「なにかお奨めのお茶ってあります?」って訊かれるんですが、あります。
プーアール茶を奨めてます。普洱茶こんな漢字を書きます。プーアールと
読みますから、音は同じです。
このお茶、最近ではようやく其の名を日本の方も多少知るようにはなりました
がまだまだ、知らない人も多いようです。
発酵の度合いが、強いお茶なんですね、ですんで、ちょっと発酵の段階で茶葉
についた香りや味にクセがあります。このクセ、がなかなか好きになると止められ
ませんよ。それに、味わい深いものがあります。是非一度本物をお試しを。
「普洱市という街があるのを知ってます?」と訊かれて、知らなかった。
ところがあとでよく調べてみると、なんとこの市は出来たばかりで、所謂改名
で「普洱市」になったんじゃありませんか!!
もとは「思茅市」と言ってた。な~だそんなら知ってますよ。何日か滞在した
こともあります。中国雲南省の「シーサンパンナ」というこれはもう中国らしからぬ
名で判るように、少数民族のたくさんいる地域なんですね。
余談ですが、北海道の地名も漢字こそあててはいますが、とても日本語とは
思えない地名が多数あるのは、これもやはり、アイヌの人たちの読みに漢字を
そのままかぶせているからなんで、中国も同じでして、其の地の少数民族の地名
にその読みをそのままに、漢字をかぶせます。
で、このあたりの地名はシーサンパンナをはじめ、そうしたものが多いです。
お茶の話を少し急ぎますが、この当たり、茶畑がひろがり、かなり古くからお茶で
栄えたようです。
ご存知でしょうが、茶葉自体はそう種類があるわけではありませんで、摘み取った
茶葉のその後の処理の仕方によって、お茶は種類が分かれるんですね。
熱処理をすると、色々好い点があって、熱で処理するんですが、その加え方
処理したあとの、乾燥の仕方などにより、茶はいろいろな名で呼ばれます。
プーアール茶はおそらく、本当に最初このお茶ができたのは偶然みたいなもの
でしょうが、その失敗作のようなお茶を勇気をもって飲んだ人は偉いですね。
そのあと、この少し変わった味を面白がる人たちは、さらにそれを発展させ、
一つの新しいそれまでにない、お茶を創り上げました。
それが普洱茶なんですね、こんな色をしてまして、お茶葉からイメージする
緑色ではありません。でも、それって烏龍茶もそうですから別段そう抵抗はない
とおもいますよ。
このあたり思茅市(今の普洱市)あたりは、少数民族が多くて、この民族毎に
また変わったお茶があって、旅行に行ったとき、とても面白かったのを覚えて
います。今もあるのかな?あって欲しいですけどね。
プーアール茶は其の中の一種で、一躍有名になり、ここ数年値上がりが続いて
まして、中国国内でいま火がついてます。北京でこの間の旅行の時覗いたら
お茶屋さんで、相当値上がりしてました。
このお茶、飲んだあとの、後味がいいんですね。
飲み飽きない、というか。
実は日本では、このお茶の利尿作用に注目が集まり、一時期
ダィエットのために飲むお茶として、入ってきていましたが、それよりも
味で勝負したほうがずっといいと思いますよ。
お茶は、どのお茶も健康に好いのは決まってるんですが、ダィエットに
しろ、何にしろ、たった一回飲んだからどうなるというものでもなく、飲み続け
なくては駄目ですね。
人間、毎日、人それぞれですが、必ず水分補給はします。
水分は人間にとってとても大切なものです。
「今どき、水道水を飲んでる人はいないでしょう」と言った、某大臣もいましたが、
なかなか水道水をとり続けるのは逆に難しくてですね、どうしても何か味が
あったり、口に心地よいものであったり、毎日摂る水には工夫が必要です。
そんな時、缶コーヒーやジュースの類ばかり口にしていたのでは大変です、
当分や他のものも一緒に摂取してしまいますから、そちらの方で偏りができて
しまいますから。
ですので、美味しくて、毎日毎日摂取しても身体に影響のない、影響ないどころか
身体に好いものを、飲料として習慣づけとくのがベスト。
その点で、お茶は他の追随を許さない、素晴らしさがあります。
お茶は更に種類も多いですから、その中から自分にあったものを見つければ
あとは、毎日毎日多量に取ったところで何の心配も要りませんし、逆に毎日
とるように努めたほうがいいんです。
プーアール茶はお奨めですよ。ただし、是非ペットボトルのそれではなく、
先ずは本文を一度お試し下さい。
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