『 中国たばこの世界 』
『中国たばこの世界』 は、なかなか勉強になりました。
ヒマですのでよく、本を読みます。今日はこの本を読み終えました。
私自身はたばこは吸わないのでが、中国を旅していると、中国の人
の喫煙率が高いのが気になります。
中国の庶民の嗜好品と言えば、「煙草、酒、茶」だそうです。
中国における煙草の歴史は以外にも、そう永くなくて、酒やお茶には歴史的には
かなわないのです。ですが、煙草は、その楽しみ方が普通に 吸う だけではなく
嗅ぐ というのがあります、嗅ぎ煙草です。更に 噛む というのもあるのだそうで、
実はこの嗅ぐ煙草の文化が一時中国で大変盛んになりまして、そうしますと、それ
に付随した文化が発展します。嗅ぎ煙草は、それを入れる容器が工芸品としても
すぐれていて、今では勿論骨董ですが、このコレクターもかなりいます。
見ていても美しいものもあり、私も何個か買い求めました。勿論実用ではありません
ので、ただ、飾って喜んでるだけですが。
この本はその中国での歴史、中国切手のデザインに現れた煙草、煙草に関する
諺、煙草に関する詩、など
普段予想だにしなかった切り口での、中国文化史が読めました。
毎回旅行に行くたびに、吸わないくせに、タバコのパッケージがそのものが
楽しくて、買い求めてくるうちに、恐らくもう60個を越してると思いますが、
日本にはこんなに煙草の種類ないですよね、なんでこんなに沢山種類が
あるのでしょう。
愛煙家にとっては、辛い時代に入りましたが、中国でもその傾向はありますが、
でも広いですからまだまだ。
それと、中国の人たちのあの煙草を吸うときの不思議な習慣についても
触れておいて欲しかったですが、いろいろ勉強になりました。
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