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2008年3月 1日 (土)

『蛋白質ガール』 王 文華、台湾の今

  蛋白質ガールが、大陸で出版されたのが、本の奥付

  によりますと、2002年だそうです。

   私がこの本の評判を聞いたのは、やはりその頃で

  しょうか。

   先に中国語(台湾出版版)を手に入れたのは、

Tannpakusitu でも、どこか大陸の飛行場の書店で

機内に入る直前、活字中毒の私は

 何かしら本がないと落ち着かないので

 この本を手にしてすぐに、

  コレが、アレか・・・と思って買い求めたのは一昨年

  くらいでした。

   今週読んだ本は、この翻訳本。

Tanbaizhi_2 翻訳本を読んで初めて分かったことが

 沢山あって、

  改めて、もう一度、原書のほうも

 読んでみました。

  台湾のトレンディな部分を多く描かれて

 ますので、こうした文学はその都市の様子と、そこに

 暮らす若者の今が少し、基盤になってまして、そこが

 分からないと、私が最初に原書を読んだ感想の

 ように、ただ表面的な意味しかとれてませんでした。

   大体、原書を読むスピードは私の場合はかなり

 遅いです。

   それなのに、読み取れない処が多いのは、

 その文化を理解してないからですね。

   これは、とりわけ現代文学では必ず含まれる

  問題です。

   実はこの本を読み終わっての感想は、

   まったく別なのに、日本の小説『電車男』の

  中国語版を読んだときの感想に通ずるものが

   ありました。

   これは逆のパターンですが、恐らく台湾や中国で

  あの『電車男』の翻訳本を読んでいる、日本文学

  ファンの人たちに、あの本に書かれているどれ位が

  共有できるのでしょう。

   同じように私には、せいぜいがそのストーリーは

  終えるものの、この『蛋白質女孩』の伝えようとした

  ”気分”は、なかなか伝わらないのです。

   でも、これは、言語だけでの問題ではなく、

  その時代とその場所を確実に共有していなければ

  分からない何かなのでしょう。

   そうしたところにこそ、本質が隠れているとする

  なら、それを自国以外の人に違う言語で伝える

  作業はとても大変だということが分かります。

   凄いですよね、翻訳家の仕事って。

  

蛋白質ガール

買ったきっかけ:
台湾は勿論、大陸でも大ヒット、ベストセラーとなった本を読む。

感想:
注釈がたくさんついてまして、台湾のトレンディな場所や物が、やたらたくさん出てきて、感心させられます。

おすすめポイント:
どの国もそうですが、若者文化が時代をリードしているとき、そこにあるエネルギーをつかまえ、表現するのは楽しくもあり、大変でしょうね。台湾の”いま”が伝わります。

蛋白質ガール

著者:王 文華

蛋白質ガール

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