりではありますが、それなりに
見ごたえがあります。
小ぶりではありますが、丁寧にみてると結構な時間
がとられて、約束に時間に遅れた想い出がある、
そんな故宮と、ここを出てすぐの通りに、果たして
時代がそんなに古いのかどうか、古めかしい建築が
連なる通りがありまして、そこはいにしえの時代に
いるかのような錯覚を与えてくれます。
SLファンには蒸気機関車陳列館もあります。例の?「あじあ号」がど~と
いるらしい?ということで実際には行けなかった。
瀋陽飛行場は国際空港ですので、韓国や日本からも便がありますが、
残念ながら数年前まであった、札幌→瀋陽便は、今はなく、
札幌→大連に変わりましたので、今回のお客様も、瀋陽から大連のでて
大連→札幌(千歳)便でいらっしゃいます。
また、数日前まで、劉 剛教授(今回の引率者)は、瀋陽市にある、
日本領事館に足を運んで、漸く、ビザもおりたようです。
チケットも手配済みです、
あとは4人の演奏家は、只今来日を控え、猛練習中です。
あと、25日!愉しみですね。
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