レッド・クリフ 見てきました。
まあ、一応周りが騒いでいるので見に行ってきました。
これに限らずですね、「三国志」を題材にしたものは、つまるところ
映像や他のものにした時に、原作からどれだけそぎ落とすかの努力
なんですね。
なんせ、原作が全てを語ってますので、あとは味付けと、何処をどう
とりあげて、それをどう表現するかの技を見に行くわけですが、
今回のこのやり方はちょっとなぁ~、
今回上映のこの後ろがそれこそ「赤壁の戦い」のクライマックスでして
その前っかわのところを、多分全体を説明する為に相当用心深く
曹操と迎え撃つ側の仕立てを描いて、あれ?もう終わり??
って気づいたら2時間以上にもなってるし終わるよな、映画だし。
どうもしっくりこない。
ながいながい、予告編をお金を出して見せられたような
そんなしっくりこなさ。
いっそ、この歴史的物語を知らないで見たらこれって好いのかな、
それだとそれで、全体を把握するのにそうとうエネルギーがついやされて
筋を追うだけで終わっちゃわない。
結論、「三国志」は結局、映像とするにせよ、新しく何かゲームの
ようにするにせよ、この点が避けて通れない。
時間の長さをどう処理するかですね。
映画もいろいろですね。映画の中の1時間が1時間
というリアルタイムのやつもあれば、2時間の映画でその人の一生を
描く5~80年くらいのやつもあれば、2世代に渡る100年越しのも
あれば、途中ちょっと細工してフェーイドアウトなんかもしえ、一気に
数年あるいは数十年かせぐやりかたもあるにはあるんですが、
「三国志」がややこしいのは、長い長いその物語の濃密な中身ゆえ
上手く時間を飛び越えれない、というところにありますよね。
総じて、この映画の感想は、肩透かしを食らった感じ。
後半の総集編を楽しみにしましょう。
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コメント
三國志好きの私ですので是非見たいと思ってましたが実際に一人一人が物語を背負ってるのでハリーポッターやスターウォーズ以上のボリュームになるはずです。本当に総集編がポイントですね。コンサートが好評です。音色を通してそういった歴史を感じて欲しいです。映像より中国の広大な世界観を感じるはず
投稿: 妙見 | 2008年11月10日 (月) 10時14分