年々少なくなる、身元判明者(残留孤児問題)
「残留孤児」という、この言い方に少しく、違和感がありますが、
もうこれで、定着した感がありますので、このまま、
今年新に残留孤児と認められた数が、4人、
2005年以降は身元判明者 ゼロ、
過去最少の記録を更新続けている、という報道です。
ですが、これは、一方で至極当然のことでして、増えたら
おかしなもので、減っていくのが普通ですから、このことを前面に押し出して
減った減ったと騒ぎ立てることには何の意味もないと思います。
残念なことですが、時は待ってくれませんので、
今年来日されて4名の方が運良く身内の方とめぐり合えるのを願うのみです。
この記事に関連して、この問題を考えるときいつも思い出す本があります。
多分この本もうすでに、絶版となっていて本屋さんでは手に入らない
とは思いますが、ジャーナリスト 大谷昭宏 さんの書いた
『春美16歳の日本』
この子も今はもう30代になっていることでしょう。
2世の子がすでにこういう年代に入っているのですから、時の経つのは
本当に早く、
その意味でも、最初の新聞記事の 此れまでにない少ない数は
そうした点からおしても、全くしょうがないことと言えます。
戦争というのが、それをしている最中は元より、
終わった後だってこんなに悲惨な思いを人々に与え続けるということを
機会あるごとに思い出し、訴え続けるべきでしょう、
「平和」の大切さが、軽んじられてきはじめているような昨今、
「平和」どれほど大切かを「平和」の時代にあってこそ考える
そいう時代に今あることを、考えさせられる 新聞の 4人の方の
お写真と経歴でした。
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