中国人研修生制度の問題 2
どんな時にも、名前って大切でして、その名前から受ける印象は相当その名に
影響を受けます。ですから、日本では此処のところ何でも外来語にしておけば
なんとなくイメージがいいかな、という感じで、定職に就かないことをフリーター
と呼んだりします。
研修生といいますので、なにやら技能研修に来ている人で研修生と呼ばれてます
が、どの程度の技能かは、問われていないので、本当の単純労働は駄目だが、
研修ならいいだろう、というのがこの制度の目玉です。
来るほうの中国の人たちにとっては、研修目的よりも、日本へ行って仕事?が
できる。イコール、お金になる、というのが魅力です。
受け入れる側にとっては、何よりも人手を必要とする部分で、すでに日本の人が
特に日本の若者が担ってくれないような部分を、外国の人が日本へ来て、担当して
くれて、尚且つ賃金面で日本人を雇うより数等安価に押さえる事ができるとなれば
問題は言語や、習慣の部分だけで、研修生としてやってくる人たちは皆若いので
技能的は全く問題ありませんし、若いというだけで体力と機敏さから、相当の助けに
なっていると思います。
両者の思惑が一致する部分が多く、互いに得るものもあり、それを研修生という
名前で受け入れているのが実態です。
日本の先進的な技術や、処理方法を実際に日本に来て体験し学べます。
受け入れる方にとっては、願ってもない若い労働力が安価に手に入ります。
とするなら、問題は、言語と・習慣と・考え方などが途中にあるだけのようですが、
長期間(数年)日本に滞在するこうした研修生が、日本に来て、会社と寮の
往復だけで過ごし、まったくそれ以外の日本を知らないで帰国するのは何処か
勿体無いように思います。
こうした点をどうするかは、今後、研修生を受け入れている、地域を含めての
問題になると思います。どう、地域で一緒に抱え、地域ごと受け入れることが
できるかを模索してゆかないと、ただ、地元に企業に相当数の研修生が来ていて
各企業では大人数でなくとも、地域単位で見てみると、その地域に占める相当程度
の数になったとき、考えるのでは遅すぎます。
今からその準備をしておいたほうが良いと思います。
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コメント
中国人研修生を募集したいですがよくわからないですので教えていただけないでしょうか?
090-3438-5770
投稿: 栄泉㈱ | 2010年4月 8日 (木) 03時57分