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2007年12月14日 (金)

外国文学を 読む こころえ

 留学生とのやりとりの中で、日本語のかなり達者な一人が、日本文学は難しい

という。なるほど、わたしも賛成ですね。日本文学はちょっと外国の方には難易度

が高いです。わたしも、本が好きで、中国の小説を読みますが、翻訳本の時と、

原本の時があります。翻訳本が、原本よりも更に難解、なんてことも有るんですね、

これは、訳者との相性のようなものもありますので、どうしょうもない部分です。

 最近読んだ日本文学と言うことで、夏目漱石を読んでいるそうです。

Men  中国語訳本でご覧になってるそうです。まあ、そのほうが無難でしょう

この本、そこそこに難解です。ストーリーそのものは、そう難解では

 ありませんが、話のもって行き方が、それなりに、夏目作品を有る程度

 読みこなしていないと、ちょっと・・・。

 それに、別にどれを読みなさいという指導を受けていないようですが、もし、相談

 する人が傍にいるなら、相談してですね、「それから」から読んで貰いたかった。

  この「門」をいきなり読みはじめたわけではないでしょうが、

  次に手にしたのが「心」ですと、矢張りちょっと大変ですね。

Kokoro  日本でも小中学校でこの本を、読ませて感想文を書かせたりする

 学校も有るようですが、それはちょっと無謀でしょう。

  中学でこれらの本を理解する必要はないし、理解は無理ですし。

  また、文学と言うのは、その作品が単独でそこに存在するわけでは

 ありませんので、時代の要請だとか、時代の息吹といったものも

 あっての、作品ですので、できればその国のその時代の文化を多少知りえないと

 なかなかストーリーのみの良し悪しでは決められないものがあります。

  この2冊、翻訳本で見ているとはいえ、どうしてなかなか大変ですね。

  全く逆に、私がみている中国本にもそういうことがきっと言えるのでしょうね。

  私の感想は、中国の人にとっては全くのお門違い、ということだってあるんでしょうが

  それは、その程度の理解と言うことで、理解不足といえばそれまでですが、

  どうでしょう、なかなか同じレベルで理解するのは・・・・・

   相当大変なんでしょうね、きっと。

   だから、わたしは外国の人が読む、外国文学はそういうレベルで構わない

  と思ってます。まあ、理解を助けるなにかがあればそれに越したことはないですが

  どう頑張っても、字面の意味を追うだけで結構大変なんですから。

   もっと、こう心理描写よりも、ストーリー展開に重きがあるような、そんな作品

  だと、簡単だと思うんですね。

   中国でも最近は 村上春樹 の作品とか、吉本ばなな の作品が次々と

  翻訳され出版されています。そうした作品群のほうがラクでしょう。

   ただ、日本人も余り読まなくなったこうした古典のなかの優れた作品に

 目を付け、外国の人が読んでくれるのは嬉しいですが。

  この2冊の本の、その留学生の感想は、登場人物に感情移入するのが

 大変難しい、という問題と。作者の意図する、この小説の意味が理解し難い

 という、感想でした。

  この感想だけ見るなら、日本人が読んだその感想と大きく変わるところは

 なく、まったく的を得ていますが、同じ難しいと感じるこの難しさに差があると

 思うんです。

  こんど機会があったら、私が読んだ中国小説の感想を聞いて貰って、比較

 して貰いたいのですが、大分以前にもそれを試みたことがあるのですが、案外

 留学生と共通の読了した本が少ないんですね。あまり小説好きがいない、

 と言うことでしょうか。中国も古典、となると、あまりに古典すぎて、なんせ歴史が

 長いですから、古典も古典、誰も知らない時代の小説だったり、現代小説だと

 共通の作家がなかなか見出せないという苦労がありますが・・・。

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