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2007年5月19日 (土)

ウダツが上がらない亭主 について

 5月13日 講演会でのお二人の先生のご講演は、如何でしたか?

 お二人のうち、先に講演された、北原安門先生の お話を 少し、

 先生は「中国の民居」を写真に数多く撮られていて、大変貴重な

 コレクションをお持ちです。

  一般に、中国へ旅行に行かれるその殆どがツァー客でして、

 大都市を回り、名所旧跡地を見、風光明媚なところを回る旅行が

 殆どです。旅行とはそういうものかも知れません。

  ですので、先生のように田舎に入り、さらにその地の人たちが

 暮らしているその実際の住まいを訪れる機会は少ないので、大変

 貴重です。

  次に、こうした所謂一般の住まいは、そこに住む人たちにとっては

 余りに日常過ぎて、それを改めて見直すということは無く、ましてや

 写真や記録に取っておくということは、ですので貴重です。

  ですので、先生の写真は、勿論商業ベースにものりません。また

 系統立ててそれを記録する人は少なく、余り見られないものです。

  で、「住まい」というのは相当その民族・地方の「文化」を凝縮した

 ものでして、生活様式が住まい方を決定し、住まいが変わればその

 暮らしぶりも当然変化します。「住まい」はその時代、その地方、その

 民族の「文化」を代表し、垣間見ることができます。

  我々の現在の暮らしが、以前と比べ相当西洋化し、畳の部屋もなく

 なりつつあり、仏間といったものも、無くなりつつあり、薄暗いトイレは

 当の昔に昔になくなり、台所はいつでも捻ればお湯が出るようななりました

 家中が蛍光灯で明るく、誰もが個室を持つようになってみて、私たちの

 暮らしぶりは大きく変わり、便利になりました。

  便利になると同時に、我々が失ったものも大きいことは誰もが今気付き

 始めています。

  それは、住まい方の変化と時を同じにしています。

  さて、北原安門先生のご紹介いただいた、お写真の中に、先生は

 軽く触れておられましたが、中国のある地方には、最初は防火用として

 のちにはそれが装飾用ともなり「うだつ」と呼ばれる、建築の梁の上に

 さらに付け加える様式のものを紹介されておられました。

   これが、最近でこそ使いませんが「うちの亭主はウダツが上がらない」

 (出世しない)の語源です。ウダツが上げれる様な家は財力があったので

 しょう、ウダツが上げれない、は貧乏を意味しています。

   暖簾も、中国からでして、もともとはこの字の示すように、中国東北地方

 では、暖房用として、今でもありますが、布団のような厚い綿の入ってものを

 出入り口に下げ、室内の暖かい空気を逃さないようにしてあります。ですから

 暖かいすだれ、なんですね、中国読みで、ヌァンリェンとよみ、その読みも真似

 て ノレン といっているように。

  わが国とお隣の国の文化交流は当然古く、いまでも我々の文化に深く沁み

 こんでいるわけです。

   北原安門先生のお話は、「中国の民居」を写したスライドで、私たちに

 そういうことをおっしゃりたかったのではないでしょうか。

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国交正常化35周年記念講演会

投稿: | 2007年5月19日 (土) 16時58分

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