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2008年4月29日 (火)

中国・山東省 の 列車事故

 昨日 未明の中国鉄道事故は、日本の報道はいつもそうですが、

 中国に限らず、世界中で起きた事故の取扱が、今回の事故も

 乗客の中の負傷者に日本人がいなかった、ということで、扱いが

 違うのが気になります。

  先日、このブログで、中国鉄道の話題を書いたばかりでした。

 

  事故を起こしたこの列車は、北京→青島 を結ぶ列車で、

 手元の時刻表で確認してみますと、

  T195号と呼ばれるこの列車は北京が始発でして、

  夜8時頃に北京を発ち、割と朝早くに青島に着く

  という、夜を駆けての列車で翌朝は青島へ着きますので

  旅行客というより、中国の人が利用する列車の一つです。

   距離は北京→青島間が 890キロメートル

   停まる駅は、夜をかけて走るせいもあって、そう多くは

   なく、北京を出て、天津→徳州→済南→淄博→高密→青島

  といった、数しかないのと、この辺りは山も少なく、平らな

  地形の部分をただただ走る、そんな所です。

    何度かこの線にも乗りましたが、山東の平野部を走る

  列車は、車窓の両側は見渡す限りの畑で、それも、

  車窓の右側は日本の ××商社が、左側は ○○商社が

  走れども走れどもある畑全てを日本向け野菜を作らせている

  ような広大な平野が続きます。

   私が訪れたのは済南は、山東省の省都(県庁所在地)で

  大きな街です。そこから更に百数十キロのところに中国の

  文学作品で「聊斎志異」というのをご存知の方は、その作者

  蒲松齢の故居がある街、淄博を訪れ、その時は各駅停車

  のような遅い列車でこのあたりをうろうろしていたことが

  あります。

    まあ、事故はどんな場所でも起きますが、割と単純な線ですし、

  夜にひたすらそうした場所を駆け抜ける列車ですので、言われて

  いるのは、スピードの出しすぎによる脱線ということです。

    確かに平常このあたりは、時速80キロぐらいのスピードで

  駆け抜ければいいものを、事故当時の列車のスピードが発表

  のよれば、131キロということですので、

   スピードの出しすぎによる脱線に加えて、もう一両の列車が

  それに運悪く遭遇、その列車に突っ込んだということで被害が

  さらに多くなった模様のようです。

    北京オリンピックまで 明日で100日。

   オリンピックに限らず中国は、ここ数年本当に凄まじい

  ばかりの勢いで、変革を遂げようとしています。

   スピードが求められ、何もかもが、より速く、が

  至上命令のようです。

   どの国もそうした時期があるのは避けれないのでしょうが、

  それでも、やはりあまりに急激なそうした速さ至上主義は

  どこかに無理があるように思います。

   今日辺りの中国のこの事故に関する報道を見ていると

  すでに、事故の復旧が素晴らしい速さで修復できたことを

  謳っていますが、ここでもやはり速さが、強調されています。

   もっと、速さより確実なものが必要な部分は、速さばかりで

  なく、確実さも大切だということに、声を上げて貰いたいものです。

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