『 知ってるようで知らない 民俗音楽 』 今週読んだ本
民俗音楽に関する本を選って読んでます。
泥縄かなあ。
知ってるつもりの中国の民族楽器にしてからが
いろいろ初めて知ることがあって、勉強に
なります。
それが世界の民俗音楽楽器ともなると、多いですよ。
民族の数ほど楽器があるわけですよね。いや、一民族・一楽器
とはなりませんから、それより多いか。
で、私の守備範囲は中国なんですが、これがまた、民族も多いし
歴史も永い、となれば当然その種類も多い。
かつ、伝承しますので、各国いろいろ似た楽器もあります。
今回、12月に中国からお呼びした演奏家達の楽器は
二胡・揚琴・琵琶・古筝 の 四つ。
二胡はつとに有名で、中国独特のものといえますが、これとて
古代では「胡」という字が使われているものは大概西域から伝え
れれたものですね。また、二胡は音域も広いし、奏法も豊富で
何でも弾いてくれます。流行歌だろうが、クラッシクだろうが、なんでも
ござれ。そしてあの独特の哀愁を帯びた音は魅力的です。
揚琴の澄んだ音も、人々を魅了します。ただ、この楽器がメインで
奏でられることは多くなく、大概は脇役としてその位置があります。
琵琶は日本の琵琶とは大分離れています。ばちは使わず、付け爪
で奏で、かなり早い激しい曲もこなします。どうしても日本のみんさんは
あの平家琵琶のイメージが強いですが、あれとは大きく異なると思って
下さい。
古筝は日本の琴の原型のようなものですが、オリンピック開会式でも
登場してました。実はこの楽器こそが中国でも歴史が長く、文人の教養
としてもありましたので、三国志の各シーンでも登場します。
この本は世界中の民族楽器を一度に取り上げてますので、どうしても
中国の楽器の部分ももう一歩突っ込んだ解説が欲しかったのですが、
しょうがないですよね、世界の民族楽器を相手にしていたのでは、そんな
何かだけ詳しく述べるなんてことはできないですから。
次回は、 もっと詳しいのに期待しよう。
知ってるようで知らない民族音楽おもしろ雑学事典
買ったきっかけ:
中国民俗音楽楽器を調べる
感想:
世界の民族楽器の勉強になった
おすすめポイント:
民族楽器に興味のある人は一度どうぞ!
知ってるようで知らない民族音楽おもしろ雑学事典 著者:星川 京児 | |
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